本日は旧暦の十二月二十六日ですが、天保六年十二月二十六日に生まれたのが五代才助、後の五代友厚です。この天保六年は、一部で花の六年組といわれる幕末明治に活躍した人を輩出した年です。龍馬も、篤姫も、土方も松平容保も、井上馨も、皆天保六年生まれなのです。しかしこれを西暦でいうと、例えば五代友厚は翌年の二月生まれ(1836年2月12日)となってしまいますので、やはり旧暦で考えないとこうした時代の特別感は出てきません。

 

 

五代友厚については、映画「天外者」公開前に本を読み漁ってこれまであまり知らなかった、そして知られていなかった五代友厚の功績に驚かされました。実は、人気のある坂本龍馬も高杉晋作も、五代友厚を知るとその足元にも及びません。こんな人物が今まで知られてこなかったことそのものがもったいないと思うほどの人物でした。

 

 

大阪の恩人…いや日本の恩人じゃないか?

 

映画「天外者」は単純に要約された物語になっていましたが、この映画を機に多くの人が五代友厚をもっと知ってくれればいいなあと考えています。それにこの映画の三浦春馬さんの演技がまた素晴らしいのです。

 

五代友厚については、あまり多くが語られてきていなかったのですが、知れば知るほど興味深く、また日本のために行動されていたことがわかります。

 

五代友厚を演じた三浦春馬さんが最後に演じた歴史上の人物が、映画『ブレイブ群青戦記』で演じた松平元康、後の徳川家康ですが、家康は天文十一年十二月二十六日(1543年1月31日)で、旧暦では同じ日生まれです。

 

293年の時を隔てて、五代友厚と徳川家康は同じ日に生まれていたわけです。

 

家康に関しては改めて言う必要ないほど知られた人物ですし、昨年の大河ドラマは家康が何十年ぶりかの主人公ということで、巷に家康ものが溢れていました。江戸時代を始めた将軍でもありあらためて説明することもないかと思います。

 

ちなみに、東京にある虎ノ門は、家康が寅年であることから、虎のいわれを大切にしていたことでできた江戸城の門であり、それが地名になっています。

 

この二人の誕生日が旧暦で一緒と知った時には、何か不思議な因縁を感じてしまいました。『日本製』を上梓して多くの人に日本を知らしめることになった三浦春馬さんが最後に演じた二人の実在の歴史上の人物の誕生日が同じだなんて、すごい確率ではありませんか。これも新暦改暦前は、旧暦でみようとしていることから生まれた特別感です。

 

映画の「天外者」ではその特異な才能から天外者と呼ばれた五代友厚を演じていた三浦春馬さんですが、三浦春馬さんそのものも実に天外者であり、なるべくしてなった配役だと映画を観て感じた人多かったと思います。今後誰が演じようと、私の中では五代友厚=三浦春馬であり、映画「天外者」を見れば誰もがそう思うだろうと考えています。

 

そして、私の中ではもう松平元康は、三浦春馬さんしかない・・・。なんでも春馬か!・・・はい\(^o^)/そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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