病院が苦手、薬が苦手である私を見かねたのか、咳き込む私を心配して、友人が、気管の症状に効く漢方薬を、私の安アパートに届けてくれた。本当に、有り難いことである。
健保組合の被保険者だったころも、病院には行かず、健康保険料は払うのみなので、毎年、健保組合から、カタログギフトが届いていた。1年間、病院に行かなかった、つまり、健康を維持した(?)ことに対する、ささやかな褒美である。そして、過去に買った覚えのある市販薬は、正露丸とパブロンぐらい。漢方薬のおかげで、気管が締め付けられるような苦しさは、和らいできました。
先日、福島第一原発1号機などの燃料集合体の状況が、報道された。1号機に関しては、地震発生の16時間後に、いわゆる炉心溶融(メルトダウン)していたとのこと。私は、原子力に関しても、もちろん、素人に過ぎないが、政府が、福島第一原発の各原子炉を制御できているのか否かを、私なりに集めた情報や知識に基づいて、判断するように、心掛けている。
3月11日に大津波が襲来して以降、今に至るまで、燃料集合体を制御できていないことは、明らかである。
にも関わらず、工程表なるものにおいて、目標の達成時期を、●か月程度などと、明記している。根拠はあるのか。根拠なく数値を掲げ、根拠がない旨を明らかにしないなら、その情報はデマである。大辞泉によれば、デマとは、「政治的な目的で、意図的に流す扇動的かつ虚偽の情報」だそうだ。
何が制御できていて、何が制御できていないのか。虚偽の情報を流してはいけない。理を詰めている途中において、虚偽の情報が混入すれば、"合理"的な結論を導くことができなくなる。理の世界に、願望をねじ込んではいけない。
神奈川県にて
佐藤 政則