トップハム・ハット卿になろう(カーボディーズ・ロンドンタクシー) | 「クルマ離れをぶっとばせ!」

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クルマ好きが嵩じて彼女までポルシェに見えてきました。というわけでポルシェ買います!毎日クルマを探してます。それが人のお役に立つことも増えてきました。みなさまのクルマ選びのお役に立てたらうれしいです。

こんにちは。

 

一流に触れましょう。

 

藪から棒にすみません。

 

ドレスダウンもかっこいいですが、ドレスアップの心がわかってからのドレスダウンと、そうでないドレスダウンとでは月とスッポンほど違うと思うのです。

 

地方に住んでいて良かったと思うのは、一流のアーチストとご一緒できる機会が多いということです。

 

意外に思われるかもしれませんが、東京に住んでいた時よりも一流のアーチストと出会える機会が多いです。

 

ちょっと考えたら判るんですが、単純に競争倍率が低いということです。

 

そして、地方とは言えど、アーチストの巡回比率が高いというのが嬉しい誤算です。

 

東京にいることにも芸能関係のお仕事をしていましたが、方向性にバイアスがかかっていて、広く浅くお知り合いになることはそれほどできなかったと思います。

 

それが、鹿児島に移住してからというもの、一流アーティストのライブを最前列で観られる機会が増えたばかりか、ライブの主催側になったりと、東京にいた頃には考えられない事態になっています。

 

一流に触れて判ることは、みなさん一様に謙虚です。

 

そして、みなさん全員他人の話に一生懸命耳を傾けます。

 

自分の話ばかりする人は、今は売れていても、あまり信用できません。

 

一流の人たちはほとんど「聞く耳」を持っているんです。

 

昨日はシンプリーレッドのギタリストの鈴木賢司さんを鹿児島にお迎えするというライブの本番だったのですが、画像からイメージするワイルドな印象とは全く違うジェントリーな長身の控えめなおじさん(失礼)でした。

 

こんなことを言ったらアレですけれど、可愛さすら漂っていました。

 

鈴木さんは年間のほとんどをイギリスで過ごしていらっしゃいますが、今年はギタリスト活動35年の節目ということで、国内の活動を重点的に行なっていらっしゃるということで、九州ツアーの皮切りを鹿児島からスタートしてくださったのでした。

 

しかし、演奏はパワフルでソフトでシルキーで言葉では言い表せないものでした。

 

運良くお近くで鈴木賢司さんのライブがあるという方は、ぜひ遊びに行ってみてください。

 

生で聞くに限りますからね。

 

では、本日の一台です。

 

はい、これ。

 

https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/18/700130047930160606006.html

 

鈴木さんの普段いらっしゃるイギリスの「ロンドンタクシー」です。

 

正式名称は「かーボディーズ・FL2」という素っ気ないものです。

 

みていきましょう。

 

ずん!

 

機関車トーマスに、こんなクルマ出ていませんでしたっけ?

 

見覚えあるんだけどなぁ。

 

押し出ししかないフロントですよね。

 

なんちゃってレトロデザインにならないところがイギリスのカーデザインの奥深さです。

 

こういう犬いますよね。

 

このドアの開き方はやばい。

 

ボンネットもやばいですけれどね。

 

内装は近代的なんですよね。ギャップが大きいです。

 

トヨタ釈迦のようなデザインです。

 

電車とかバスのデザインにも通じるものがありますね。

 

クーラー付き。車内全体がちゃんと冷えるのかしら?

 

オープナーの取っ手だけが急にレトロです。

 

流石にリアシートの広さはリムジン並みです。

 

何かな?シートヒーター?パワーウィンドウ?

 

かなりフカフカっぽいですね。フンガフンガ

 

細かな取っ手がついています。

 

左右の四角い切り欠きは、格納式の補助席になっています。

 

最大乗車人数は7人!

 

大家族も飲み込みます。

 

日産ディーゼルです。多分エンジン「は」壊れません。

 

7人分の荷物を飲み込めるのか?少し疑問の残るラゲッジスペースです。

 

イギリス国旗をデザインにあしらっても右翼っぽくならないところがいいですね。

 

骨董品屋で売っていそうなホイールキャップのデザインです。

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

国を挙げて考案したタクシーデザインです。

 

最近、トヨタが国民タクシー構想(そんなお題目か走りませんが)で作ったタクシーのデザインと酷似しているような気がするのは、私だけではないと思います。

 

ボディカラーを黒にした時点で「ロンドンタクシーなんか意識していませんでした。ぜんぜん」と言われても、全く信じられませんよね。

 

まぁ、いいものはお手本にして学べばいいと思いますが、今更感は拭えません。

 

と、別にトヨタタクシーを貶そうとは思っていません。

 

ただ、一流に触れましょうというお話です。

 

亜流はいけません。一流です。

 

一流を通った後の亜流はいいでしょう。

 

まずは一流を知りましょう。

 

では、また。