今般の衆議院議員総選挙の投開票後に、僕は、5本の小文をアップロードしました。5本のうち2本は、題名が疑問文になっております。が、それぞれ、本文において、それらの問いかけに対する返しを申し述べるところまで書き進まず、文章が尻切れになったままで、大変、失礼いたしました。
国(=政府)の借金に対する利払費は、何年後に一般会計税収の50%を超えるか。遅ればせながら、こちらの問いかけから、考察して参ります。数字、数式が続きますが、お付き合いのほど、よろしくお願いします。まず、基礎データを列挙いたします。
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(a) 2014(平成26)年9月末日での、国の借金の総額・・・1038兆9150億円
(b) 2009(平成21)年9月末日での、国の借金の総額・・・864兆5226億円
(c) 直近の5年間における、国の借金の年間増加額の平均値・・・34兆8784億円
(1038兆9150億-864兆5226億)÷5 ≒ 34兆8784億
(d) 2014(平成26)年度の、国の借金に対する利払費・・・13兆3832億円
(e) 今現在の、国の借金の平均金利・・・1.28%
13兆3832億÷1038兆9150億 ≒ 0.0128819
(f) 直近の5年間における、各年度の一般会計税収額の平均値・・・44兆7200億円
(41.5兆+42.8兆+43.9兆+45.4兆+50.0兆)÷5 = 44.72兆
* (a)と(b)の情報源は、財務省作成の、こちらのXLSファイルです。OpenOfficeなどでも、もちろん、開けます。このXLSファイルへのリンクは、このページの上部にあります。
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ざっくりと申し上げれば、国の借金の総額は、今現在、1000兆円で、年間35兆円という驚異のペースで、つまり、雪だるま式に、増えています。国の借金の平均金利は1.3%、年間の一般会計税収額は45兆円。
国の借金を、今現在のペースで、野放図に増やし続けると、国の借金に対する利払費が、僅か14年後、たった14年後、どうなるか。
次回の投稿にて、「金利☆☆%(複利)、元本○○円で、毎年△△円ずつ積み立てれば、◎◎年後に、預金の残高は、いくらになりますよ」という積立預金の計算式などを利用して、14年後、国の利払費がどうなるか、計算してみます。先送り、後回しばかりで、申し訳ないです。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則