筑波大学で長年教えた理学博士も正しい学問のために立ち上がった
研究者用のSNSに、トンボ論文の不正疑惑を英語で投稿されました
エトセトラジャパンさんに掲載されたリンクがこちらです。
https://www.researchgate.net/publication/377396926_Oops_Prince_Hisahito_did_it_again
また、エトセトラジャパンさんでは別記事で
不正の受付窓口はこんなにも! 不正・捏造・あやしいオーサーシップの学術論文は必ず告発される
と、不正を見つけた時の連絡先を紹介されています。
私も一か月以上前、このブログに連絡先を掲載したのですが、そこが受け付けるとしている「競争的資金」を受けた研究の「特定不正行為」にこのトンボ論文が該当するのかなど、私にはよくわからないものでした。
その謎を解いてみたのが、上記リンクのノートです
謎解きをまとめると、以下のとおり全て公式発表・公式資料をたどっていきました。
・トンボ論文
https://www.kahaku.go.jp/research/publication/zoology/download/49_4/L_BNMNS_49-4_129.pdf
pdf24ページ「謝辞」
>著者のうち清は国立科学博物館の総合研究「過去150年の都市環境における生物相変遷に関する研究―皇居を中心とした都心での収集標本の解析」により一部助成を受けた<
・国立科学博物館 研究活動 総合研究リストに掲載されていることを確認。
・国立科学博物館 財務諸表(令和4年度)で、総合研究が「運営費交付金」を受けていることを確認。
https://www.kahaku.go.jp/disclosure/financial/imgs/zaimuhyou_r04.pdf#page=15
pdf15ページ
>運営費交付金収益への振替額及び主な使途の明細 調査研究事業 総合研究研究費<
・国立科学博物館は公式HPトップページの一番下にある正式名称から「独立行政法人」であり、そこへの「運営費交付金」とは、会計検査院「独立行政法人における運営費交付金の状況について」より、国民からの税金を原資とした公金であることを確認。
>国が予算の範囲内で交付する資金<
また、>運営費交付金の予算措置については、主務大臣が予算要求を行う<
とある主務大臣とは、文部科学大臣であることを確認。
「令和4年10月 国立科学博物館について」https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/seisaku/20/06/pdf/93785901_06.pdf
>平成30年 文化庁の所管となる< とあり、その文化庁は文部科学省に属している(文部科学省HP)。
・文部科学省HPで、文科省が不正行為に対応する対象となる研究活動にトンボ論文が該当することを確認。
研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(本文)
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/08/__icsFiles/afieldfile/2014/08/26/1351568_02_1.pdf
pdf16ページ
>第3節 研究活動における特定不正行為への対応
1 対象とする研究活動及び不正行為等
本節で対象とする研究活動、研究者及び不正行為は、以下のとおりとする。
(1)対象とする研究活動 本節で対象とする研究活動は、競争的資金等、国立大学法人や文部科学省 所管の独立行政法人に対する運営費交付金、私学助成等の基盤的経費その他の文部科学省の予算の配分又は措置により行われる全ての研究活動である。<
・いっぽう、「特定不正行為」とは農研機構「研究活動における不正行為」より、捏造が該当することを確認。https://www.naro.go.jp/publicity_report/pr_report/20190924_seminar_handouts9.pdf
>特定不正行為
• 捏造:存在しないデータ、研究結果等を作成すること
• 改ざん:データ等を真正でないものに加工すること
• 盗用:他の研究者のアイデア等を適切な表示なく流用すること<
というわけで、トンボ論文は
国立科学博物館の総合研究から「運営費交付金」=国民からの税金を原資とした公金の一部助成を受けたものであり、その「特定不正行為」には文部科学省が対応すると定めている。
これに該当するということが確認できました。
これで、自信を持って通報できますネ。
で、文部省ガイドラインにのっとった不正の連絡先(通報、相談)は、こちら拙ノート
に詳しく書きましたが、
(受付窓口)
独立行政法人国立科学博物館経営管理部研究推進・管理課(筑波地区内)
〒305-0005 茨城県つくば市天久保4-1-1
TEL:029-853-8901
FAX:029-853-8998
e-mail:kokuhatu$kahaku.go.jp
※$を@に変えて、送信願います。
※通報方法
通報用フォーマット(.doc形式:32KB)に必要事項を記入の上、文書、ファックス、電子メール、面談により通報願います。
(外部窓口)
清水法律事務所
清水幹裕(しみず つねひろ)弁護士
〒160-0004 東京都新宿区四谷2-3 カコビル
