小説「企業の人間関係」(ホンダ・インテグラ) | 「クルマ離れをぶっとばせ!」

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クルマ好きが嵩じて彼女までポルシェに見えてきました。というわけでポルシェ買います!毎日クルマを探してます。それが人のお役に立つことも増えてきました。みなさまのクルマ選びのお役に立てたらうれしいです。

こんにちは。

 

「僕は個人事業を長いこと営んでいたので、自分で決めたことはその瞬間から行動に移せたし、失敗も成功も嫌な感じもいい感じも自分でダイレクトに感じて、辞める時はやめる、継続すべきは続けるという風にするのが普通のこととしてできていたので、お金の有る無しは別として運営上のストレスを感じることはなかった。

 

今は企業の一員になっているので、会社のオーナーの意向で動く人材の一人になっている。

 

全体的な意向には特に反論はないのだけれど、日常の細かいことに結構目が行ってきになることが多いのが案外ストレスになる。

 

当たり前のことだが、人材としての社員は既製品のように一定の機能を備えているわけではないから、社員教育というものがあったりトラブルが起こるたびにシューティングをして解消し再発を防ぐというルーチンが必要になる。

 

管理者がトラブルに気づき、直接指示を与えることができればいいが、現場は広範囲なのでほとんどの場合伝言で報告が伝わる。

 

トラブルを起こす人というのは大体同じで、仮にトラブルマンと呼ぶことにする。

 

トラブルマンが僕の部下だったら、一緒になってトラブルの再発を防ぐ方法を考える。

 

しかし、それができるのは個人経営の事業までで、中小企業はなかなかそうはいかない。

 

指示の伝え方、伝わり方に大層気を使うのだ。

 

「ハラスメントブーム」の弊害である。

 

まず、トラブルマン本人がトラブルを起こした自覚がない時などが大変になる。

 

トラブルマンが起こしたトラブルに対して顧客からクレームが入った時など、トラブルマンにその事実を伝えるのが大変なのだ。

 

本人はトラブルを起こしたなどと夢にも思っていない。

 

顧客から電話を受けた事務の女の子はトラブルの現場にいたわけでもないのに、それをトラブルマンに伝えなければいけない。

 

トラブルマンは往々にして「ほんとですか?」「あ大丈夫です」「あの人はそういうことを言う人なんですよ」とトラブルに対して事実以上に軽く受け止めていることが多い。

 

事務の女の子は「いえ。かなり本気で怒っていらっしゃいました」と伝えるが、トラブルマンは真に受けない。

 

僕はデスクワークなので、事務の女の子が顧客からのクレームに苦慮して対応する姿を見ている。

 

いつだって、横から「あなたはいつだってそうですね。だからトラブルが絶えないんですよ」とトラブルマンに言いたくなってしまう。

 

しかし、グッと堪える。

 

真に受けないトラブルマンの対応に「もういいです」とキレた事務の女の子はトラブルマンの上司に直訴する。

 

「これで解決だな」と僕も少しホッとする。

 

でも、そうではないのだ。

 

「今度からは、それとなくメモにでも書いて(トラブルマンの)デスクの上にでも置いておいてよ」

 

甘っちょろい!!なんて甘っちょろいんだ!!

 

そんなことはすでに何度もやっているのだ。

 

顧客を最優先せずに、社員を大事にする。

 

一面では良いこともあるだろう。

 

しかし、顧客あっての会社なのだ。こんなことではいけない。」

 

と、ここまで書いて、面白い小説になりそうもないなぁと僕はマックブックの電源を落とした。

 

では、本日の一台に行きましょう!

 

はい、これ!

 

ホンダ・インテグラZSですよ。

https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/11/700091009330170606001.html

 

「カッコインテグラ!」の前の初代インテグラです。

 

インテグラも廃番になっちゃいましたねぇ。

 

インテグラにどっぷりの世代だったので、廃盤はやっぱり悲しい。寂しい。

 

インテグラもそうなんですが、僕はノッチの付いた3ドアハッチバックが大好物なんですよ。

 

そういったスタイリングも最近ではほぼ絶滅しましたね。

 

3HBって乗ったらわかるんですが、ものすご〜く便利なんですよ。

 

見た目は2ドアセダンともクーペとも取れるんですが、使い勝手はワゴンに近い。

 

いいんだよなぁ。

 

では見ていきましょう!

 

当時は革新的なデザインだと思っていたんですが、超コンサバティブですね。

 

日本のカーデザインの進化を思い知る瞬間です。

 

いや、進化だとは思っていない僕もいるのですが。

 

グリルレスのフロントデザインが大流行りした時期のデザインです。

 

ライトもリトラクタブルで、もう無表情ですよね。でも、そこがいい。

 

インテグラもフロントとリアのデザインの整合性がかなり高次元で取れています。

 

てっちんホイールが泣かせます。

 

ここがこのクルマのキモです。

 

実は、この画像だけ別のサイトから引っ張ってきています。

 

この画像が大事なのに、リンク先のショップはここ撮ってないんですよ。まったくもう。

 

ぬるりと内装を見て見ましょう。

 

物が置けないダッシュパネルデザインで有名ですね。

 

当時はドリンクホルダーもついていませんから、飲み物とかどうしてたんでしょうか?

 

どうと言うこともない画像です。

 

このくらいの操作パネルが一番使いやすいと思っている世代です。

 

フォグランプのスイッチかな?

 

ちゃんとインテグラ!

 

5MT!!

 

一般大衆車で電動ドアミラーが装着され始めた時期です。

 

ツインカムエンジンですね。

 

横から。

 

インシュレーターとかついていないボンネットの裏。潔い!

 

トーションバーなのかな?

 

後部座席も、広々!

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

この当時は安全装備とトレードオフにクルマの重さがものすごく軽かった時期なんです。

 

この3ドアではわずか1トン!

 

最近は軽ワゴンでも軽く1トンを超えますから、いかに軽いかわかりますね?

 

しかも、1600ccのツインカムエンジンです。

 

キビキビ走らせない方が無理があると言うものです。

 

昼間の会社での鬱憤も、このインテグラに乗ってひとっ走りすれば解消できるはずです。

 

買っちゃいましょう!!

 

では、また!!