オ・ユラ(演者:BoA クォン・ボアさん 권보아씨)から大金を渡されて、カン・ジウォン(演者:パク・ミニョンさん 박민영씨)を殺害するように指示されたパク・ミンファン(演者:イ・イギョン さん 이이경씨)。
彼は、自分でそれを実行するのではなく、妻のチョン・スミン(演者:ソン・ハユンさん 송하윤씨)経由で彼女の父親チョン・マンシク(演者:ムン・ジョンデさん 문정대씨)に金を渡してジウォン殺害計画を実行させたものの、ユ・ジヒョク部長(演者:ナ・イヌ さん 나인우씨)が危機一髪のところで身を挺してジウォンを助けたことで殺人計画は失敗しました。
襲撃に使ったダンプカーと衝突したユ・ジヒョクの自家用車を残したまま、殺人未遂の現場から逃走したチョン・マンシクは娘スミンと愛人のペ・ヒスク(演者:イ・ジョンウンさん 이정은씨)が待機していたのホテルの部屋に戻ったものの、娘のスミンだけを残して愛人のぺ・ヒスクと二人だけでホテルからも逃げ出してしまい、一人残されたスミンは「今度もまた父親に捨てられた!」と半狂乱で泣き叫んでいました。
カン・ジウォン殺害計画が失敗したことを知ったオ・ユラは、パク・ミンファンをチョン・スミン親子が待機しているはずのホテルに向かわせますが、上記のように すでにそこから実行犯の父と愛人は逃げ出していて、スミンだけが泣き喚いていたわけです。
オ・ユラの実力を信じているミンファンはスミンを落ち着かせようとして、
「しっかりしろ、なんとかなる。あの人(オ・ユラ)がいるだろ。俺たちとは別次元の人間だ」
…と説得します。そして、”何か聞かれても、全て知らぬ存ぜぬ、事件にかかわる現場にはいなかった”…で押し通せ と、言い含めたのでした。
事故で意識不明の重体になっていたユ・ジヒョク部長の意識が戻り、退院後も彼の世話をしていたジウォンは、職場に復帰するなりキム・ギョンウク代理(演者:キム・ジュンヒさん 김중희씨)から”隙あらば休暇を取って、やり放題だな”…と嫌味を言われていましたが、そこへヤン・ジュラン課長も職場に戻って来て、ジウォンをはじめとする社員たち皆が喜んだマーケティング部でした。
しかし、喜ぶ社員達の中でただ一人、パクミンファンだけはカン・ジウォンの姿を見て驚いていました。
そしてすぐにオ・ユラに電話連絡を入れるミンファンです。
会議中だったオ・ユラが人払いして「何?」と電話に出るとミンファンは、
「何度も連絡してたのに。ジウォンが平然と出社した。何がどうなってる?」とユラに質問します。その問いかけに対してユラの方は、
「ジヒョクが退院した。だから(彼女は)出社したの。”何もするな” と言ったでしょ。彼女(ジウォン)はどう? つかみかかって怒鳴るのは簡単だけど、我慢を覚えなきゃ貧しいままよ。あとでジムに来たら? 身体を動かせば気も紛れるわ」と、ミンファンの慌てぶりも”どこ吹く風”というような感じで、すぐに電話を切ってしまいました。
「ムカつく言い方しやがって」と腹を立てるミンファンでしたが、オ・ユラの方でも
「低俗な奴らと関わりたくないけど、私がやらないとダメね」と、全てパク・ミンファン任せにしたことがカン・ジウォンの殺害計画が失敗した原因だった…と分析していました。
そんなユラに部下が「夫婦が見つかりました。”怖くて身を隠した”と(言っています)」と報告をします。そこでさっそく夫婦に電話を入れるオ・ユラ。チョン・マンシクが電話に出るなり、
「捜すのに苦労しました。なぜ雲隠れを?同じ船の仲間なのに」と問いかけるオ・ユラに、
「あなたは ともかく 娘のことを信じられなくて」と、モロに”おまゆう”な返事をするチョン・マンシク。 そんな彼に対して猫なで声を出すオ・ユラは、
