話題の最新作『たまごっちパラダイス』が7月12日に発売日を迎えた。5月に予約していたものが2週間前くらいに届いたので早速開封してプレイしてみた。その感想などを残しておこうと思う。

 

 

 海外の「Free Comic Book Day」に配布された冊子などの情報からSNS等で話題となっていた今作。

 昨今のたまごっち予約争奪戦の例に漏れず、予約が開始されると一日かそこらで早くも予約枠が埋まってしまうという事態となったものの、幸いにもすべり込みで定価以内での予約に成功。元々カラーモデルのたまごっちをプレイする予定はなかったが、色々な情報を見るにつれ興味が湧いたため購入してみることにした。

 なお少し遅れて攻略本『たまごっちパラダイスパーフェクトガイド』(小学館)も予約開始されたため、こちらも購入した。

 

 発売日を前に心待ちにしていたファンも多い中、同じタイミングで予約していても取り扱い店によって発送日や到着日がまちまちだったようで、SNSには焦らされた人々の不満のポストが散見された。特にAmazonではトラブルが発生する例も複数あったようで、ちょっと不穏なすべり出しとなってしまっている。

 

 

 たまごっちパラダイスのモデルはPink LandBlue WaterPurple Skyの3種類。

 今作は新しく誕生した惑星「にゅーたまごっち星」が舞台となるのだが、登場するキャラクターの属性とその生息フィールドは「りく」「みず」「そら」の3つに分けられる。それぞれのモデルは各フィールドをイメージした本体デザインになっている他、プレイ開始時にはそのフィールドから育成がスタートする仕様となっている。(いずれのモデルでもプレイを進めていくと後に他の2つのフィールドも解放される。ただし一部特別なキャラクターの育成等にはモデルが関わってくるようだ。)

 

 

 

 サイズが大きいらしいことは聞いていたが、手に取ってみるとかなりのボリューム感。数センチもの厚みがあるが、底の部分は平たくなっているので置くと安定感はある。

 画面のフレーム部分は初代たまごっちシリーズを思わせるギザギザカット。このギザギザに沿って液晶保護の透明なプラスチックカバーがはめ込まれている。多分に漏れずこのプラスチックも柔らかく、細かい傷が付きやすそうだ。気になる場合はネット販売されているフィルムを購入するのも手かもしれないが、場合によっては思いがけず画面が曇ったりぼやけたりして見えるものも出回っているようなのでレビュー等を確認した方が良い。

 

 

 

 ↑ 初代のモデルと並べて比較すると分かりやすい。倍以上の大きさはありそうだ。

 電池を入れた状態での重さはたまごっちパラダイスが約90グラム、初代たまごっちが約27グラム。3倍くらいの差があった。

 

 

 

 ↑ 裏蓋をドライバーで開けて別売りの電池を入れる。電池は単4が2本。この絵面がすごくおもちゃっぽさがあって良い。

 

 

 

 ↑ 電池を入れて起動したらまずは言語を選択し、日付や誕生日の登録を済ませる。

 

 

 

 ↑ タマゴが割れて「にゅーたまごっち星」が誕生。星に名前を付けられる。

 

 

 

 ↑ 惑星に名前を付けるとフィールド内にタマゴが出現。まもなく「べびまるっち」が生まれるのでお世話を開始しよう!

 

 今作は本体右上に付いている「ズームダイヤル」を回して宇宙に浮かぶ惑星スケールから育成しているたまごっちの細胞スケールまで観察ができる仕様。「たまうちゅー」「たまフィールド」「たまごっち」「たまさいぼー」の4段階を行き来し、それぞれの段階で使用できる各種コマンドを駆使してゲームを進めていくようだ。

 

 

 

 攻略本も参考にしつつ、とりあえずは無事にアダルト期まで育成することができた。アダルト期になるとブリードするか新たにタマゴを育て始めることができる。

 ↑今回はブリードに成功した。(本体上部の蓋を開けてドッキングして通信できる)

 

 

 ↓ ここまで一通りプレイしてみた感想。

 

・初代たまごっちシリーズを思い出させる本体デザインとおもちゃっぽさが魅力的。画面フレームのタマゴのひび割れとボタンの配置が馴染み深く、ドッキング式の通信方法はまさしくオスっちメスっちのそれでとても懐かしい。

 一部初代シリーズなどからのキャラクター移植があり、その中には海で発見!!たまごっちや森で発見!!たまごっち、更にはなんとゲームで発見!!たまごっち2からのキャラクターもいる。フィールド含め、まるでそれらのリメイクを思わせるところがファンとして心躍る。

 

