片雲の風に誘われた訳ではないのですが、香港に行って参りました | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 この1週間、他の方々のブログをゆっくり閲覧する余裕もない日々でした。秋分の日の夜に、自宅を出発。昨年5月下旬に関空のターミナルビルで一夜を過ごして以来、久しぶりに、羽田の国際線ターミナル(のベンチ)で一夜を過ごし、早朝の香港エクスプレス航空(キャセイパシフィック航空の完全子会社、a wholly owned subsidiary)の便で、香港国際機場へ。今回の渡航が、僕にとって、初めての香港訪問でした。

 

 諸般の事情により、観光客が減少し、観光客相手のご商売をされておられる方々に影響が出ているという報道を見て、ならば、香港の航空会社を利用して香港に参り、香港で、わずかな金額ではありますが、消費行動をすれば、(お若い方にとっては、古めかしい言葉ですが)西側自由主義陣営が共有する大切な価値観である自由主義を死守するための戦場の最前線で、丸腰で敵陣と戦っておられる香港人のみなさんを、少しは応援できると思っての、渡航ではありません。

 

 香港に関する、第三者経由の加工済み情報を読み解いていく際の判断基準を、少しでも養うためには、自分で歩いて、見て聞いて触って得る一次情報が、やはり不可欠で、そういう一次情報を、できれば、国慶節(10月1日)の直前に得たいと思ったのが、渡航理由のうちのほとんどです。

可能な限り、国慶節の直前を選んだのは、9月3日の投稿で書きました通り、国慶節連休(10月1日から10月7日)のうち、10月2日から10月7日が「危ない」と、認識しているからです。10月5日(土)未明が最も危ないと感じている理由は、10月5、6、7日の3日間が、香港市場と上海市場の両方の休場日だからです(香港市場は、国慶節と、土日と、10月7日の重陽節が休場で、上海市場は、国慶節の7連休全て、休場)。

 

 それ以外の渡航の理由としては、再来月、11月24日(日)に執行される予定の、香港特別行政区(HKSAR)内の18区の区議選に絡む理由などです。選挙を前にして、現職の区議会議員や立候補予定者が、街頭や駅頭で政治活動をしていれば、アプローチして、話を伺おうと思っておりましたが、そういう類の政治活動は、一切見かけませんでした。また、主要な大学を回り、学生さんの普段の様子を見させていただき、もし、政治的な活動をされている若者がいれば、話を伺おうと思っていましたが、孫文が学んだ大学で、"Equal Opportunity Unit"という名の、サークルっぽい学生の一団を見かけただけでした。

香港の法令を読んでみなければ、正確なことを申し上げることはできませんが、香港以外の中国ほどではないにしろ、やはり、香港でも、政治活動をする自由は、日本人の感覚からすれば、ほとんど無いのでしょうか。

 

 念のため、ゴーグルを携えての旅でしたが、何事もなく、9月27日(金)の未明に、横須賀に戻りましたことを、遅ればせながら、ご報告申し上げます。

 

 

神奈川県横須賀市にて

佐藤 政則

 

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