全く同じ記号、例えば、『蜜柑

突然、こんなことを書かせていただいたのは、あまりにも本末転倒である出来事にでくわことが、多々あるからである。
子供に、「その語は差別語だとされているから、言ってはいけませんよ」と諭せば、「差別語とされていない語であれば、何を言っても良いんだな」という風に、なりかねない。「そういう言葉を使うことによって、不当に他人を蔑んではいませんか。不当に他人を蔑んではいけませんよ」(子供向けの言葉遣いが分からず、申し訳ないです)と、諭すべきである。
もっと、はっきりと申し上げれば、街中などで、子供が、「そんなことをしたら、また、誰それに怒られるよ」だとか、「言うことを聞かないのなら、怒るよ」と言われて叱られている場面に、よく遭遇する。その度に、本末転倒じゃないかと、思ってしまう。幼い子に、そんな言い方をしたら、「怒られなければ、何をやっても良いんだな」という風に、なりかねない。「そんなことをしたら、不当に、他人様に迷惑をかけることになる。不当に、他人様に迷惑をかけてはいけませんよ」(重ねて、子供向けの言葉遣いが分からず、申し訳ないです)と、叱るべきである。
成らず者は、「相手が折れるまで、嘘を言い、言い掛かりをつけ続ければ、なんとかなる」と思っている。中長期的に見れば、事なかれ主義こそが、成らず者国家の、次の蛮行を誘発し、結果として、事は、なくならない。本末転倒である。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則