セカンドシアター新喜劇 2022年11月20日 | 続アメマのおとしもの

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今月もまたセカンドシアター新喜劇であります。好調の佐藤太一郎・小西武蔵リーダー班で、最近推しの谷川友梨ちゃんも出るということで楽しみです。

 

前回の佐藤・小西班の新喜劇では小林ゆうちゃんのお芝居に泣かされまして、今回もメッセージ性のある作品だそうな。

 

 

吉本新喜劇セカンドシアター 11月20日16時開演、A列で観劇。

6~7割ぐらいの入り。前説は伊丹祐貴筒井亜由貴

●セカンドシアター新喜劇「きみのトモダチ」(「きみはトモダチ」から改題) 作・演出 平松克規

【出演】

廃棄されるロボット・・・佐藤太一郎、行人の父親・・・佐藤太一郎(二役)、大学の教授・・・新名徹郎、その助手・・・小西武蔵、民宿の女将・・・谷川友梨、その息子・・・生瀬行人、行人のクラスメイト・・・咲方響カバ筒井亜由貴、カバの両親・・・音羽一憲松浦真也、クリーニング屋の夫婦(実は刑事)・・・いがわゆり蚊岩﨑タツキ、ロボット製造会社の社長・・・今別府直之、その社員・・・伊丹祐貴、兵器ロボ・・・タックルながい。

 

【舞台】

民宿花月のロビー。向かいはクリーニング店。

 

【あらすじ】

民宿を経営する女将(谷川友梨)は、ボクサーだった主人を亡くし、女手ひとつで民宿と息子(生瀬行人)を育ててきた。亡くなった主人の親友だった大学教授(新名徹郎)も、なにかと友梨の力になっている。

しかし息子の行人はなかなか友達が出来ず、父親がいないことでクラスメイトからバカにされていた。そんなとき行人が壊れたロボット(佐藤太一郎)を拾う。新名や助手の小西が修理して動くようになり、行人の友達になる。しかしそのロボットは不良品のため製造会社(今別府直之、伊丹祐貴)が回収しようと探していた。

友達になったロボットは「ニゴ」と名付けられ、民宿の仕事も手伝いながら、しばらく平和な日を過ごしていたが、行人のクラスメイト(カバ、筒井亜由貴)が行人をいじめているのを守ったことで、カバがケガをしその両親(音羽一憲、松浦真也)から苦情が来たりと問題も起きていた。

そこへ製造会社の人間がロボットを見つけて回収しようとする。実はそのロボットは兵器として製造されていたのだった。「ニゴ」を回収しようと兵器ロボ(タックルながい。)が現れ、「ニゴ」は行人らを守ろうとして戦い、記憶が消えて動かなくなってしまう。

月日が経ち、民宿にも日常が訪れ、行人もクラスメイトと仲良くなり、誕生日プレゼントを持ってきたりしているところへ、小西が「ニゴ」を再生して持ってきたが、その姿が小西そっくりでした。

 

【雑感】

NGK本公演や祇園花月ではできないような新喜劇を、セカンドシアターではやることができるので、このようなファンタジー要素が強い作品もあります。しかし、ただドタバタでギャグばかりで笑わせる新喜劇でなく、きちんとメッセージ性があるので、感動作に仕上がっていました。

今回佐藤太一郎はロボット役と行人の父親の二役ですが、やはりお芝居の上手い人なので、ロボットの無感情な台詞でも感情が伝わりますし、動きも人間味のあるロボットに見えましたね。

そしてボケる小西武蔵は、変化球な方向から毎回ボケるので、ホント予測がつかない(笑) 

 

回しは全て新名徹郎が担当し、これまたさすがの処理能力。もっと本公演でも評価されてもいいと思います。そして女将役の谷川友梨ちゃんは、母親役と言うことで台詞も多く、母子家庭で頑張るお母さんを熱演。涙を流してのラストシーンには私も泣けました。

息子役の生瀬行人もなかなかお芝居が上手くなりましたね。のび太っぽい役作りで、カバのジャイアン、筒井のスネ夫、響ちゃんのしずかちゃんという設定も良かったです。

 

カバの両親役の音羽一憲と松浦真也は、歌ネタでもっと笑いを取れるはずなのに、なんだかちょっと惜しい感じ。松浦の女役がちょっと卑怯な気もします。

 

 

来年2/3には祇園花月で佐藤・小西班の新喜劇もあるそうで、ますます楽しみなコンビですね。

 


エンディング恒例の集合写真。