映画『アナログ(120分 2023年 東宝 )』をTOHOシネマズ西宮で鑑賞する | 日本と芸能事が大好きな Ameyuje のブログ

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米合衆国領土グアム島と仏領ポリネシアのタヒチ島とボラボラ島しか訪れた他国無し。比較対象が少ないのに「僕に一番合うのは日本」と思う。反日国に侮辱されても毅然とした態度をとらない現在の母国には「いやんなっちゃうな~」と立腹するけど、やっぱり日本が大好き。

今日は朝から午後3時近くまでサービス出勤をして、そのまま職場から遠からぬロケーションに在る阪急西宮ガーデンズ、その最上階にあるTOHOシネマズ西宮に行ってきました。

 

 

いつも拝読させて頂いている ronin様のブログ『roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ』内で評価が良かったのも映画館に出かけるきっかけになりました。

 

今回主演されている二宮和也さんの直近の主演映画ですと、「ラーゲリより愛をこめて」の鑑賞以来になりますが、あの映画では心打たれる二宮さんの演技が観られたこととか、 「アナログ」はビートたけしさんの小説が原作になっていることとかもあって、「映画館に行くかなぁ~、それとも動画配信まで待つかなぁ~」と迷っていたのですが、ronin様の評価が良かったこともあり、「あぁ、これはやっぱり映画館に観に行こう」と思った次第です。

 
 
「歳をとると定期的に泣かせ傾向のある恋愛映画を観たくなるんですよねぇ~」笑い泣き
上矢印ホンマかいな? そーかいな? ゲホゲホ
 
利用したのはキャパの小さな「スクリーン10」で、15時20分から17時30分までの上映回でした。ニノ効果と言うんでしょうか、日曜日の午後と言うこともあるのでしょうが、圧倒的に女性客が多くて、座席は8-9割が埋まっていました。
 
映画は全体を通して 映像も、映画音楽も、俳優さんたちの演技も、静かな雰囲気を感じました。
 
 
で、やっぱり二宮和也さんの 演技はいいなぁ…と大きなスクリーンで彼の顔のアップを見て思いました。 それだけでもテレビやPCディスプレイではなく、大スクリーンで見て良かった…と感じた部分でありました。
 
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映画の公式ページ等では、その「物語」のはじまりを 次のように紹介しています。
 
登場する中心人物は、
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟(演者 二宮和也)と、
携帯を持たない謎めいた女性の みゆき(演者 波留)です。
 
悟は自身が内装を手がけた喫茶店「ピアノ」で、小さな商社に勤めるという謎めいた女性 美春みゆきと出会います。
自分と似た価値観を持つみゆきにひかれた悟は、意を決して彼女の連絡先を聞くのですが、彼女は携帯電話を持っていないと言います。
そこで2人は連絡先を交換する代わりに、毎週木曜日に喫茶店「ピアノ」で会う約束を交わしました。
会える時間を大切にして、悟とみゆきは丁寧に関係を紡いでいきます。かけがえのない時間を積み重ねる中で、悟はみゆきの素性を何も知らぬままに彼女にプロポーズすることを決意します。
しかし、プロポーズするはずの当日に、彼女は現れませんでした。
その翌週も、翌月も……、
どうして みゆきは突然姿を消してしまったのか。
彼女が隠していた過去とは…、
そして秘められた想いとは…。
ふたりだけの“特別な木曜日”は、再び訪れるのか。
“大切な人に会える”その喜びを改めて知った今だからこそ 愛の原点を描いたラブストーリーです。
 
 
STAFF

監督 … タカハタ秀太
原作 … ビートたけし『アナログ』
脚本 … 港岳彦
音楽 … 内澤崇仁
インスパイアソング … 幾田りら「With」
(Sony Music Entertainment)
プロデューサー … 井手陽子、稲垣優、長汐祐人
音楽プロデューサー … 安井輝
撮影 … 板倉陽子
照明 … 谷本幸治
録音 … 矢野正人
美術 … 五辻圭
編集 … タカハタ秀太
装飾 … 前田亮
衣装 … 伊藤美恵子
ヘアメイク … 金山貴成
VFXスーパーバイザー … 大萩真司、佐伯真哉
音響効果 … 伊藤瑞樹
助監督 … 成瀬朋一
 
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CAST
 
水島悟 … (演者 二宮和也)
:インテリアデザイナー。ITに背を向けて仕事をする人物で、CADを使うよりもドラフターで製図、内装図面を描く派。使う鉛筆も削り機なんか使わずに、肥後守(ナイフ)で削った鉛筆を使う派。 ずっと病院に入院している母のことを定期的に見舞って、話し相手になったりしている。
 
 

美春みゆき … (演者 波瑠)
:悟が内装を担当した喫茶店「ピアノ」で出会う女性。悟がこだわって採用した金属調度品のことを褒めてくるような感性の持ち主で、携帯電話を持っていない。音楽を愛しているということと、一応知人の会社でOL勤めをしているらしい…というくらいしかわからない。


高木淳一 … (演者 桐谷健太)
:悟の小学校からの親友。独身。愉快・豪快な男でありつつ、こまやかな心遣いを魅せる事も出来る男で、悟にはイイ人と結ばれて欲しいと思っている。
 
