見るに堪えない国政選挙と二つの政党 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 ぼうっとしていたのか、いつの間にか、衆議院議員の二つの補欠選挙が終わったようですが、与党が与党なら、野党も野党。
「4年間、全国民を代表する選挙された議員として働く」という大切な約束を、その期間の中途において、怪我や病気をされた訳でもないのに、ぷいっと辞めてしまう。ひょっとしたら、頑張り過ぎて、精神的に燃え尽きてしまわれたのかもしれない。そう思ってしまったのが馬鹿らしいくらい、当のご本人は、お元気そうで、辞めた職種と全く同じ職種の選挙で立候補され、そういう、小賢しい、いや、まともではないことを平気で行う党の候補者が、予想通りの大変低い投票率の中とはいえ、大差で勝つ。

 自民党は、そういう程度の低い選挙に、候補者を立てることすらできず、不戦敗。にも関わらず、不戦敗には目をつぶり、同じ日に行われた、もう一つの補欠選挙で勝ったことだけに着目し「勝って兜の緒を締めよ」って、一体、何がどうなっているのでしょう。議席、減らしてるやん。仮に、衆議院で475議席持っていて、1議席減らし、474議席になっても、負けは負けです。2年ほど前の大阪市長選に関し、以前、申し述べました通り、そもそも、目の前に選挙があって、戦わないのなら、その政党の執行部は全員、辞任すべきです。「選挙で、お金がかかる、かかる」と言うから、その足しにして欲しいと思い、僕は、毎年毎年、党費を振り込んでいるんです。

 そろそろ、「普通選挙を実施しないのに共和国だと名乗る、不条理(その1)」の続き、(その2)を書かせていただこうと思い、まず初めに、「どのような選挙であっても、選挙そのものが無いのよりは、ましである」ことを述べるために、「どのような選挙」の例を挙げていたら、ついつい長くなってしまいました。なので、上記の(その2)は、もうちょっと、先送りさせてください。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則