黄龍王しげ様の麻雀ブログにおいて、一昨日から新しく『続・総務のお仕事』というシリーズがはじまり、今朝の記事「③投資家の苦労」において、投資に関する興味深いお話(特に不動産投資のお話は面白かったです)が掲載されていました。
で、株価が急上昇後に下降、そしてそのまま変化のないボックス圏にとどまって、高値の頃に買って売るタイミングを逃していた投資家には もはや売るに売れない「塩漬け」についての話題も取り上げられてました。
私自身にとって、その「塩漬け」の代表持ち株が下のリブログの元記事にも書いた「JT 日本たばこ産業」の株式だったことを思い出したのでした(NYSEで買ったETFにも高値買いしたのがあるんですが…)。
私はこの記事の中で『自分がスーパーマーケットなどで即席ご飯パックを買うときは「サトウのごはん」ではなく、JT日本たばこ産業系列企業の「テーブルマーク株式会社」のそれを買う』なんて書いてるのですね。それは当然、自分がJT株を保有しているからなんですが。
で、ついでに上の記事を再確認すると、(3年前における)JTの2020年予想配当利回りが7.8%だったこと、20万円の投資と仮定したら配当金は15,600円、源泉徴収税率が合計20.315%だから純粋収益は12,430円に下がり、それでも元金20万円投資の6.2%の利回りになる…なんて書いてました。
で、その頃の本音として、自分は株売買が苦手で高値の時に買ってるから、3年前の記事を書いた日現在で手持ちのJTキャピタルは(-20%)。武漢ウィルスが招いた世界株不況でもうフラフラだ…なんて書いてます。
でも、強がって『泣き言は言わないぜ。日本はもとより先進国が皆タバコ離れしてるけど、「JTは俺の死後も倒産しないだろう」という根拠のない自信に酔っていて、自分が死んだ後に資産額が復活するという夢を見ている」・・・なんて書いてました。
それから3年ほどが流れ、武漢発の新型コロナウィルスも克服されて、日本円のあまりの安さに海外投資家が日本株をドカドカ買い上がってくれたおかげで、
700株、ざっと平均して1株 2,338円 で購入していた「JT日本たばこ産業(2914)」の、昨日11月24日の終値は1株当たり 3,782円 になってくれております。 税引き前額になりますが、昨日引け前に私が持っているJT株を全部売ったら 101万円のキャピタルゲインが出ていたことになります。
私の死後ではなく、生前に「JTの資産額は復活(またはそれ以上)を遂げた」ということになります。
勿論、この3年間で受け取った高利回りのインカムゲイン、配当金を加えると 120万円になるのですね。
さて、ここで私の話に落とし穴が有るのは、
この3年間に「実際に」私が得たお金はインカムゲイン20万円だけだ…ということなんですね、
購入時よりも価格が値上がりしていたとしても、株というのは
「売って初めて元金と利益が回収できる」
わけですから、 もしも売らずにいて 「JTが今日、倒産した!」 ということになれば、私は140万円の損で投資を終える…ということになります。
JTは倒産さえしなければ配当額が魅力なのですが、これも私が昨年1月にココアメブロで
「
日本たばこ産業(JT)の2018年の調査では、我が国において1965年以降の50年間で、成人男性の平均喫煙率は、そのピーク83.7%から減少を続けており、2018年には27.8%になっています。
そんな国民の健康志向の流れを受けて、昨年11月にJTは葉タバコ農家の約4割にあたる1729戸が廃作を決めたと発表しました。
JTはずいぶん前から電子タバコ(煙ではなくリキッドを加熱してその蒸気を吸うもので、紙タバコと違いタールは発生しません)へのシフトを開始していました。
」
と書いたように、タバコの未来は暗いのですね。 人間は健康志向になっていますから。
でも、当時から私の頭の中には「東南アジアなど、喫煙率の高い地域のタバコ会社を買収しているJTの方向性は正しい」という意識が有ったり、「もしかして医療用の大麻が合法化されたときに、JTの持っている化学技術が注目されて株価を押し上げるのでは?」といったような欲目が出てしまって、 未だに JT株を売る根性が出ない雨爺さんなのです。
執筆者への愛のムチを
頂けましたら幸甚です