これまでの人生では悉く自分が罠にかけて来たカン・ジウォン(演者:パク・ミニョンさん 박민영씨)から、初めて強烈な罠を逆にかけられたと知ったチョン・スミン(演者:ソン・ハユンさん 송하윤씨)は、最大級のヒステリーを発症してしまいました。
彼女が大暴れして散らかした我が家のリビングを観て、仕事から帰って来たパク・ミンファン(演者:イ・イギョン さん 이이경씨)が立ち尽くしています。
母親のキム・ジャオク(演者:チョン・ギョンスンさん 정경순씨)から、スミンが部屋に閉じこもっていると聞いたミンファンが部屋のドアを開けると、中では照明もつけずにスミンが膝を抱えて座っていました。
そして、スミンからこの日に届いた郵便物を渡されたミンファンも、中の写真と株主名簿を見て驚いています。
部屋を明るくして読まないと目を悪くするょ~
「クソッ!あの野郎め 親に恵まれていたのか」と株主名簿を投げ捨てるミンファンを見て、
「ユ部長をうらやんでるの? ジウォンはあなたを捨てたのよ」とつぶやくスミン。
「今さら どうしろと?」と、この場でも自分で考えることができないミンファンを観たスミンは、
「フッ…、ただのゴミじゃなくて…自尊心も無いゴミだった。そのうえ頭まで悪い」とこき下ろします。
そしてスミンはミンファンが抱える借金にも言及します。
「いくら必要? 1億ウォン? 慰謝料を貰わないと。いいものは全部ジウォンに?」と、やはりスミンの思考回路は狂っているのか、ミンファンに先に裏切り行為を働かせておきながら、その被害者であるジウォンから慰謝料を取ろうと考えているようです。
その点、ミンファンの方がまだ常識は残っているようで、
「あいつが払うと思うか?(払うわけないだろう)」と彼女をたしなめます。
しかしヒヨンは真剣な顔をして、ジウォンの欠点は全部、ジウォン本人が知らないことでさえも知っている自分だから、絶対に慰謝料を払わせると断言するのでした。
大金をせしめようとするチョン・スミンがさっそく起こした行動は、カン・ジウォンの実母に連絡し、彼女が捨てた娘が富豪の孫と交際していると告げることでした。
するとさっそく 眠っていたジウォンのもとに、その母親から何度も連絡を入れたのに出ないね…というメールが入ってきます。
「偶然あなたの話を聞いたの。お母さんよ」とメールには記されていました。
優しかった父親のカン・ヒョンモ(演者:チョン・ソギョンさん 정석용씨)と自分を捨てて他の男のもとへ逃げて行った女性でしたが、ジウォンは母と会うことにします。
約束の場所 レストランには上品な服装で現れた母でした。
母はジウォンに向かって、「あなたの父親を嫌っていた」などと話し始めます。
会話を続けることはできましたが、父親のカン・ヒョンモのことを色々と貶める話しぶりの母親に、ジウォンは父親に愛されたことと母親が居ない事で抱えた問題が多かったことを伝えます。
そして真実味の無い謝罪の言葉を口にする母親に、明日時間があるなら私と2人でデートしようと提案します。
翌日、待ち合わせ場所に買ったばかりの自家用車に乗って来たジウォン。
母親を乗せて、食事、プリクラ、
その後も バッグ、ジュエリー、ジャケットと、ショッピングを続けるジウォンと母親でした。
最後に立ち寄った喫茶店でジウォンが母親に、
『うれしい?』と訊くと、「それは勿論」とぜいたく品を沢山娘に買ってもらった喜びを表す母親でしたが、演技の勢い余ってついつい
「財閥の男と付き合うと金まわりが…」と口に出してしまいます。”しまった!”とバツの悪そうな顔をする母親を見て、呆れたように噴き出したジウォンが、
『やっぱりね…。いい大学に入っても 大企業に勤めても連絡はなかった』と言うと、母親は言い訳を始めました。 しかしジウォンは母親の貪欲な企みに引導を渡すように、
『ジヒョクさんには もう会いません。別れました』と告げます。
そして、”自分の魂胆を知っているなら どうしてこんなに買ってくれたんだい?”と 聞いて来る母親には
『やってみたかった。母親とのデート、愛される娘、親孝行、仲良しの母娘、一度経験したくて。経験したからもういい。気を付けてお帰りを』と別れを告げて席を立ちます。
すると本性を現した母親が突然ジウォンの腕をつかんで引き留め、形相を変えて
「あなたお金はないの? 大企業勤務なら1億ウォンくらいあるでしょ?二度と連絡しない。捨てた娘に会いたい? (そんなわけないだろ) あなたこそ私を理解すべきだよ」
と食って掛かりますが、ジウォンはもう昔の彼女ではなく、戦う強い女になっています。
『私にはお金が無いし 母親もいない。今までも これからもいません。そっちも母親じゃなく女として生きることを選んだ。これから先も そう生きて下さい 欲張らないで』ときつく言い捨ててその場を去って行くジウォンなのでした。
場面は変わって、オ・ユラの部屋。ネイリストに手を預けていた彼女は、部下からミンファンとスミンの企みがうまく運ばなかったという結果報告を聞くと、
「その程度だからダメなのよ。 私が手を下さないとダメなわけ?」とご不満の様子です。
そこでオ・ユラ自身が起こした行動は、実家に居づらくなっているパク・ミンファンに直接会って、彼がとるべき行動を示唆してやることでした。
夜、ミンファンの実家のすぐ下に黒い自動車が止まり、電話をしながら建物を出て来た彼にクラクションを鳴らします。
「なんだ?」と立ち止まったミンファのところへ、開けられたドアの中から出て来た見知らぬ女性(オ・ユラ)が近づいてきます。
「(あなたが)パク・ミンファンさん?」と声をかけて来た女性を戸惑いながら観ているミンファン。
一方 カン・ジウォンはユ・ジヒョクが後輩と柔道の練習をしている様子を道場のドアの窓から覗き込み、彼に見つかったのを感じてその場から立ち去ります。
次にジウォンが訪れたのは父カン・ウンモのお墓で、父親からの贈り物でもあったユ・ジヒョクを傷つけたことを後悔し、「今回はうまくやりたかったのに、私には難しすぎる、どうしたらいい?一体どうしたらいいの? お父さん、馬鹿な娘でごめんね」と墓前で泣き崩れるのでした。
その後、暗くなった道路を自家用車を運転して帰路についたジウォンは、とある交差点の赤信号で車を停車させて信号待ちをします。
すると前方から4トンほどのサイズのダンプカーが彼女の車めがけて突進してきます。迫りくるトラックのヘッドライトのまぶしさに身動きできなくなってしまうジウォン。
するとその時、ジウォンの自動車の右側をすり抜けて、ダンプカーの突進を防ぐようにボディーを左向きに回す1台の見慣れた自動車がありました。
ジウォンの右後方から現れて、目の前のダンプカーとの間で左折した黒い自動車の運転席に見えたのは「いい人の代表 ユ・ジヒョク部長の顔でした!
はたしてジヒョクとジウォンは、
一体どうなってしまうのかぁぁぁあ!
『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第12話~ラスボスの登場で物語の激動必至~のネタバレあらすじ紹介は コレにておしまい~
今回は凸凹夫婦の綺麗なお写真も載せときます~
静止画で観るとイイ夫婦なんだけどねぇ~
『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第13話~運命を変える覚悟のジウォンとジヒョク:その1…へつづく
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です