隕石が海に落下し津波が発生することは、あり得ないことか | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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 昨日の昼過ぎ、BBCのニュース・サイトを開くと、正確には覚えていないが、"Central Russia hit by meteor shower"という見出しの速報が出ていて、衝撃を受けた。私は、天体に関しては、小学生程度の知識しかないので、"meteor shower"という天文用語があることなど知らず、"shower"という語を見て、「空から、たくさんの石が降り注いでいる」情景が、思い浮かんだ。

 順次、続報がアップされ、石が降り注いでいるのではないことは確認できたが、怪我をされた方の人数が、どんどん増えていった。地球の表面の中で、人が集落を作ることができる場所は、非常に限られていて、その限られたところに隕石が落ち、様々なことを、考えずには居れなかった。

 本日の早朝に、地球に接近した物体があり、事前に報道されていたけれど、それは、「ある程度以上の大きさの物体ならば、その軌道を予測することができるが、小さい物体は、発見することすらできない」ということなのだろうか。

 大気と激しく摩擦し、燃えて隕石になり、原子力発電所を直撃する可能性は、ほぼゼロだろうが、海洋に落ち、局所的に津波を起こす可能性は、ほぼゼロとは、言えないのではないか。
日本の原子力発電所は、全て、海岸沿いにある。原発を津波から守るための防潮堤は、地震による津波を想定して作られているそうだけれど、隕石による局所的な津波も想定して、作られているのだろうか。

 「ガラス固化体2万本相当」を超える量の使用済核燃料が、海岸沿いにある原子力発電所の中にある貯蔵プールに、貯蔵されている。そのプールの奥底に使用済核燃料が沈んでいる光景は、まるで、生前、我利に執着し、子々孫々の利にも手を付けて何とも思わなかった者が、地獄道に落ちている様を暗示するようだと書けば、非科学的だと言われ、一笑に付されてしまうだろうか。


神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則