たまごっちコネクションと同時に検証していたオリジナルたまごっちの睡眠育成法についても、ひとまず結果が得られたのでまとめておく。

 結果としては成功。たまごっちコネクション同様に睡眠育成法が有効で、キャラクターを眠らせた状態でも問題なく成長させられることが分かった他、いくつかのメリットもあるらしいことが分かった。

 

 

☆ 今回の育成方法と経過

・ベビっちは普通に育成。

・まるっちに変身した直後に時計を操作し、就寝時刻に設定して眠らせた。

・以降起床時刻が近づいたら時計を操作して就寝時刻にセットし直しすことを繰り返し、キャラクターをほとんど眠らせた状態で時間を経過させた。

・上記を何度か繰り返した後、ある時点で起床と同時に変身。たまっちになった。この時年齢のカウンターは2才。睡眠中はわがままサインの出現がないため一度もしつけをしていないが、しつけメーターは50%になっていた

・再びしばらく眠らせ続け、ある時点でまた起床と同時に変身。まめっちになった。この時年齢のカウンターは4才(前の変身の後にも1回起きてしまったため)。同じくわがままサインの出現がないため一度もしつけをしていないが、しつけメーターが100%になっていた

 

 

 

↑ しつけ0%からいきなり100%になった。

 

 

 

↓ 今回の検証から、オリジナルたまごっちについて分かったこと

 ※ 先に上げているたまごっちコネクションと被る部分もある

 

○ 睡眠時間も成長に必要な経過時間としてカウントされる

 過去作同様キャラクターは時間経過により成長するため、各形態に変身するまでに必要な経過時間が設定されているものと思われる。この経過時間は内部でカウントされており、見ることはできない。

 当時物においてはキャラクターが起きている時間のみカウントされていたが、オリジナルたまごっちにおいては起きている時間・寝ている時間いずれもカウントされるようだ。しかもその区別はないため、起きている時間のみでも寝ている時間のみでも必要経過時間を稼ぐことができる。ゆえにキャラクターを起しっぱなしにしても眠らせっぱなしにしても問題なく成長するようだ。

 ただしこれにより、当時物においては可能だった睡眠時間スキップによる育成時間短縮はできない

 

○ お世話の評価は減点方式 → 睡眠中は減点回避が可能

 過去作同様オリジナルたまごっちもお世話の仕方によって変身するキャラクターが分岐するが、その評価基準は何回ミスをしたかである。お世話についてもしつけについても、いわば減点方式でカウントされており、ミスの回数に応じてキャラクター分岐が決まる。

 

 睡眠中はおなかメーターもごきげんメーターも減少しないため、お世話ミスが発生し得ない。つまり、キャラクターを眠らせ続けることで減点を回避できるのだ。

 そして特に着目したいのがしつけだ。オリジナルたまごっちではしつけメーターの値=わがままサインの総出現回数ではない上、メーターがフルになってもわがままサインが出現する仕様になっているため、「わがままサインの見逃し」回数それ自体に気を付けなければならない。実際にわがままサインを叱った回数ではなく、わがままサインを叱らなかった(見逃した)回数がカウントされているのだ。睡眠中はわがままサインが出現しないため、必然的に見逃した回数もゼロということになり、減点を回避できる。ゆえにキャラクターを眠らせ続けることで実際にはしつけをしていなくても(当然しつけメーターがゼロのままであっても)、しつけを完璧にしたという判定を得ることができる。

 

 究極的にはキャラクターをずっと起こさず眠らせ続けても問題なく成長させられるが、当然ながら眠らせている間はお世話ミスやわがままサインの見逃しが発生しないため、ずっと眠らせ続けた場合は必ずまめっちやみみっちに変身する

 

 

 

◆ まとめ ◆

 

 睡眠育成法:時計を操作してキャラクターの就寝時間にセットし、たまごっちを意図的に眠らせておくこと。時計を止めると育成も一時停止するが、時計を止めずにキャラクターを眠らせておくことでお世話をできない時間なども育成を停止せず進めることができる。必要に応じて取り入れることでたまごっちを効率的に育てられる。

 ※初代たまごっちシリーズにおいては無効

 

☆ 仕事や学校や就寝中でお世話に時間を割けない間も、睡眠時間を利用して効率的に成長のための必要経過時間を稼ぐことができる

 ただしゆっくり楽しみながら育成を進めたい場合は従来通り時計を停止するのもあり。睡眠育成法をどのくらい取り入れるかはプレイヤー次第。

 例:まめっちやみみっちと過ごせればいいからアダルトっち期までひたすら眠らせる!

