2006年9月にDVDで観た「荒野の用心棒(1964)」はパクリでも許せる映画です | 日本と芸能事が大好きな Ameyuje のブログ

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米合衆国領土グアム島と仏領ポリネシアのタヒチ島とボラボラ島しか訪れた他国無し。比較対象が少ないのに「僕に一番合うのは日本」と思う。反日国に侮辱されても毅然とした態度をとらない現在の母国には「いやんなっちゃうな~」と立腹するけど、やっぱり日本が大好き。

セルジオ・レオーネ監督 Sergio Leone (1929-1-3~1989-4-30) は、お父上の Roberto Leone Roberti と親子揃って映画監督というイイ血統で、二十歳になる前から uncredit 扱いながら「自転車泥棒」とか「Quo Vadis」とかの助監督をやったり、コスチューム劇のシナリオを書いたりしてるんですね。

 


そんなレオーネ監督が1964年に、映画界の西部劇というジャンルに変革を与えた、その記念碑的作品が本作「荒野の用心棒 : Per un pugno di dollari (原題:一握りの金のために 1964度作品)」でした。 

 

 

たった25万ドルの製作費で、しかもハリウッド西部劇の真似、そして日本の黒澤作品「用心棒(1961 東宝/黒澤プロ、脚本 菊島隆三、黒澤明)」のモロ・パクリというすんごい出自の映画ですが、そんな出自の為にヨーロピアン・プリントでは監督名を親父さんの名前をもじったボブ・ロバートソン Bob Robertson に替えられたり、盗作騒動が起きた際にはイタリア・サイドが黒澤監督と脚本の菊島さん(プロデューサでもありました)に極東配給権の譲渡と賠償金支払いもしたそうなんですね。




 そんなモロモロの問題こそあったけど、作品自体は痛快この上ない映画ですね。

 

 

映画評論家の故淀川長治先生が命名した「マカロニ・ウェスタン」という言葉とともに一時代を築くきっかけの作品になったというのもうなづけます。

 


レオーネ監督はこの作品後もクリント・イーストウッド Clint Eastwood (1930-5-31~)と仕事を一緒にしてるくらいで、コンビネーションばっちりですし、、なんといっても音楽のエンニオ・モリコーネ Ennio Morricone(1928-11-10~)の曲「さすらいの口笛」が印象的です。

 

 

モリコーネ氏もずうっと「Once Upon a Time in America(1984)」あたりまででコンポーザとしてレオーネ作品に関わってますね。

 

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