米国で企画、中国で製造、世界で販売されるiPad | 佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

佐藤 政則「不易流行 -日本再生に向けて-」

変わらぬ理念の実現を目指し、しくみを修正する。
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 アップル社のタブレットマシーンiPadが、日本でも発売されました。前評判通り、大人気のようです。機能だけを見れば、これといって目新しいものはない。大きなiPod touchと言っても、それほど的外れではないと思います。

 キーボードをタッチスクリーン化し、ハードディスクではなくフラッシュドライブを積み、DVDドライブはそぎ落とす。なので、値段は、それほど高くない。だけど、デザインが洗練されている。
外でノートパソコンの液晶画面を開いたとき、「余計な力が加わり、キーボードと液晶ディスプレイの接合部がパキッといくのではないか」という不安感を、感じる。iPadには、それがない。

 「米国で企画し、中国で製造し、世界で販売する」というビジネスモデル。日本は、多くの販売先のうちの一つでしかない。iPodのときと同じように、iPadにおいても、ソニーなどの日本勢は、後追いの状況。

 民生品の分野で、圧倒的な強さを誇った日本のブランドが、今は、あまり元気がない。通貨政策は、今のままでいいのか。円を維持するのであれば、現在の変動相場制のままでいいのか。
選挙を前にして、そういう議論があってもいいように思います。