 例:こどもっち期は少し長いから日中も眠らせて成長を進めようかな…

 例:とにかくゆっくり楽しみたいから一緒に過ごせない時間は時計を止めよう

 

☆ 睡眠育成法を上手く使うことで目的のキャラクターに分岐させやすくなる場合もある。特にわがままサインの見逃しにシビアで育成難易度の高いまめっち・みみっち・隠れキャラクターを育成する際の裏技にできそうだ。

 ただしお世話ミスやわがままサインの見逃しが分岐条件となっているキャラクターを目指す場合には、必ずたまごっちが起きている時間を作り必要なだけのお世話ミスやわがままサインの見逃しをしなければならない。そのためにょろっちやくさっちを育てるのには向かないかもしれない。その他のキャラクターについては工夫次第で取り入れられそうだ。

 

☆ オリジナルたまごっちは比較的病死しやすいが、睡眠中は病気になることもないため病死のリスクもゼロになる。

 

★ オリジナルたまごっちにおいてはキャラクターの就寝→起床により1才ずつ加齢していくため、何度も時計をいじることで実年齢が分からなくなる点には注意が必要。○才なのにまだ変身しない…とか、あとどれくらいで次の変身なのか…といった紛らわしいことになる可能性はある。対策としては逐一メモしておくくらいしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 たまごっちコネクションの睡眠育成法について検証したので以下にまとめておく。

 検証の結果、反抗期に変身して以降起こすことなく育てた個体はまめっちなどの「まじめなこ」タイプのキャラクターに変身した。

 キャラクターを眠らせた状態でも問題なく成長させられることが分かった他、いくつかのメリットもあるらしいことが分かった。

 

 

☆今回の育成方法と経過

・幼児期は普通に育成。お世話ミスは一応しないようにした。一回なでなでサイン(泣く)が出現して対応したため、しつけメーターが1になった。

・約1時間後反抗期に変身した直後に時計を操作し、就寝時刻にセットして眠らせた

・以降起床時刻が近づいたら再度時計を操作して就寝時間にセットし直すことを繰り返し、キャラクターをずっと眠らせた状態で時間を経過させた

・キャラクターが眠ったままの状態で加齢していることを確認。(チェックメーター)

・キャラクターが眠ったままの状態で変身していることを確認。(電気をつけて見ると変身したキャラクターが眠っている状態)

 また、変身時に付与されるごっちポイントも加算されていた。

 ※ただし変身の瞬間は観察できていない。通常と同じモーション等あるのかは不明。ちなみに変身後も電気は消えたままの状態だった。

・1才で思春期、4才で産卵期に変身。どちらも「まじめなこ」タイプになった

 産卵期変身の時点でしつけメーターは1だった。(幼児期の1回分のみ)

 

 

↑ 産卵期(まめっち)変身時のしつけメーター

 

 

 

 ↓ 今回の検証から、たまごっちコネクションについて分かったこと

 

睡眠時間も成長に必要な時間としてカウントされる

 過去作同様キャラクターは時間経過により成長するため、各形態に変身するまでに必要な経過時間が設定されているものと思われる。(なお今作は加齢も時間経過による)この経過時間は内部でカウントされており、見ることはできない。

 初代シリーズにおいてはキャラクターが起きている時間のみカウントされていたが、たまごっちコネクションにおいては起きている時間/寝ている時間いずれもカウントされるようだ。しかもその区別はないため、起きている時間のみでも寝ている時間のみでも必要経過時間を稼ぐことができる。ゆえにキャラクターを起しっぱなしにしても眠らせっぱなしにしても問題なく成長するようだ。

 ただしこれにより、初代シリーズで可能だった睡眠時間スキップによる育成時間短縮はできない

 

お世話の評価は減点方式 → 寝かせ続けることで減点回避可能

 過去作同様たまごっちコネクションも基本的にはお世話の仕方によって変身するキャラクターが分岐するが、その判定基準は「何回お世話ミスをしたか」である。

 ケーたま同様たまごっちコネクションのお世話には「こころのお世話」と「からだのお世話」の2種類が存在し、それぞれのミスに該当する条件がいくつか存在する。その条件を踏んだ回数により「こころのお世話ミス回数」と「からだのお世話ミス回数」がいわば減点方式でカウントされており、その回数に応じてキャラクター分岐が決まると思われる。

 

 睡眠中はおなかメーターもごきげんメーターも減少せず、しつけタイミングも出現しないため、お世話ミスが発生し得ない。つまり、キャラクターを眠らせ続けることで減点を回避できるのだ。
 ちなみにしつけメーターの値も実はあまり関係がない。しつけメーターはしつけをする度に加算されるが、実際にはしつけをした回数ではなくしつけミスをした回数がキャラクター分岐に影響するからだ。しつけミスさえカウントされていなければ、あるいはミスがカウントされてもその分の挽回があれば(これは後に検証する)、良い子に変身させることは可能なのだ。つまりしつけメーターの値はあまり判断基準にならない。

 

 究極的にはキャラクターをずっと起こさず眠らせ続けても問題なく成長させられるが、当然ながら眠っている間はお世話ミスが発生し得ないため、ずっと眠らせ続けた場合は基本的に「まじめなこ」しか育たない

 

 

↑ 同じ育て方で変身した「まじめなこ」(奇数世代)たち。分岐はランダム?

