「5月のサミットの後、33年ぶりの6月参院選」の現実味 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 国難の折、審議すべき事柄、決すべき事柄の数は多く、また、多岐にわたるので、国会を開会したり閉会したりすることは、実は、誠におかしな話。716名の国会議員の先生方も、他の世界、業界と同様に、通年で、本業に精を出していただきたい。個人的には、そのように思っていますが、以下、公職選挙法や国会法などを基に、書き進めて参ります。

 今国会である第190回国会の召集日が1月4日であることを、先月、報道で知ったとき、僕は、「もし、参議院議員通常選挙が行われる2016年の通常国会の召集日を1月4日にしたいのならば、昨年も一昨年も、通常国会の召集日を1月4日にしていなければ、何もかもバレバレじゃん」と思い、暗澹たる気持ちになりました。僕と同じように思われている記者の記事が、どこかにあるはずで、それをご紹介させていただこうと思い、あちらこちらを徘徊してみたのですが、見つかりませんでした。なので、なぜ、そう思ったか、順を追って、お伝えいたします。

 242名おられる参議院議員は、3年毎に、半数、つまり、121名が任期満了日を迎え失職し、新たに121名が選挙されます。本年は改選の年で、121名の任期満了日は、7月25日(月)です。

公職選挙法32条1項
参議院議員の通常選挙は、議員の任期が終る日の前30日以内に行う。
公職選挙法32条2項
前項の規定により通常選挙を行うべき期間が参議院開会中又は参議院閉会の日から23日以内にかかる場合においては、通常選挙は、参議院閉会の日から24日以後30日以内に行う。


「議員の任期が終る日の前30日以内」とは、6月25日から7月24日まで。今国会の会期末日( =閉会の日)である6月1日の翌日から起算して23日目は、6月24日。そして、日本では、今まで慣習として、選挙の投票は、日曜日に行われてきています。
つまり、今夏の参議院議員通常選挙の投票日は、6月26日、7月3日、7月10日、7月17日、7月24日、いずれかの日曜日ということになります。
(すみません、またまた「次回へ続く」です)


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則