社外の日本料理店で、1度目の人生と同じように自分が企画発案した「単身用ミールキット」のアイデアをキム・ギョンウク課長とスミンに奪われてプロジェクトから名前を外すと言い渡されたジウォン。
そしてその頃、キム課長とは遠い親戚の間柄であるワン・フンイン常務がユ・ジヒョク部長を自分の常務室に呼び出していました。
フンイン常務は、自分の名前とキム・ギョンウク課長の名前が表紙に書かれた「ミールキットの商品開発企画書」をユ・ジヒョク部長に見せて、「キム課長が今回いい話を持って来てな。親戚だから推すわけじゃない。開発チームの反応が凄く良かったので(このミールキットの商品開発を)進めてくれ」と命じます。
先にジウォンから『自分が考えたミールキットの商品企画書を提出したところ、修正を命じられている』と聞いていたジヒョク部長は彼女のアイデアをキム課長が奪い、それにワン・フンイン常務が乗っかったことに気づきます。
常務室を出たユ・ジヒョク部長はすぐにメールでジウォン宛に「例の企画の進行状況は(どうなっていますか)?」と質問を投げかけますが、彼女は『頑張って書いてます』と偽りの報告を返します。 ジウォンはこの運命との戦いを自力で成し遂げたいと考えていたからです。
何もかもわかっているユ・ジヒョク部長は 自分を頼ろうとしてくれないジウォンの態度に頭を悩ませます。 そこで、「仕事より大事な用事です。そしてこれはデートではない」と断りを入れたうえで、業務終了後に自分の運転する自動車にジウォンを乗せてしまいます。
無言で自動車を走らせるユ・ジヒョク部長にジウォンが
『今から何を?』とたずねると、部長は
「手助けを求めないあなたに役立つことを」と答えます。 ジウォンが
『私は…』と何か言おうとすると、部長は
「見返りは要らない」と彼女の言葉を遮ります。
『こういうのは困ります』とジウォンが言うと、
「見返りを求めた方がいい? 好意をただ受け取っては? やりたくてやってるんです。思う存分私を利用して」と提案するユ・ジヒョク部長。 ジウォンがなおも
『ですが…』と言い返そうとすると、
「それでも気づまりなら上司として助ける」と、もうこれ以上遠慮しないで欲しい…というように最後の提案をします。
目的の建物に到着してドアを開けると、その中は柔道場になっていて、大学時代のユ・ジヒョクの後輩二人が練習をしていました。
実はこの二人は2005年に飲み屋街で泥酔して歩いていたカン・ジウォンと出会っているのですが、先輩のジヒョクに言い含められて、ジウォンとは初対面のふりをしました。
後輩たちのあいさつが終わると、何が始まるのか戸惑うジウォンの手にジヒョク部長から
「はい」と彼女の名前が刺繍された柔道着が渡されます。
『なんです?』と、まだ事態が呑み込めていない彼女に向かって、ジヒョク部長は
「(柔道着に)着替えてきて」と指示を出します。
指示された通りにジウォンが柔道着に着替えて戻ってくると、そこからジヒョクの後輩 チョ・ドンソク(元テコンドー韓国代表の補欠選手)の指導がはじまりました。
チョ・ドンソク (演者:チョ・ジンセさん 조진세씨)はジウォンに対して、相手を背負い投げできるように丁寧にこまごまとした技術を教えます。そしてジウォンも教わった通りに根気強くドンソクを投げようとするのですが、ドンソクはジヒョク先輩から命じられた通りに絶対に投げられないようにと踏ん張ります。
しかし、いつしかジウォンは全身に気合をみなぎらせて、絶叫するような掛け声と共にドンソクを背負い投げで畳の上に転がすのでした。
ここで私が笑っちゃったのは、
「やった! できた! やりましたね」と、転がされてたドンソクが起き上がって、喜んで手を叩いているジウォンに近づいてハイタッチしようとするのですが、そこへ横から「スーツ」と手を入れてジヒョク先輩が割って入り、ドンソクの道着の襟をつかんで後ろに引き倒したシーンでした
。
そして、ジウォンの前に立ちはだかったユ・ジヒョク部長は、
「基礎ができたので実戦に入ります」と告げ、戦いにおいて大事なポイントをひとつひとつ伝えながら、彼女に自分を倒させようとします。
最初のポイントは以下のようなものでした。
一、勝利への第一歩、試合場に上がり、相手と向き合う
ユ・ジヒョク部長は自分のそでを出して
「つかんで」と指示しますが、ジウォンが掴んだとたんサッとその手を払って
「普通は簡単につかめません。でも、ときには(そでを)出してきます、倒せないと知っていてね」と教えます。 ジウォンはそれに対して
『私は必ず倒します』と答えます。
二、戦うか迷うなら試合場に立たないで。
「試合場で考えることは ただひとつ。” 倒す “」とジヒョク。
二人を観ている後輩たちも「気合を(入れて)!」と声を掛けます。。
「柔道は押し引きです。力が足りないときは 相手の力を利用します」
「もちろん、自分で戦わなくてもいいです。助けを求めて。代わりに戦ってくれる私のような人に」
と、その言葉を聞いたジウォンは一瞬のスキを突くようにしてジヒョクの体を押しこみ、彼が後ろに下がると、その足を掛けて仰向けに倒してしまうのでした。
喜ぶジウォンに対して ジヒョクは
「上出来だ」と誉め言葉を口にします。
これから卑怯な上司たちと闘うにあたっての心構えを理解したジウォンは、道場からの帰り、自宅まで送ってくれたユ・ジヒョク部長に心からのお礼を言います。
自信を得たような彼女に対し、ユ・ジヒョク部長も心からのエールを送るのでした。
さて、いよいよジウォンの本気モードの戦いが始まるのですが…
またまた、おわび~
この続きは、また明日にでも書かせて頂きますので、いつものように今回も ここで一時中断させて頂きます~
今回は女性向けにユ・ジヒョク部長の柔道着姿をどーぞ
こんなイケメンになら投げられてもエエかもね~
雨爺さん、キモイこと言うんじぇねぇぜー
『私の夫と結婚して 내 남편과 결혼해줘』第6話 本格的な戦いの火蓋は切られた:その3…へつづく
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です