2月も、あっという間に、月末。ここ2か月ほど、私生活上の懸案事項が、前にも後ろにも動かないような状況が続き、ここ数日は、文章を書くことができるような精神状態ではなく、投稿が滞ってしまいました。
日米首脳会談が終わった辺りから、時事に関するニュースも、目を通さず、ちらっと見出しを見るだけだったのですが、補正予算だけは気になっていて、財務省ウェブサイトの予算書のページを開き、見てみました。「うわぁー。今、(この精神状態で)見るべきじゃなかったわ」と思ってしまう内容が書かれていて、また、がっくり。
補正後の本年度予算における新規国債発行額は、50兆円どころか、52兆円を突破し、52兆491億円。
新規国債発行額は、小泉純一郎内閣の最終年度である平成18年度の当初予算において29.97兆円、安倍晋三第一次内閣による補正後の予算において、27.5兆円。平成19年度は、25.4兆円(この図表における公債発行額を参照)。
因みに、麻生太郎内閣による補正後の平成21年度予算における新規国債発行額は、44兆1130億円であり、今回の「52兆円突破」は、その額を軽く抜き去り、自民党政権が積極的に容認した新規国債発行額として、過去最高の額である。
やはり、こんな数字は、精神的に参っているときに見るべきではない。これらの数字を見て気を落とされた方、お詫び申し上げます。ごめんなさい。
しかし、「日本国民は、既に利払い地獄の中にいて、低金利の今でさえ約12兆円である年間の利払費が、今後ずっと増え続けること」を、私達は忘れてはならない。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則