・Wi-Fiを通したネット接続及びアップデート等のないシンプルな仕様が、旧式ファンとしては逆に良い。充電式ではなく乾電池式なのもバッテリーの消耗を心配する必要がなくありがたい。

 

・ブリードによる遺伝要素を含む多様なキャラクターやバラエティ豊かな各種アイテムが魅力的。フィールド上にアイテムを配置してたまごっちたちが遊ぶ姿を見られるのも良い。

 特に遺伝要素が面白いが、目と体色以外も遺伝したり突然変異があったりして思いがけない新たなキャラクターが生まれる仕様だったらなお面白かったなと思った。

 

・育成中のキャラクター以外にもそれまでに育てたキャラクターをフィールド上に置いておけるのが良い。画面がとても賑やかになる。

 

・キャラクターの成長が早くて驚く。わずか1日で次の成長段階へと変身してしまうのでキャラクター攻略がややシビア。たまシッターというお世話ができない時の救済措置はあるもののこれを利用した場合にもあっという間に育ってしまうため、やはり旧式のように時間を止めながら自分のペースで育てたくなる。

 

・白黒ドットモデルのたまごっちばかりプレイしていてカラーモデルのたまごっちにほとんど馴染みがないせいか、時間経過によりすぐ画面が真っ暗になってしまいたまごっちの姿が見えなくなるのが寂しい。やはり画面をのぞけばそこにいる白黒ドットたまごっちは良い。

 

・一度画面が暗くなると段階が「たまうちゅー」に戻る。いちいちダイヤルを回して段階を移動しなければならないのがちょっと面倒くさい。

 

・アイテムの中には店頭などに設置されている「Lab Tama」と通信しなければ入手できないものもあり、中には担当のスタッフと通信しなければ入手できないものもある。たまごっちプラス時代を思い出させる懐かしさがあるものの、ちょっと手間なので正直面倒くさいが勝る。

 

 

 早くも少し飽きが来つつあるが、せっかくなのでミッションをクリアしてわくせいレベルを上げるべく粘りたいところだ。

 

 また上記の感想内で時間を止めたいと書いたが、今のところ裏面のリセットボタン押下により強制的に時間を止める方法を取っている。「つづき」からを選択することで問題なくプレイできているが、何かしらの弊害があるかは不明。今作はアイテム情報を始め保存データが重要になっているのでリスク管理は自己責任でお願いしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 先日何気なく投稿したXのポストが予想外のバズり方をしてしまった。

 ここ最近たまごっち研究が滞りを見せてきたので何かネタをと思い、長期育成を試みていた個体が寿命死したタイミングでそのことをポストした。(↑上画像)しばらくしてから見てみると思いのほか反応が多く、なぜなのか不思議だった。途中でようやく原因が分かり慌ててリプライ欄で補足したのだが時すでに遅く、あっという間に拡散してしまった。

 

 ポスト内で「享年25」などと書いてしまったことが「25年間育成し続けた」と誤解を招いたことが原因だったようだ。当時物のたまごっちが1日で1才年を取ることやキャラクターに寿命があること、電池が切れると育成データが消えてしまうことが常識なのはコアなマニアの中だけのこと。それにも関わらず軽い気持ちで深く考えず、たまごっちが25才で死亡したことを人間風に表現して「享年25」などと書いてしまったのだ。

 もちろん意図的にミスリードを狙って注目を集めようなどと器用なことを考えたわけではない。そもそも当アカウントは基本的にコアなたまごっちファン向けにポストしているので、界隈の外の人々が食い付くことを想定していなかったのだ。

 

 このようなバズり方をしてしまったのは不本意だが、思いがけず界隈の内外問わずたくさんの人達のたまごっちエピソードが寄せられる場となったことは正直とても嬉しかった。たまごっちが国民的玩具であることを改めて実感した。

 

 

 

 

 さて、ポストした通り実はたまごっちを本当の寿命まで育てることに成功したのは今回が初めてだ。

 

 当時物のたまごっちは最終的にはいずれ死を迎える。たまごっちの死にいくつかのパターンがあることはこれまでにも触れてきた。大きく分けると病死と寿命死の2通りがある。バッドエンドとグッドエンドとも言える。(ちなみに病死・寿命死という呼び方は便宜上用いているだけで、公式のものではない。)

 

  病死:たまごっちが寿命を全うせずに死んでしまったという判定のエンディング

 寿命死:たまごっちが寿命を全うして死んだという判定のエンディング

 

 病死と寿命死を見分けるポイントは、死亡の際にタマゴを産むかどうか。これはとても分かりやすい。

 

 

 寿命死判定の場合は、ドクロマークが付いた状態からタマゴを産むモーションが表示される。数秒で死亡画面(日本版であればおばけっちとお墓)に切り替わってしまうため見逃す可能性も高いのだが、これが寿命死の演出となる。

