何気に半年以上もかけてちょこちょこ進めていたオスっちメスっちの生態観察を終えたので、そこからも分かったたまごっちの寿命についてまとめておこうと思う。
たまごっちの死と二つのエンディング
キャラクターの「死」はたまごっちを象徴する大切な要素の一つだ。
元々ペットを連れ歩いてお世話をするというコンセプトで発案された育成ゲームなのだが、現実のペット同様最後にはその死を見届けるというリアルな展開が用意されている。これは最初期のモデルから組み込まれている設定で、「本物の生き物をお世話するような緊張感を持たせたい」という当時の開発者の思いによるものだ。
シリーズを通してこの「死」の扱いや表現については変更が加えられてきたが、最新作のたまごっちパラダイスにおいてもなお採用され続けていることから、とても大切にされている要素であることがうかがえる。
第二期のたまごっちプラスシリーズからは世代交代機能が追加されたことにより、育てたキャラクターは次世代を残してプレイヤーの元を去るという演出が採用されるようになった。きちんとお世話さえすれば直接的な「死」の演出を目の当たりにすることはなくなったのだ。
一方その前の第一期つまり初代たまごっちシリーズでは、プレイヤーのお世話のしかたに関わらず最後には必ずキャラクターが死を迎えるのを見届けなければならない。(リセットさえしなければ。)
初代たまごっちシリーズの主要なモデルにおいては、エンディングが基本的に二通りある。バッドエンドとグッドエンド、ゲームオーバーとゲームクリアに相当する扱いの違いがあるのだ。
元祖たまごっちや新種発見!!たまごっちなど、最後に死を迎えるたまごっちのエンディングには二通り、病死と寿命死がある。つまりプレイヤーのお世話が不十分だったためにキャラクターが育成途中で死んでしまったという判定と、プレイヤーのお世話が十分行き届いていてキャラクターが寿命を全うしたという判定だ。
エンディングの分岐は分かりやすい場合と分かりにくい場合がある。特に元祖たまごっちや新種発見‼︎たまごっちなどでは最期にキャラクターがタマゴを残す演出が一瞬映し出されるだけで、これを見逃してしまうと判別する術がなかったりもする。
↑ デビルっちのゲームクリアとゲームオーバー
シリーズによってはキャラクターが死なないものもある。例えばてんしっちのたまごっちやデビルっちのたまごっちだ。しかしその場合にも同様に、バッドエンドとグッドエンドに相当する二つのエンディングが用意されている。
また一部、そもそもこのエンディング分岐があるのか不明なモデルもある。これらはいつか調べてみたい。
限界寿命があるかないか
そんな初代たまごっちシリーズの寿命死には、実はさらに二つのパターンがあることがうかがえる。(あくまでこれまで観察してきたことから予想される見解なので確定ではないのだが。)
一つ目は、キャラクターが最終形態に達してからある一定期間を過ぎた後にお世話ミスをすることにより死を迎えるパターンだ。たまごっちは成長し切った後しばらくすると、メーターの減少間隔が徐々に狭まりお世話頻度が上がっていくという老化現象のようなものを見せるようになる。この状態になって以降にお世話ミスをすると死のトリガーになるらしく、キャラクターが危篤状態となるようだ。
二つ目は、あらかじめ設定されていると思われる限界寿命に達した時点で強制的にキャラクターが死を迎えるパターンだ。一つ目と別物というよりは、一つ目に加えて限界寿命が設定されているものと考えられる。お世話ミスをしなくても時間経過によりキャラクターが危篤状態となるようだ。
この二つの組み合わせに関する仕様はどうやらモデルによるらしい。一つ目だけだった場合、原則たまごっちはお世話ミスをしない限りたとえ年齢をカンストしても生き続けると思われる。一方で二つ目も組み合せられている場合は、育成期間に限界がある、つまり明確に「寿命がある」と言えるわけだ。
要するにモデルによって限界寿命の有無があるということだ。
先日SNSの投稿で、たまごっちの寿命の有無についてのやり取りを見かけた。子供時代にたまごっちを60才を超えて育てたことがあるという投稿主に対して、初代たまごっちの寿命はそこまで長くないはずだというコメントが付いて軽く議論になっていたのだ。
モデルは新種発見‼︎たまごっちだったので、おそらくコメント主の指摘が概ね正しいと思われる。元祖たまごっちと新種発見‼︎たまごっちについては当時の書籍にも「長生きできたとしても20歳後半までがいいところ」(集英社ムック週刊ヤングジャンプ特別編集『たまごっちのことが全部わかる本』)との記述がある通り、この二つのモデルには限界寿命がある可能性が高い。筆者が以前実際に育てたせきとりっちの例や、相互フォロワーの方の育成記録からも間違いなさそうだ。
ただしここで紛らわしいのがたまごっちの年齢機能で、これは必ずしもたまごっちの実年齢を表していない。時刻を操作すれば簡単にカンストできるし、逆に1才のまま育てることもできてしまう。また育成途中に思いがけず加算されてしまうこともある。変身後のキャラクターの起床時刻が変身前のキャラクターの起床時刻よりも遅かった場合、変身後にまたすぐ寝てしまったりするためだ。
たまごっちの成長は年齢ではなく経過時間で管理されているものと思われる。おそらく限界寿命も、最終形態に変身してから何十何時間といった仕様になっているのだろう。
一方最近観察を終えたオスっちメスっちは限界寿命がないモデルである可能性が高い。
今回は注意深く記録を付け、メーター減少間隔(ハートが一個減るまでの時間)の狭まり方も観察してみた。以下がその詳細だ。
6日目(5才) アダルトっち(ブンブっち、ブンコっち)に変身
この時点でメーター減少間隔は約65分
↓
10日目(9才) メーター減少間隔が約52分に狭まる
↓
11日目(10才) メーター減少間隔が約39分に狭まる
↓
12日目(11才) メーター減少間隔が約26分に狭まる
↓
13日目(12才) メーター減少間隔が約13分に狭まる
↓
14日目(13才) メーター減少間隔が約3分に狭まる
↓
15日目(14才) メーター減少間隔は約3分から変化しない
お世話ミスを開始したところ1時間足らずで危篤状態、寿命死判定
最終的に減少間隔が3分に狭まってから変化しなくなったのだが、これはモスラのたまごっちで新モスラ成虫を実年齢で33才まで育てた時と似ていた。お世話ミスなしで粘るには、12分でメーターが空になり呼び出されることになる過酷な育成ゲームを続けなければならない。おそらくそれを続ければ年齢がカンストしても生き続けるのではないかと思われる。あとは電池がどこまで持つかというところか。
うろ覚えな記憶だがてんしっちでも似たようなことがあったような気がする。検証したわけではないので確かではないが、もしかすると限界寿命があるモデルの方が限定的なのかもしれない。
かなり骨の折れる作業ではあるが、今後も調査を続けたい。























