第５話のラストは、向き合ったカン・ジウォンの方へ背の高いユ・ジヒョク部長が倒れこんだシーンで終わりましたが、第６話の最初に少しだけそのシーンの補足説明のようなシークエンスが入ります。
後輩社員で自分を助ける大きな力になってくれたユ・ヒヨンがユ・ジヒョク部長の恋人ではなくて妹だと知ったカン・ジウォンは、その後で公園から自宅マンションの下までジヒョク部長に送って貰いました。
ユ・ジヒョク部長はジウォンの顔色が優れないのが気になったのか、彼女の体調をたずねます。
ジウォンが『さっきから胃の調子が悪くて』と答えると、将来彼女が重症の胃がんにかかることを知っているジヒョク部長は「胃が⁈」と驚いて彼女に歩み寄ります。
すると、そこでジヒョク部長は急に身体から力が抜けたようになり、戸惑うジウォンに向かって倒れこんでしまったのでした。
そして画面は変わり、
ユ・ジヒョク部長とカン・ジウォンからの思わぬ反応に出会って口惜しがり、戸惑いながら歩道に腰を下ろしているパク・ミンファン代理の姿をチョン・スミンが見つけるシーンへと続きます。
ミンファンがジウォンの浮気を疑うように仕向けていたスミンは、「ここぞ」とばかりにジウォンの現在の彼氏の立場にいるミンファンの誘惑に取り掛かるのでした。
続いて画面は総合病院の中へと移動し、救急外来のベッドで点滴を受けて眠っているユ・ジヒョク部長と、そのそばで見守っているカン・ジウォンの姿が映ります。
暫くするとユ・ジヒョク部長が目覚め、検査を担当した医師がやって来て検査結果を告げます。
「ユ・ジヒョク A型 30歳。
最近過労で不眠に？
食事は不規則で深酒もしている。
過剰なストレスを受けてますか？
無理されたせいで脳がシャットダウンを（したのです）
自律神経系に異常があり、追加検査しないと
消化不良では？胃の調子が悪いかと…」
とまで医師が告げると、ジヒョク部長は思い出したようにジウォンの胃の具合はどうかと確認し、医師には
「（彼女も）胃が悪いので検査を」と依頼します。
それ程のことは無いと誤魔化すジウォンでしたが、つい
『先日CT検査を受けた』と漏らしてしまい、結局 心配した医師からは
「ではお二人とも検査を受けますか？」と進言されるのでした。
一方その頃 スミンによるミンファンの誘惑は着々と進行しています。
そのくせスミンは、ミンファンが唇を奪おうとすると、
「ジウォンに悪い。いっそ私が消えればいい」と心にもないことを言って嘘の涙を流します。
この涙に負けてそれ以上は強引に迫れなくなるミンファン。
この流れは「現在のジウォンが望んでいる流れ」であるとはいえ、二人ともそれぞれの人格をこうも素直になぞる行動をしているのが 視聴者としては笑えました～
。
結局そのあとはミンファンはスミンをタクシーで送るのですが、スミンが降りると自分も一緒に彼女の住まいの前で降りてしまい、いよいよスミンは
「（私の思い通りに）ここで降りるのね」とほくそ笑むのでした。
画面はユ・ジヒョク部長とジウォンが総合病院を出て来るシーンへと変わり、ジヒョク部長は一緒に帰りましょう…と彼女を送るつもりでいました。
ジウォンがジヒョク部長に抱いていた浮気男という誤解は解け、部長本人が
「私はいい人です」と言うように
『確かにいい人よ』とは思うものの、実はジウォンには
『誰かを信じて再出発するなんて私にできるのかしら？』という迷いがありました。
黙っているジウォンが遠慮している様子なので、ジヒョク部長は近くのタクシーを呼び寄せて彼女一人を乗せようとします。
そして彼女を乗せる前に彼は改めて真剣な表情で
「あなたが好きなんです」と告白します。
その言葉には
「二度とこの女性を不幸の中で死なせはしない」という強い意思がうかがわれました。そして、
「でも、嫌がることはしないし、困らせたりもしない。（その時は）私に言ってください ”嫌だ” と。今すぐにではなく、少し考えて。 嫌なら何もしないから、それまでは…（今の彼氏の）ミンファンさんには少し、いや、十分気を付けて。 ゆっくり前向きに考えて。 私を選べば間違いないです。証明するのは難しいが…私はいい人なので」と 言葉を続けるジヒョク部長でした。
そしてジウォンひとりをタクシーに乗せた後、自分は別のタクシーに乗って彼女の乗った車の後を付いて走らせ、ジウォンのマンションまで送っていきます。
