「お前じゃないのか」、持つべきものは友である | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

 世の中には、仏像を盗む人がいるそうである。テレビ神奈川やサンテレビなどを、見るともなしに見ていると、時折、姿を現す、みうらじゅん氏が、以前、ラジオで、そう、おっしゃっていた。そして、仏像が盗まれるという事件が、マスコミなどで採り上げられると、決まって、「お前じゃないのか」と、連絡をよこしてくる友人がいるとも、おっしゃっていた。

 氏は、仏像にも造詣が深いが、それが高じ、思い余って、つい魔が差したのではないかと心配する友人が、連絡をしてくるそうである。ニュースを見て、知り合いが心配して、連絡をよこしてくれることは、そうあることではない。持つべきものは、友である。

 2日前の5月3日の夜、数少ない女性の友人から、「あれって、さとうさん?」という有り難いメールが、届いた。その日、「神奈川県の住民が、菅直人氏の献金問題に関する告発状を、東京地検に提出した」ことが、報道されたようだ。それで、「お前じゃないのか」ということで、メールをよこしてくれた。

 正直、驚いた。その友人は、心が、とても繊細な女性だけれど、彼女が政治に関心を持つ度合いは、同年代の一般的な日本人女性が政治に関心を持つ度合いと、そう変わらない。何はともあれ、私の行動に関心がなければ、わざわざ、そういうメールを送らないだろうから、とても有り難いし、嬉しかった。
やはり、持つべきものは、友である。


神奈川県にて
佐藤 政則