かりそめにも、政治に関する意見を述べるからには、本名を名乗り、国籍を明示し、顔を明かすべきである。私は、そう確信しているので、本名を名乗り、四十男の平凡過ぎる顔写真を、載せさせていただいている(国籍は、出生時から現在までずっと、日本国籍です)。
様々な事柄に対する私自身の考え方が、周囲の人の考え方と、かなり違っていることは、幼少の頃に気付いていた。
60年前の春に発効したサンフランシスコ条約によって、日本は、多くの領土の統治権を放棄させられたが、それ以降ずっと帰属先の国が未定の千島列島と南樺太の統治権を持つことに最も相応しい国は、日本であると、私は考えている。ソ連は、67年前の夏に、日本の領土の一部を武力を使って奪い、今に至るまで占拠し続けているだけである。ソ連は、あの夏、どの国にも帰属していない土地を、武力を使って占拠した訳ではない。
互いに関税を撤廃し自由貿易を行うのなら、法定の最低賃金の額を、ある程度揃えるべきである。国際通貨制度も、株主などの出資者に多くの権利を集中させている会社制度も、もとを正せば、あの戦争で勝った国々が、先行者である彼らが不利にならないように作り上げた制度である。公正な制度とは呼べないと、私は考えている。
通貨制度は、公器である。何のための公器か。実業の世界において、分業が円滑に行われることによって、民が安心して働き、安心して人を愛し、安心して子を生み育て、安心して死んでいけるようにするための公器である。現在の通貨制度は、残念ながらそうなっていない。
私は、今、この変人の考えを、世に問う方法を模索しています。
神奈川県横須賀市にて
佐藤 政則