そして翌朝は、ユ・ジヒョク部長もジウォンも お互いのマンションの部屋で、殆ど眠れないままに仕事に出かける準備をしました。
オフィスビルに向かう途中でジウォンの携帯にウンホから「コーヒーを持っていくから」と連絡が入り、近くまで車でやってきたウンホは歩道で待っていたジウォンにテイクアウト用のコーヒーを渡します。
そのとき、笑顔で会話する二人の様子を離れた場所から見ているユ・ジヒョク部長の姿が映り、彼の顔は少しジェラシーの気持ちが浮かんだようでもありました。
そんなことがあったからか、オフィス内ではいつものように冷静な姿で仕事をこなしている風に見えるジヒョク部長でしたが、
義兄の微妙な心の波を感知したユ・ヒヨンからチームの女子社員たちに「警戒を促すメール」が送信されます。
ヤン・ジュラン代理は「普段と同じよ」とリプライするのですが、
ユ・ヒヨンはさらに「気分もコンディションも悪いです」と、
断言するような文言を送信してきます。
ヤン・ジュラン代理からは「どうしてわかるの？」と質問が送信されますが、昨夜この二人が兄妹の間柄であると知ったジウォンは、
『それにしても（顔が）似ていない兄妹よね。全然気づかなかったわ』と、自分とウンホが一緒に居たことがジヒョク部長の気分を落ち込ませたことも知らずに心の中で独り言をいうのでした。
それからチョン・スミンが出社し、つづけて不機嫌そうな態度のパク・ミンファンがデスクにやってきますが、ジウォンには昨夜二人の間に何があったかは知る由もありません
しかし、ユ・ジヒョク部長の行動は素早くて、オフィスビルの屋上でパク・ミンファンがタバコを吸って休憩しているところに近づき、単刀直入に
「彼女のためにも別れてください」と要求しました。 そしてミンファンが
「干渉しすぎでは？」と腹を立てると、ジヒョク部長は
「私が彼女を好きだからです」と彼に対してジウォンをめぐる対決を宣言するのでした。 そして昨夜ジウォンにしたような暴力は許さないという強い警告を込めて
「（彼女に）二度と手を出すな」と釘を刺すのでした。
と、屋上でそんなことがあった後、昼食の時間にマーケティングチームのキム・ギョンウク課長はヤン・ジュラン代理とジウォンに 昼は社外の料理店で話がある と声を掛けます。
スミンに食事を誘われていたジウォンは、ちょうどミンファンとスミンを近づけるチャンスだと考えて、自分のクレジットカードをミンファンに預けて
『これでスミンとお昼を食べてきて』と告げ、自分はキム課長に指定された店にヤン・ジュラン代理と二人で出向きます。
日本料理店の座敷で待っていると、そこにやってきたキム課長は新商品の発案者であるジウォンを企画から外して、縁故上司であるワン常務の名前と、ジウォンの企画を盗んですり寄ってきたチョン・スミンの名前を加えると言い渡すのでした。
最初の人生で味わった自分の企画を奪われるという屈辱を再び与えられたジウォンですが、オフィスに戻る途上でも、頭の中では
『キム課長と戦うと覚悟したのに、戦い方がわからない』と悩みは消えません
そんなジウォンの携帯にカード会社からの使用通知メールが入ります。それは先にミンファンに昼食代用に渡したカードの使用金額が記されていたのですが、なんと34万ウォン(約37400円)という目を疑うような高額が記されていました。
自分の彼氏と親友だとは言っても、彼らは普通程度の定食か、いつもより少しましな昼食を食べるだろうとしか考えていなかったジウォンでしたが、スミンの気を惹きたいミンファンは自分でも何度も行かないフランス料理店を訪問し、コース料理とともに価値もわからないワインを開けさせて飲食していたのでした。
ここでやっと、ジュウォンは心の底から悟ります。
『戦い方を知らずに不幸になった。ならば学べばいい。良心も無い連中に利用されるのは終わり。大丈夫。今回は何も奪わせないわ！』と。
おわび～
ゴメンナサイ！ まだ第６話の半分しかたどっていませんが、いつものように今日も ここで一時中断させて頂きます～
そしていつものパク・ミニョンさんのサービスショット～
こんな女子大生ドラキュラになら噛まれてみたい～
雨爺ぃのドアホ～
私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第6話 本格的な闘いの火蓋は切られた：その２…へつづく
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です