「私は見捨てたりしないので ご安心を。しばらく中国で過ごしては? 上海は素敵なところですし…、杭州や蘇州へ行って海水浴も…」などと勧めて、実行犯の二人を口封じするために国外に密航させようと企んでいました。
一方 会社に出てきた ヤン・ジュラン課長とカン・ジウォン、そしてユ・ヒヨンの3人は社内のエレベーターでパク・ミンファンと出会っても気にすることなくやり過ごし、3人仲良く休憩室で近況報告をしていました。
聴けば、ヤン課長はとうとう夫の浮気現場に踏み込む決心をしたようで、
「今夜 家に踏み込むわ。通報したの。姦通罪で捕まえる 」とジウォンたちに打ち明けます。
「あの人、私の入院中に 女を家に連れ込んだの。だから "今日から入院" とウソを。本当なら車載カメラで浮気現場を押さえられたのに 、故障なのか映らなくて。警察は音声だけじゃ証拠不十分だと」とヤン課長が言い、ジウォンが
『映らないですって?』と聞き返すと、ヤン課長も
「変よね…」と返した後で、
「ここまでしたくなかったけど。覚悟を決めて、今日、ドアのカギを壊してきた」と告白しました。
すると、ジウォンの脳裏には、1度目の人生の最期の日、胃がんで入院していた病院を抜け出し、ミンファンとスミンが浮気をしていた自宅に帰ったときにドアのカギが壊れてロックされていなかったことを思い出しました。
この記憶がヤン・ジュラン課長の未来に重なることを心配したジウォンはヤン課長に同行することの許してもらうのでした。
夫を姦通罪で捕まえるために警察に協力を依頼したヤン課長と付き添うようにやって来たジウォン。 車の中で待機していると、ヤン課長の夫の浮気相手の女性が何か荷物を持って車の前を通り過ぎて行きました。
警察官は今から10分後に現場に突入することを確認し、そして時間が過ぎるといよいよカギを壊しているドアから4人が浮気現場を押さえるために部屋に突入しました。
最期にドアを入ったジウォンは、自分が殺害された日にスミンが履いてきていたのと同じデザインの真っ赤なハイヒールを玄関で見つけてしまい、彼女の不安感が増していきます。
警察官2人とヤン課長、ジウォンの4人がリビング迄入ったときに、背後からヤン課長の夫の浮気相手らしき女性が「ちょっと 何事ですか?」と現れます。
別の部屋にいたヤン課長の夫が「どうした」と出てきたところを警察官が写真を撮った時、フラッシュに目がくらんだ夫は持っていた缶入りキャンディーを床に落としてばら撒いてしまいます。
そして、このシチュエーションも1度目の人生でジウォンが殺害された日に見た情景でした。
ヤン課長の夫は「なんだよ」と眩しそうにしたあとで、その場にいる妻を見て
「お前…なぜここに居る?」と聞いてきます。
夫の浮気相手と思われる女性は
「(奥さんが)入院されたと聞き、お惣菜を届けました。おせっかいでしたね。一緒に働くうちに家族同然に思えてきて…」と、この家に居る理由を言います。
まだ完全なしっぽを掴まれていない夫の方は「俺を疑ったのか?”親の店で働くダメ夫”だから?」と強気の口調でヤン課長を牽制します。
悪びれない夫と浮気相手の顔を見ながらヤン・ジュラン課長が「あなたたち」と言いかけると、
「なんだ、言ってみろ」と一旦引いたように見せた夫は「いや、もういい、みんな出て行ってくれ早く」と、傍にいる警察関係者やジウォンに言い、おまけに自分の浮気相手にも「君も出てってくれ、もう二度と(総菜を)持ってくるな。いい迷惑だ」と、見え透いた演技をしてこの場から女性が抜け出せるように指示を出します。
しかしジウォンは今からヤン課長に起こる筈の事故が心配で、彼女の傍を離れることが出来ません。
