たんぼの蛙(かえる)に麦わら帽子、せみの声に西瓜売り。吉田拓郎さんが『夏休み』で描いたような感じの情景、空調なんて無くて当たり前、そんな夏の情景は、段々と、遠い過去のことになりつつあるのでしょうか。
硬い話題ばかり続けるのも、あまりに芸がないことなので、あの時逃してあげたとんぼと共に夏が過ぎ、晩夏の趣が感じられる中、去りゆく夏を惜しみ、西瓜にまつわる昭和の思い出を書かせていただこう。そう思っていたのですが、諸々、用事が重なり、ほんわかした話題は来夏以降に先送りし、硬い話題を続けます。
本来は、三権分立における、行政府の立法府に対する抑止力(国会が暴走した時に、内閣がそれを止める力)である、首相のいわゆる衆議院解散権は、現在は、首相の衆議院議員総選挙の時期指定権になってしまっています。因みに、僕は、これは、明らかに、首相の職権濫用だと考えています。で、直近2回の衆議院解散の日は、下記の通りです。
第187回国会 2014年11月21日
(その4年後の9月は、2018年9月)
第194回国会 2017年9月28日
(その4年後の9月は、2021年9月)
毎年9月は、国連総会の時期ですが、2018年の9月、そして、その3年後、2021年の9月は、自民党総裁の任期が満了する日が含まれる月です。横須賀出身で既に政界を引退されている小泉純一郎氏は、任期満了時に続投を望む声が党の内外からありましたが、自民党総裁を、5年5か月(前任の森喜朗氏の残任期間と2期5年。以前は、任期2年なので)で離任されていますが、現在の自民党総裁は、どうでしょうか。
同じ人が長く権力の座にいると腐敗するから、わざわざ「2期6年」という縛りを設けていたのに、党則を改正して、それを「3期9年」にし、しかも、上記のタイミングでの衆議院解散の閣議決定。
ひどい話では、ないでしょうか。皆さんは、どのように思われますでしょうか。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則
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