 

 

 ◆ まとめ ◆

 

 睡眠育成法:時計を操作してキャラクターの就寝時間にセットし、たまごっちを意図的に眠らせておくこと。時計を止めると育成も一時停止するが、時計を止めずにキャラクターを眠らせておくことでお世話をできない時間なども育成を停止せず進めることができる。必要に応じて取り入れることでたまごっちを効率的に育てられる。

 ※ 初代たまごっちシリーズにおいては無効

 

☆ 仕事や学校や就寝中などでお世話ができない間も、睡眠時間を利用して効率的に成長のための必要経過時間を稼ぐことができる

 ただしゆっくり楽しみながら育成を進めたい、ミニゲームやアイテムで遊んだり通信したりキャラクターの一人遊びや生活の様子などを十分に鑑賞したいという場合は、従来通り時計を停止するのもよい。睡眠育成法をどのくらい取り入れるかはプレイヤー次第。

 

☆ 今作はキャラクターの起床により加齢しないため、いくら時計をいじっても実年齢が分からなくなる心配はない。そのため必要に応じて頻繁に時刻を動かしても問題なし。

 

睡眠育成法を上手く使うことで目的のキャラクターに分岐させやすくなる場合もある。特にお世話ミスを抑えなければならない「まじめなこ」タイプのキャラクターを育成する際の裏技にできそうだ。

 ただしお世話ミスが分岐条件となっているキャラクターを目指す場合には、必ずたまごっちが起きている時間を作り必要なだけのお世話ミスをしなければならない。(お世話ミスの詳細については現在調査中)

 

 

 

〈 追記 〉

 

 なお、この睡眠育成法については当時既出のようだ。

 バンダイ・Wiz監修の公式攻略本『ちびたまごっち&祝ケータイかいツー!たまごっちプラスとあそぶほん』の最後に付いている「あそぶほん特製とっておきのふくろとじ」の中で、「たまごっち禁断の秘技」として紹介されているちびたまごっちについての記述だ。

 

 「寝る子はよい子に育つ」というタイトルで、まるっちを育てる際に時間を夜にセットし24時間眠らせ、まめっちに成長させる方法が記載されている。「ずっと寝かせたままにして育てると、よい子に育つ可能性が高くなる。」とのことだ。

 

 これはちびたまごっちについての記述でありケーたまについては言及していなかったが、原理としては同じことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 たまごっちコネクションにおけるキャラクターの成長と時間について、前回実際の時間経過によって加齢することと睡眠スキップによる短縮が不可であることを書いた。

 あれから更に、時刻を操作して起きているキャラクターをわざと寝かせて経過を観察してみた。

 

 結果、睡眠中にも加齢することが分かった。

 起きている時間と同じく睡眠時間も成長のための必要経過時間にカウントされていることは前の記事にも書いたが、その必要経過時間を睡眠時間で稼ぐことができるというわけだ。起きている時間を睡眠時間に置き換えても問題ないらしい。

 

 つまり効率よくキャラクターを育てたい場合、仕事などでお世話ができない間は時間を止めるのではなく時計を操作してキャラクターを寝かせておくのが新常識ということになりそうだ。例えば反抗期のキャラクターは午後8時から午前8時まで睡眠するため、出勤前に時計を午後8時に設定しておけば12時間はお世話をしなくても問題ない。

 ちなみに今作はキャラクターの起床によって加齢しないため、時計をいくらいじっても年齢には影響がない。ゆえに無駄な加齢によって実年齢が分からなくなる紛らわしさがない。※ただし日にちについては午後11時59分から午前12時00分に切り替わる際に+1加算されるので留意しておくこと。

 

 一方、一人遊びやお風呂・歯磨き、わがままやすねる様子など、キャラクターの姿をじっくり楽しみたい場合は従来通り時間を止めて育てるのがよさそうではある。この辺りのバランスはケースバイケースで調節すればよい。

 なおこの操作により、キャラクター分岐に影響するお世話の評価にどう関わるかは未検証だ。しつけの機会を失う可能性があるためしつけメーターは埋まらないかもしれないが、お世話ミスにはカウントされないだろう。また今作はミニゲームでもお世話の評価を稼ぐことができるので、この辺りも含めて色々試してみたい。

 またこの方法はケーたまはもちろん、実はオリジナルたまごっちにも有効だったのではないかとも考えられる。こちらも余裕があれば試してみたい。