ヤン・ジュラン課長(演者:コン・ミンジョンさん 공민정씨)が夫に殺害されてしまう運命をチョン・スミン(演者:ソン・ハユンさん 송하윤씨)に引き受けさせるために、まず現在の彼女の夫であるパク・ミンファン(演者:イ・イギョン さん 이이경씨)を誘惑するという計画を立てたカン・ジウォン(演者:パク・ミニョンさん 박민영씨)と、そんなジウォンに協力すること誓ったユ・ジヒョク部長(演者:ナ・イヌ さん 나인우씨)でした。
そしてさっそく酒の席に呼び出したパク・ミンファンに虚実取り混ぜた情報を与えて、チョン・スミンと離婚する意思を彼に持たせることに成功するジウォンでしたが、この誘惑の行動がミンファンを罠に落とす為とは言っても、かっての恋人同士として抱き合う2人の姿を離れたところから見守っているユ・ジヒョク部長の心中は穏やかではありません。
「(また)連絡する」とジウォンに言ってパク・ミンファンが去った後で、彼女は離れたところで待っていたジヒョクの自動車に乗り込みます。ジウォンはジヒョクの顔を見ると、
『ごめん 嫌な気分よね』と謝ります。 するとジヒョクは運転席のドアを開けて車外に出ると、ジウォンのいる助手席の方に回ってそのドアを開けます。 それでジウォンも車外に出たところを、ジヒョクはしっかりと抱きしめるのでした。
少し驚いたジウォンが
『何をしてるの?』 と聞くと、彼女を抱いたままのジヒョクは、
「何でもない…。こうしないと正気を保てそうにない」と真面目な顔で言います。
するとジウォンは嬉しそうに笑って
『私のこと大好きなのね』というと、今 ジヒョクがどんな顔をしているのか 確かめようとします。
ジウォンもなかなか言うようになったぢゃねーか
(雨爺ぃ、押さえて・押さえて)
この時に、照れくさそうな顔をして横を向いているジヒョクと、それを楽しそうに観ているジウォン それぞれの表情が愉快なのですが、ここでジヒョクが、
「それは… パク代理は後悔してるようだ」と言うと、ジウォンは
『ミンファンが? (彼は)今頃 どうすれば得か計算してるはず』とジヒョクの不安を軽く笑い飛ばすのでした。
一方で、ジウォンと別れた後のミンファンにオ・ユラから電話がかかってきました。彼女が
「来ないの?」と聞くと、ミンファンはユラに対して
「今 連絡をしようとしてた。 いいことが分かったんだ。ジウォンと会ったけど、俺は疑われてない。ジウォンの母親とスミンの父親の始末を頼む。そうすれば800億ウォンは俺のもので、ユラさんはU&Kとジヒョクを手にする。俺たちは永遠に頼れる協力者になるんだ」などと、虫のイイ要求をします。
そこまで聞いたオ・ユラは、
「そうなのね。簡単になってよかった」といって電話を切りますが、そのあとで横に立っている秘書(演者:クォン・ヒョクヒョンさん 권혁현)に、
「元カノだからか 甘く見てる。”男は寝た女のことを疑わない” と言ったでしょ? …マンシクとヒスクはどこ?」と殺人計画実行犯の2人の居場所を確認するのでした。
その時、ジウォン殺害計画の実行犯でチョン・スミンの実父であるチョン・マンシク(演者:ムン・ジョンデさん 문종대씨 )と、カン・ジウォンの実母であるペ・ヒスク(演者:イ・ジョンウンさん 이정은씨)の二人は、潜伏先の宿でテレビを観ながら昔話をしたり、ユラが逃亡させてくれると言っていた中国で「何をする?」などと気楽な話をしていました。
しかし、オ・ユラの方の魂胆は違っていて、彼女は目の前にいる秘書に「(あの2人を)殺そう」と自分の考えを伝えます。秘書の方が少し驚いた様子で
「パク・ミンファンの言うとおりに?」と確認すると、ユラは
「その方がいいからよ。あの女(カン・ジウォン)がよりを戻したがってるなら彼(ミンファン)の殺意を知るべきじゃない。マンシクとヒスクが死ねば証拠は何も残らない。夫婦を密航させるより簡単だわ」
と、この先の幕の降ろし方を決定するのでした。
そして自宅に帰ったパク・ミンファンの方は、いきなりチョン・スミンに向かって「離婚しよう」と切り出します。そして
「子供はいないし…、君と暮らす理由がない。特にいいことも無かった。君の父親から連絡は?」とスミンに訊くと、彼女は
「もしかして… ジウォンに会った?」と問い返します。ミンファンが
「まあな。会社で会ったよ。なぜ」と聞き返すと、スミンは
「考えてみたら…あなたがジウォンとよりを戻したら … 私だけがバカを見るわ」
と 冷ややかな目でミンファンを見つめていました。
そしてもう一つ別の局面でオ・ユラが手を回したことが、ある変化を起こしていました。
カン・ジウォンの初恋の男性であり、現在では良き親友となったペク・ウンホが働くレストランでその変化は起きていて、レストランの職員たちが閉まったままの建物のドアの前で立ち往生しています。
ウンホもそこにやってきて、自分のハンドフォンを確かめると社長からのメールが入っており、そこには、
”ウンホ すまない。個人的な事情で閉店することにした。お前と仕事できて良かった。いつかまた会おう”
という謝罪の言葉と、レストラン「ヴェルテル」を閉店するという報告が書かれていました。
レストランのメンバーたちのハンドフォンにも「閉店のお知らせメール」が次々と入ってきて、そこには「退職金と慰労金を払います」という言葉も書かれていました。
力を落として「失業かぁ…」と嘆くレストラン従業員たち。 すると急に閉まっていたヴェルテルの入り口ドアが開きます。
レストランの中から出てきたのはオ・ユラと彼女の秘書でした。
彼女は驚くレストランの従業員たちをしり目に、ペク・ウンホだけに目を向けて
「シェフ、入って」と声をかけます。
店内に入り、テーブルに着いたペク・ウンホにオ・ユラが上から目線で話しかけます。
「2倍よ。社長が一晩で店を売ると決めた価格が…相場の倍額だった」と教えます。
雨爺ぃと同年代にしか解らんCMネタやがな…
彼女はつづけて、「賢い選択だわ。あなたが決めていい。 私を助けてくれればこの店は…ウンホさんの物よ」と言うのです。
「あなたを助けるとは、何を?」と聞くウンホにオ・ユラは、
「選択肢は2つ…。この店を手に入れるか、あるいは失業するか」と 相変わらず自分勝手にウンホの将来を提示するのでした。
つづく~
今回は閉店したヴェルテルの中から現れたオ・ユラです
BoAさんの冷徹な眼差しがユラそのものでイイよね~
『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第14話~復讐の為なら死んでもイイ?:その5…へつづく
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です