FAX:03-3359-3303
e-mail:shimizu-lawoffice$space.ocn.ne.jp
※$を@に変えて、送信願います。
※通報方法
通報用フォーマット(.doc形式:32KB)に必要事項を記入の上、文書、ファックス、電子メールにより通報願います。
※外部窓口では当分の間、電話及び面談での受付は行っておりません。
ということです。
通報用フォーマット(様式)に記入・押印し、郵送・ファックス・メールに添付かあ、、
でもネ、文部科学省ガイドラインによると、そこまで堅苦しく書き連ねなくても告発はできるんです。
文科省不正対応ガイドライン
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/26/08/__icsFiles/afieldfile/2014/08/26/1351568_02_1.pdf
pdf19ページ
>3-4 告発の受付によらないものの取扱い<
>③ 特定不正行為の疑いがインターネット上に掲載されている(特定不正行為 を行ったとする研究者・グループ、特定不正行為の態様等、事案の内容が明示され、かつ不正とする科学的な合理性のある理由が示されている場合に限る。)ことを、当該特定不正行為を指摘された者が所属する研究機関が確認した場合、当該研究機関に告発があった場合に準じた取扱いをすることができる。<
つまり、トンボ論文の共著者である清拓哉さんは「国立科学博物館動物研究部」に所属している(トンボ論文にも記載あり)から、国立科学博物館にエトセトラ・ジャパン・ブログを見てもらうだけで、告発と同じように取り扱ってもらえると
そんな国立科学博物館のお問い合わせフォームはこちら:
「文科省の ”研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(本文) 3-4 告発の受付によらないものの取扱い” を読んで、エトセトラ・ジャパン・ブログを紹介します」と付け加えた方が、より真剣に受け付けてもらいやすいと思います。
おっと、忘れちゃいけない親方の文部科学省。
運営費交付金をトンボ論文に渡し、その特定不正行為には対応しますとハッキリ宣言されている文科省さんです:
といったところでしょうか。
そんなわけで私とリスキチの母娘珍道中話は、スイスのチューリッヒ。
オープンと同時にレストランへ一番乗りしてオーダーしたにもかかわらず、料理が出てくるのにめっちゃ時間がかかったスイスらしいランチ(でも美味)の後、チューリッヒ湖のボート乗り場へ急ぎますよ。
さすがチューリッヒ。豪華にして優雅な建物
リマト川に浮かぶビアホール?もクリスマス仕様でした。
なんとか時間内にチューリッヒ湖畔のボート乗り場に着いたら、人っ子一人いない・・
数人やってきたけど、なんかしゃべってすぐに去って行った・・
あらかじめHPで時刻表を確認して来たのに、しかも急いで券売機でチケットを買ったのに・・
まさかの運休!?
これからバス停や時刻表を確認する時間が惜しく、ウーバーに変えてチョコレート博物館へ乗りつけました。(チケットは30分ごとの人数制限制なんです)
(グーグルマップ)
リンツのチョコレート博物館は2021年にできたばかりです。
下調べのさい、帰りのバス停がグーグルストリートで確認できないので焦った。。
真っ白でピカピカなロビーに入るといきなり
>巨大チョコレート・ファウンテン。
ビルの三階分に相当する高さ9.3メートルの高さから、1500リットル(1500 キロ)の高品質なプレミアムチョコレートが、全長94メートルのパイプを毎秒1キロの速度で、甘い香りとともに流れ落ちています。<
(スイス観光局サイトより)
展示室へ。
カカオの実は、この中にぎっしりたくさん入っています。
こんな実の成り方って珍しくないですか?
人がイッパイで、狭い展示室は見づらかった。
別展示室へ。
昔昔、メソアメリカのチョコレートについての絵文字本です。
19世紀末のドイツには12000あったというチョコレート自販機です。
別展示室は広々として、チョコレートの歴史の貴重品や、スイスのチョコレート製造の歴史が壁面にもスイスらしく清々しい風景の中にセットされていました。
別室へ移動して、試食や製造の過程が見られるコーナーです。
チョコレート食べ放題だけど、ほどほどにしといた私たち。
こちらでは、各種チョコレートを一個ずつですが全種類、無料配布していました。
二階に上がって来ました。
二階では壁沿いに工場のラインのモデルが見られますが、それほどの臨場感は無かった。
仕掛けから出てくる無料チョコに長蛇の列ができていて、まだ時差ボケ真っ最中の私たちは、待ち列をあきらめた人がもらうチョコを配るスタッフさんのお世話になりました。
一階のギフトショップは大充実。
このチョコレート博物館、全体的には、見知らぬ土地と時間との闘い?で苦労して行った割にはまあまあの内容だったかな・・というのが、私とリスキチの感想です。
何かこう、もっと工夫する方法はないものかと考えてしまった・・・
リンツ・ホーム・オブ・チョコレートの公式HPはこちらです:
スイス政府観光局のご案内はこちら:
こちらは・・
一種類ずつもらったボールチョコと、待ち列落ちでもらった板チョコ、二人分。
どれもとっても美味しかったです。ありがとう
↓応援のおたっぷをいただけると幸せます
↓noteで犬のピピの話を書きとげようとしています