Ecology+Economy+エ?コォロギィ~! | 日本と芸能事が大好きな Ameyuje のブログ

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米合衆国領土グアム島と仏領ポリネシアのタヒチ島とボラボラ島しか訪れた他国無し。比較対象が少ないのに「僕に一番合うのは日本」と思う。反日国に侮辱されても毅然とした態度をとらない現在の母国には「いやんなっちゃうな~」と立腹するけど、やっぱり日本が大好き。

 昨日6月13日土曜日の午後3時過ぎ、Yahooニュース、経済欄のヘッドラインに

『昆虫食の時代が来る? 無印良品「コオロギせんべい」が大好評の背景』

 という文字が躍っていた。

 

コオロギパウダー(Cricket flour)とコオロギと無印良品のコオロギせんべい

 

 

 

 記事もとの現代ビジネスの文章も上記イメージ内に見られるように ”迫りくる「食料危機」の救世主” などと大袈裟な文章を書いている。 たまには 真面目な話を書くと、 私も父母を見送り、年齢が60歳になり、いつか必ず自分に訪れる「未来を思う」機会が増えている。 その未来は自分という個体の死である。別にそれで「しんみり」しているわけではない。 その死に向かってどう生きるかという選択肢の整理整頓がし易くなったように思っているのだ。 

 

 人間個人でもそうであるように、社会も「いつか必ずくる未来」を想定して、すべきことやできることの選タクシーぶーをなるべく無謬に近い形でチョイスしていかなければ、穏やかで苦しみの少ない社会維持の時間を獲得するのは難しいだろう。

 

 現在、日本列島の上で生活を営む我々に「いつか必ず来る未来」として、「食料危機」や「環境破壊」や「水不足」などが待っていると考えたビジネスマンが無印良品・良品計画にいらっしゃること、そして、昆虫食の商品原材料の供給を支える企業の研究者や技術者がいらっしゃるということに、日本人として頼もしさを感じている。

 


 

 さりながら、ぶっちゃけて書いてしまえば、現代ビジネス社の訴える「食料危機」の恐ろしさを、私を含めた日本人はまだ、切実に感じていないだろう。 それよりは、現在も猛威を振るっている武漢ウィルスのおかげ(?)でマスク不足や消毒液の枯渇によってあじわった困苦の方が身に染みて解っている事だろう。

 

 我が日本国は、20年を超えるデフレが続き、経済成長という言葉さえ忘れられたような国であるにも拘わらず、何年も前から「飽食の国」と言われ、毎年「コンビニなどでまだ食べられるのに廃棄される食糧」のことが問題として報道にとりあげられたりしている。

 

 

 例えば、【食品ロスについて知る・学ぶ|消費者庁】のサイトを訪ねると、次のように書かれている。
 ・日本では、年間2,775万トンの食品廃棄物等が出されている
 ・このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品
  「食品ロス」は621万トン。
 ・この量は世界中で飢餓にある人々に向けた世界の食糧援助量(平成30年で年間約390万トン)の1.6倍に相当する。
 ・食品ロスを日本国民一人当たりに換算すると
  "お茶腕約1杯分(約132g)の食べもの"が毎日捨てられていることになる。 ・・・ということだ。

 

 

 

 


 

 

 それでも日本人は、2018年時点で世界の飢餓人口が8億2000万人あって、中でも多くの飢餓人口を抱えているのはアフリカ大陸だ、… というようなことの詳細は知らなくても、ぼんやりとは感じている。 正確には地球上の飢餓人口はアフリカ全体だけで2億5,610万人を記録している。 10年ほど前から、世界経済の低迷や停滞が原因で、飢餓が増加している国のおよそ半数がアフリカ諸国であって、一番の飢餓の要因は「紛争」であるといわれている。

 

 私などは単純なので、食の足りている日本でコオロギを食べる工夫をするくらいならば、まず廃棄している食料を減らす取り組みが先決じゃないかなぁ~?…などと思ってしまうのだが、当然、無印良品の方々関係企業の方々はそんなことへの取り組みは日本国民の義務として当たり前の大前提であって、 さらにその先の未来を見つめているのだ。