 

山下良雄 … (演者 浜野謙太)
:悟の小学校からのもう一人の親友。既婚者で子持ちだけれど、親友の高木といつも一緒につるんでいる。悟にとっては高木同様に心を許せる大切な友。



島田紘也 … (演者 藤原丈一郎)
:悟を慕う大阪支社の後輩。悟の母が亡くなった時には大阪からお線香を挙げに上京してくれるような青年。



浅井陽子 … (演者 坂井真紀)
:医師。玲子の担当医。 病状の良くない玲子の状況を悟に教える。



椎名順子 … (演者 筒井真理子)
:悟がデザインを担当するイタリアンレストランのオーナー。昼と夜とでお店のコンセプトを変えるという悟のアイデアに感激して設計を依頼することになった。

 
高橋俊和 … (演者 宮川大輔)
:大阪における島田の上司。 悟の才能をよく知り、そして悟が産み出すクライアントからの期待値の増加に感謝しているが、商売優先で悟の負担を顧みない欠点もある。



山下香織 … (演者 佐津川愛美)
:山下の妻。悟の母玲子が亡くなった時には、お通夜や葬儀の手伝いをして悟を助けた。



岩本修三 … (演者 鈴木浩介)
:悟の上司で、カタカナビジネス用語を多用する。悟のアイデアで形になった店舗が高評価を受けた部分で、それを自分の実績のように吹聴する残念な面を持つ男性。
 
 

香津美 … (演者 板谷由夏)
:みゆきの姉。 ドラマの終盤で大切な役割を担います。



水島玲子 … (演者 高橋惠子)
:悟の母。仕事人間の息子に好きな女性ができた気配を感じて喜んでいたが、癌が再発してしまう。



田宮 … (演者 リリー・フランキー)
:水島悟がお店の内装設計を手掛けた喫茶店「ピアノ」のマスター。 たまにウエイトレスがいないときにコーヒーなどをテーブルに持ってくるとき以外、ほとんどの時間はカウンターの内側に居る。 主人公悟のデザイナーとしての才能と、人間としての真面目さを好ましく思いながら見守っている。
 
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主人公の水島悟とは小中学校くらいからの同級生友達と言う設定の、高木と山下を演じる桐谷健太さんと 浜野謙太さんが 私がとても好きなキャラクターでした。 やっぱり男はこういう友を持ちたいもんですね。
 
ビートたけしさんの原作を読んでいないので いい加減なことは言えないのですが、少年時代からの仲良し三人組の態度や会話が、「たけし軍団」の仲間内での会話みたいなノリの良さがあって、上映中に何度も笑わされました。
 
 
悟が誘って連れて来たヒロインが初めて入る「焼き鳥屋」に 高木と山下が待っていたように飲んで居た時から私はもうゲラゲラ可笑しかったのですが、 ヒロインが余り面白くもない落語の下げ話を真似てみたり、高木が水島悟に「お前も何かやれよ、そうだ芝浜を演れよ、芝浜」…などとリクエストするセリフがもう「たけしさんのノリそのまま」なんで、可笑しくて座席でクスクス笑ってたら、横に座っている女性の方に振り向かれました。 多分 館内に大勢いる女性客で、あの焼き鳥屋での会話の面白さをわかる女性観客は少ないんだろうなぁ…、みんな落語鑑賞もしないんだろうなぁ…なんて思いましたね。
 
この映画の結末は さすがの ネタバラシ屋の雨ちゃん でも言えませんにやり
上矢印あたりまえぢゃ、ドアホドクロ
 
細かなところは おいておきまして、とっても気になったというか残念だったシーンを挙げると、それはヒロインがバイオリンを弾くシーンでした。
あのシーンについては、手の部分だけでもプロに代って演奏して貰って撮影するか、或いは演奏シーンはカットして曲だけ流すとかしたほうが、絶対に良かったと思います。
 
キツイ言い方をさせて頂くと、弦を押さえる左手指の使い方も、弓の扱い方も「ド素人」そのもので、到底今回のヒロインの才能設定には合いませんでした。
 
特にヴァイオリンの音というのは左手指で作るヴィブラートが命なのに、その動かし方の真似も波留さんは出来ていませんでした。
指を揺らす真似だけでもちゃんと練習すべきだったと思いますし、それが無理ならシーンをカットするとか、脚本をどうにか変えられなかったのか…と、本当に残念でしたえーん
 

宝石赤宝石緑宝石ブルー宝石紫

 

さて、ネタバレ祭りが催せない 「雨爺さんのフラストレーション」を解消するにはどうしたらよいでしょうか?

 

今回の映画には出演されていないのに、この映画から原作者 ビートたけし、北野武さんの音楽に対する愛情を感じました。 ヒロインの考え方にも作者の愛情が現れていたと思うのですね。

 

その意味から、ずいぶん昔に、たけしさんの詩に玉置浩二さんが曲を付けた「嘲笑」という良い歌がありますので、それを 今回の映画と微かな接点を持つということで、(無理くりですが…ゲホゲホ)以下にエンベッドさせて頂きたいと思います。

 

 

執筆者への愛のムチを

頂けましたら幸甚ですニコ

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