(今回は、数字、数式が並び、いつも以上に、面白みに欠ける文章です。僕は、学生時代から、今ひとつ、数学に興味が持てず、数学の素養があまりなく、数式の書き方が正しいか、また、こなれているか、甚だ心もとないです。そのような事情を斟酌して、お読みいただければ、幸いに存じます。)
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年利(複利)4%、元金1000円で、3年間、毎年200円ずつ積み立てると、3年後、預金の残高はいくらになるか。
1年後 (1000+200)×(1+0.04) = 1248
2年後 [ (1000+200)×(1+0.04)+200 ]×(1+0.04) = 1505.92
3年後 { [ (1000+200)×(1+0.04)+200 ]×(1+0.04)+200 }×(1+0.04) = 1774.1568
[1+年利]をY、元金をP、毎年の積立をAとすると、預金残高は、
1年後 (P+A)×Y = PY+AY
2年後 (PY+AY+A)×Y = PY²+AY²+AY¹ = PY² + A(Y²+Y¹)
3年後 (PY²+AY²+AY+A)×Y = PY³+AY³+AY²+AY¹ = PY³ + A(Y³+Y²+Y¹)
(省略)
14年後 PY¹⁴ + A(Y¹⁴+Y¹³+ Y¹²+・・(省略)・・+Y³+Y²+Y¹) ・・・①
Y=1.0128、P=1038.9150兆、A=34.8784兆(これらの数値については、前回の投稿を参照願います)を、①に代入し計算すると、結果はどうなるか。表計算ソフトウェアのPOWER関数とSUM関数を利用し計算すれば、計算結果は、1779.2768兆。つまり、国の借金は、今のペースで増やし続けると、14年後、1779兆2768億円になります。この数値に、今現在の国の借金の平均金利1.28%を掛けると、
1779兆2768億×0.0128 = 22兆7747億
この数値は、「直近の5年間における、各年度の一般会計税収額の平均値44兆7200億(円)」の、実に、50.9%に相当します。驚異的な数値です。が、そもそも、「日本国政府の利払費が、早晩、一般会計税収の半分を超える」とするならば、そうなるまでずっと、日本国債の格付けが、今のままで、据え置かれるでしょうか。
その辺りについて、日を改めて、考察して参ります。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則