 

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 すでにココのブログでも何度か書いたが、私は株式を保有しているので、毎日の日課として証券会社(私が使うのはSBI証券ですが)のサイトにログインして簡単に状況確認を済ませている。 そして、昨日のYahooニュースよりも前に、「昆虫食」というキーワード関連の銘柄ニュースであったり、同じキーワード繋がりのネットニュースなどに触れていた。

 

 その一つが、トヨタ自動車に自動車部品を納入している株式会社「ジェイテクト」に関連してSBIサイト内で表示されたニュースだった。 下の1年スパンのローソクチャートによる株価推移の中段にインサートしているように、「5/2514:18 ジェイテクト[機械]が、徳島大学発ベンチャーと食用コオロギの生産で業務提携」と報道されたのだ。 

 

 

 

 

 私はトヨタ関連企業の「ジェイテクト」がこんな新しい方面に目を向けているのかと大変面白く感じて、このニュースを見た時に、徳島大学発ベンチャーのことを検索してみた。すると、関連記事として続いて見つけた情報が、業務提携発表の10日ほど前のネットニュースだった。

 

 それは、5月14日のもので、『「無印良品」が“コオロギせんべい”をオンラインで販売 徳島大学と協業』~「無印良品」(良品計画)は5月20日から“コオロギせんべい”(176円)をオンラインストアで販売する~ という報道がなされていたのだ。


 徳島大学と協業…と書かれているが、実態は徳島大発のベンチャー企業「グリラス」がせんべいの原材料となる「コオロギパウダー(Cricket flour)」を安定供給させる技術を確立しているのだとわかった。下のイメージにも「株式会社グリラス」へのリンクを張っている。 (なぜ 今 コオロギ食なのか? という疑問にも丁寧に答えるトップページとなっているので、興味ある方は、一度訪問してみてください。)

 

Environmentally friendly sustainable food
~ 環境に優しい持続可能な食糧 ~

 

 さらに検索すると、昨年の11月末にこの挑戦者達の地元の「徳島新聞の電子版」では『食用コオロギ「せんべい」無印良品などで発売 徳島大発ベンチャーのグリラス事業拡大へ』と題した紹介記事を公開している。(https://www.topics.or.jp/articles/287847) ここにも グリラス社のトップページに紹介されているコオロギ食のメリットが紹介されている。

 

  アミノ酸は私達の肉体の殆どを作っている「たんぱく質」の構成要素であり、現在、私達日本人の多くは牛・羊・豚・鶏といった家畜の肉を食べることで、生体利用可能なたんぱく質を補給している。 それでいいじゃないか なぜわざわざコオロギなんだよ、と言えるのだけれど、グリラスのトップページにも書いてるのですが、同じ量のたんぱく質を得るためにかかるコストや、環境汚染度が、コオロギたち(CRICKETS)の方が遥かに低いらしいのです。

 

 例えば牛のゲップやオナラ、これはずいぶん前から私も知っていたのですが、地球温暖化の大元凶です。牛、豚、コオロギを同じ重量にして飼育した場合、排出される地球温暖化ガス量の比率

 牛 28  対  豚 11  対  コオロギ 1 だそうです。

 

 また、この三者の体重を 1kg 増加させるのに必要な水の量

 牛 22000L  対  豚 3500L  対  コオロギ 4L だそうです。

 

 あと、今回は無印良品のコオロギせんべいの話題でしたが、食べた人の感想では「言われなければ昆虫が入っているとはわからない(勿論、コオロギ粉 と呼ばれる、トップ写真のような乾燥粉末にしているわけですからね)、エビせんべいのような感じ」ということで、 他には、株式会社グリラスがアマゾンで販売している商品があって、 お値段が無茶苦茶高価なので多分「実験的にやっている」と思われるのですが、コオロギパウダーを使ったパンも発売しています。

 

 

 

 

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コオロギハッシュタグつながりで拝見した ミリログ様のところで

 こんなコオロギレシピグランプリ情報を知りました。  怖いもの食べたさで 応募してしまいました 滝汗 なにより どんなレシピにするかで苦しみそうです・・・・ 爆弾