油断したら・・・、鳶に、パンを奪われた | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

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実態に合わなくなった諸制度を見直し、日本国を良くすることを目指す、政治ブログです。

「ここは東京湾だ」と思い、少し油断をしてしまった話です。

 JR横須賀駅前で、待ち時間ができてしまい、駅のコンビニ店で、パンを一つ買い、駅前にあるヴェルニー公園内のベンチに腰掛けて、横須賀港を眺めながら、そのパンを半分ほど食べたときだった。
鳶なのか、名前はよく分からないが、やや大きめの鳥(説明の都合上、鳶と見なします)が、背後から飛んできて、食べかけのパンを奪い、飛び去っていった。

 感動するくらい見事な、奪いっぷり。パンを握る私の左手にも、一切触れず、奪っていった。あのスピードで、この制御され尽くした動き。見事としか、言いようがない。
実は、三浦半島の西側の、太平洋に面している相模湾沿いにおいて、同じ光景を何度となく、私は、見てきた。だから、鳶などがいないか、辺りを確認した。鳩や雀しかいなかった。それで、油断して、「ここは、太平洋じゃないし、労災保険における特定水面である東京湾だし、大丈夫・・・」

 鳶が飛び去った後、地面に落ちたパンくずをめがけて、多くの鳩が集まってきた。1分も経たぬ間に、地面がきれいになり、鳩達も去り、何事もなかったように、静かな港沿いの公園の風景に、戻った。

 片手にパンを持ったカモ、いや、人間が来る度に、同じ光景が、繰り返されているとしか思えない、完成度の高い一連の流れ。僅か120円の焼きそばパンで、すごい"ドキュメンタリー"を見ることが、できました。
鳥達に感謝。


神奈川県にて
佐藤 政則