トランプ再選の確率と、中共解体(Collapse of CCP)の現実味(その1) | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 パクス・ブリタニカから、パクス・アメリカーナへ。英国の「我が世の春」から、米国の「我が世の春」へ。まあ、「覇権(争いに勝って得た権力)を握る国にとってのパクス(pax)、平和は、覇権を握る国以外の多くの国にとっても、平和である」とは限らないことは、言うまでもないですが。

 

 13の植民地(Thirteen Colonies)が、1776年に、英国からの独立を宣言し、独立戦争を経て、英国からの独立を実現し、もちろん、たとえ新大陸と言い張れど(米国の幾つかの州では、本日、10月第2月曜日は、コロンブス・デー、もしくは、先住民の日)、先住の人々が営々と生きる大地において、先住の人々のほとんどの権利を蔑(ないがし)ろにしながら、ひたすら西進し、超大国(superpower)の座にのし上がっていった米国。

 

 西進し、上海に租界(concession)を築き、砲艦外交で日本の港を開港させ、現在のアラスカ州を買い取り、グアムを、そして、現在のハワイ州を手に入れ、フィリピンを植民地化した米国。そういう米国の権益を脅かす国が、もしも、今、台頭してきたら、米国はどう対応するか。

それを推測するためには、そういう観点で、その実例である日米の近現代史を、そして、米ソの先の大戦後の歴史を再確認してみる必要があると、僕は思います。

 

 経済成長を背景に、版図拡大の野心をあらわにする習近平(Xi Jinping)主席の中国共産党政府と、米国の権益を脅かす中共政府の動きを阻止しようとするトランプ政権。

日米の歴史、米ソの歴史をつぶさに見て、それらを踏まえた上で、米国の覇権主義と中共の覇権主義の衝突、そして、中共解体の現実味について、ある程度考えておくべき時期は、既に来ていると、僕は感じています。何せ、人一倍、心配性なので。

 

 長くなってしまいましたので、「続きは次回以降」ということに、させてください。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則

 

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