胸部エックス線検査を、頑なに拒否し続けた物理教師 | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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『くるしさは、忍従の夜。あきらめの朝。この世とは、あきらめの努めか。わびしさの堪えか。』

 太宰治「I can speak」の、冒頭である。昨夜、公衆無線LANを利用して、ひと文章、投稿しようと思い、出掛けたが、目当ての店が休みだった。急ぎ、別の場所を目指したが、終電間近で、ほとんど、何もできずじまい。
体が冷えたのか、帰途、終電に乗っていたら、咳が止まらなくなった。終電でなければ、一旦、途中駅のプラットフォームで休みたいくらいだったが、終電なので、ハンカチで口を押さえ、なんとか最寄り駅まで、耐えた。

 労働安全衛生法に基づく定期健康診断などでも、何度か、肺に関する事柄で、指摘を受けたことがある。体調不良が続き、また、電車の中で咳が止まらなくなり、「いよいよ、お呼びがかかったのか」と、思うほどだった。それで、思い出したのが、冒頭に掲げた、太宰の言葉。

 ちなみに、今、調べてみたら、労働安全衛生法の施行規則である、厚生労働省令「労働安全衛生規則」の43条44条に、健康診断の項目として、しっかりと、胸部エックス線検査が記されている。
私が卒業した高校の物理の教師は、定期健康診断に含まれるこの項目を、頑なに、拒否し続けていた。今になって、その頑さは、単に、意地に基づくものではなく、物理教師としての彼の見識に基づくものであったことを、知った。

 東京地方検察庁特別捜査部より、お便りをいただけるのは、今週あたりではなかろうかと、思っている。お便りが届くころまでには、体調を、万全にしておきたい。


神奈川県鎌倉市
佐藤 政則