四十三代元明天皇は奈良時代の女性天皇です。
御名は阿陪皇女(あべのひめみこ)。
六六ー年生。
御父は天智天皇、御母は蘇我姪娘(めいのいらつめ)。
在位七百七年から七十五年。
第四十二代文武天皇が崩御されたとき、首(おびと)皇子はまだ七歳と幼なかったため、文武天皇の母である安陪皇女が即位しました。皇后を経ないで即位された初めての例です。
在位中には、年号を「和銅」に改め、「和銅開珎」の銀銭と銅銭を鋳造し、使用させています。日本発の流通貨幣です。
そして「風土記」編纂の詔勅をだし、また先帝から編纂が続いていた「古事記」を完成させました。
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また藤原京から平城京への遷都も行っています。
在位九年の後、首皇子の成長を待つため、文武天皇の姉にあたる娘の氷高内親王へ譲位しました(元正天皇)。
歴代天皇の中では唯一母から娘への皇位継承が行われた例です。ただし、父系が天皇であることに変わりはありません。
七百二十一年崩御。
御陵は奈保山東陵、奈良市奈良阪町にあります。
参照:「宮中祭祀」
「天皇のすべて」
「歴代天皇事典」
天皇を知る上で避けて通れない字
仁
に
1年に102日
2千年の孤独
世界が憧れる天皇のいる国日本