「だいじょうぶよ」とヤン課長が言っても動かず、また、
「出て行ってください。 まだいる気?」とヤン課長の夫が凄んでみせても引きません。
床に散らばった色とりどりのキャンディドロップ、そしてかっての自分の死亡原因になった透明なガラステーブルが、今のジウォンのすぐ目の前にあります。そこでジウォンは夫に向かって、
『帰ります。でも その前に…』と言うなり、近くに在った夫のゴルフバッグからアイアンのクラブを1本取り上げると大きく振りかぶり、ヤン課長やその夫が驚くのも構わずに、目の前のガラステーブルを たたき割ってしまうのでした。
ジウォンの打撃はその後も3度、4度と、ガラスが粉々になるまで繰り返されました。
ヤン・ジュラン課長の身にとって危険なガラステーブルを破壊したジウォンは持っていたゴルフクラブを剣のように夫に向けると、
『(奥さんに)乱暴したら許さないから』と脅します。すると夫の方は
「イカレてる。弁償しろよ。警察もいた。これは器物損壊ですよね。この女がゴルフクラブで…」 と警察に話し出すと、ヤン課長が「もうやめて!」と絶叫します。
その場の全員の動きが止まったところでヤン課長は夫の前に歩み寄り、
「うまく逃れたからって ぶてぶてしいわね。知ってるのよ。 あなたが車で何してたか。”死んだら保険金はいくら出るか”? 笑いながら…良心は痛まない? ヨンジも乗る車よ。父親として恥ずかしくない?救いようの無い男ね」と言いたかった言葉をぶちまけます。
しかし、この期に及んでも夫の方は
「何、何の話だ、証拠もなく俺に濡れ衣を…」とヤン課長に向かっていきますが、とうとう本気で怒っているヤン課長のビンタで横っ面を張り飛ばされるのでした。
初めて妻に叩かれた夫は激怒して、「こいつめ!」とヤン課長の両肩を力任せに押します!
仰向けに倒れていくヤン課長に、かっての自分の姿を観るジウォン。
仰向けにヤン・ジュラン課長が倒れていくその床は、ついさっきまでガラステーブルがあった場所です。
しかし、先にジウォンがガラステーブルを壊していたおかげで、ヤン課長は床に背中を打ち付けただけの軽傷で済みました。
しかし、ヤン課長の無事を確認してもジウォンの怒りは収まりません。
『何すんのよ!』と、今度こそは課長の夫を叩きのめすためにゴルフクラブを手に取りますが警察官から制止されてしまいます。
その後、警察署の方で事情聴取されるヤン・ジュラン課長とカン・ジウォンの所へユ・ジヒョク部長とイ・ソクジュン室長の2人が駆け付けます。
ジウォンはヤン課長と2人になった時、彼女の手を取って、
『明日 私が行くまで何もしないで』とお願いしますが、ヤン課長は、
「ありがとう、だけど自分でなんとかする。 あの様子じゃ大人しく別れないわ。弁護士に相談する」と言います。危険を感じるジウォンは重ねて
『あの人と2人で会うのはダメです。何なら私が代わりに』と、ヤン課長が「あなた変よ?」とたしなめるような事を申し出ますが、そこへ現れたイ・ソクジュン室長が横から
「私がいるでしょう。弁護士に相談するなら、私が力になる」と申し出るのでした。
くうぅ~っ、宮川大助師匠…じゃなかった…、イ室長は男気あるぜぇ~っ
と ここで、またまた
つづく~
今回はユラの強い味方の秘書さん(演者:クォン・ヒョクヒョンさん 권혁현)です
最期はジヒョクに抱き込まれるんだけどね~
雨爺ぃどこまでネタバレ好きやねん?…
『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第14話~復讐の為なら死んでもイイ?:その3…へつづく
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です