♫ 日々を慰安が吹き荒れて 帰ってゆける場所がない
日々を慰安が吹きぬけて 死んでしまうに早すぎる
もう笑おう、もう笑ってしまおう
昨日の夢は冗談だったんだと ♫
作詞は、岡本おさみさん(但し「日々を慰安が吹き荒れて」は、吉野弘氏の詩からの借用とのこと)。久しぶりに、吉田拓郎さんの歌の一節です。ある種の熱狂が涌き起こり過ぎ去る。過ぎ去ってしまえば、みな冗談のよう。そう歌う拓郎さん自身は、この歌の発表当時は、当時の言葉を借りれば、ノンポリ(政治に無関心な人)の若者の代表格だったのだろう。
国民が、政治のことを、いちいち心配しなくてもよいほどに、権力を付与された者と国民が信頼し合うことは、政治の一つの理想だと思う。残念ながら、現在、日本国民は、安心して政治に無関心でいられる状況には、いない。法案の条文の一字一句に、騙そうという意図が隠されていないか、よく調べないと安心できない状況に、いる。
拓郎さんより少し若い世代の松山千春さんが、公民権が停止されている鈴木宗男・前衆議院議員に代わり、次期衆院選に、新党大地・真民主(政治資金規正法上の政党)から立候補する用意ができている旨を、表明されたようだ。
年齢制限該当者や、成年被後見人や、上記の鈴木宗男氏のような状況にある者などを除く全ての日本国民は、被選挙権を有している。権利は、義務とは違い、行使するか否かを、自分で判断して決めるものである。
私も、不肖の身を省みず、次期参院選で被選挙権を行使すべきか否かを、ここ数か月、思案しております。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則