 

 たまごっちは最終形態に変身してから一定時間が経過すると「死亡の前段階」とも言えるような段階に移ると考えられる。徐々におなかやごきげんのメーターの減少間隔が短くなっていくのが特徴だ。この段階に入ると、お世話ミスが死亡のトリガーとして影響するようになるらしい。よってお世話ミスを何度か繰り返すと、ある時突然危篤状態となり、タマゴを産み残して寿命死するのだ。

 ただし寿命死判定を得るためには最終形態まで育て上げる必要がある一方、最終形態まで育てれば必ず寿命死判定となるわけではない。最終形態まで育てていても病死することはありえるのだ。

 

 

 以前育成していたモスラのたまごっちがそうだった。最終形態の新モスラ成虫まで育てたものの、何と30才を超えて病死した。

 これはモスラのたまごっちの「各形態で4回目の病気で病死する」というプログラムによるものだった。お世話ミスをせずに育成し続けたため寿命死のトリガーを得られないまま病死の条件を踏んだのだ。こうした場合にはたまごっちは寿命死ではなく病死となる。

 

 

 一方で、お世話ミスによるトリガーが無く病死の条件も踏まなかったからといってたまごっちが半永久的に生き続けるというわけではない。実はキャラクターには文字通りの寿命が設定されているからだ。それが今回のせきとりっちの寿命死だ。

 つまりたまごっちには寿命があるのだ。それがどれくらいなのかはキャラクターにもよるが、公式の情報を見るに最長でも25才くらいと見ていいだろう。例えば当時出版された週刊ヤングジャンプ編集部によるムック本『たまごっちのことが全部分かる本』に記載されている「たまごっちのウワサ」の中には「長生きできたとしても20歳後半までがいいところだ」とある。

 ただしここで注意したいのはあくまでも育成時間であって年齢ではないということだ。当時物のたまごっちは時間経過ではなく起床するタイミングで毎回1才ずつ年を取るため、変身タイミングによってはキャラクターの就寝・起床時刻のずれにより余分に加齢することもあるし、時計操作をした場合に意図せず余分に加齢することもある。最初の育成開始時刻によっても変動しそうだ。そのため年齢自体は厳密にはあまり当てにならない。あくまで実年齢としてカウントした場合、25才くらいになると見られる。

 

 そうして考えると、先のモスラのたまごっちには寿命が設定されていないのではという疑問が発生する。お世話ミスをしない限り寿命死しないように思われたからだ。以前育成したてんしっちのたまごっちのぎんじろてんしのことも思い出される。モスラのたまごっち同様、メーター減少間隔が極限まで狭まっても昇天しなかった。もしかすると全てのシリーズに寿命があるわけではないのかもしれない。これについてはいつか検証してみる価値があると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少し前にXにもポストしたたまごっちのメーター減少と呼び出しの法則について調査した結果をこちらにまとめようと思う。

 以下の内容はあくまで当時物、特に元祖たまごっち・新種発見!!たまごっちに関するものとなる。それ以外のシリーズについては共通するもの・しないものがある他、復刻版についてはこの限りではない。

 

 

 チェックメーターで確認ができる「おなか」と「ごきげん」はそれぞれたまごっちの空腹度・機嫌度を表すステータスだ。いずれもハート4個で表示されており、黒く塗りつぶされていれば満たされている状態、白くなっていれば空である状態である。塗りつぶされたハートが少ないほど、たまごっちが空腹であることや不機嫌であることを示している。なおたまごっちプラスシリーズのような隠れたハートはなく、見たまま0~4の5段階となる。

 メーターの減少は時間経過による。基本的にはそれぞれのキャラクター固有のメーター減少間隔が設定されており、例えばまるっち・とんまるっちのメーター減少間隔はおなかが50分、ごきげんが60分。当時物の元祖たまごっちや新種発見!!たまごっちのメーター減少はかなり規則的だ。(ただしまれに不具合なのか、ずれることがあるかもしれない。)

 いずれのメーターも完全に空になる前に食事を与えたりゲームで遊んであげたりすることで再び満たすことができるが、何もせずに放置し続けるとやがてたまごっちからお世話を要求する呼び出しがある。お馴染みの呼び出し音が鳴り、よびだしサインが点灯するのだ。

 

 さて、このメーター減少と呼び出しについて今回改めて調査してみたので報告したい。

 これまでメーターが空っぽになることによりたまごっちからの呼び出しが鳴るという認識でいたため、メーターが完全に空になった時点で必ず呼び出しがあるものだと信じていた。ところがどうやらそうでもないらしいことが分かったのだ。

 少し前に紹介した『たまごの裏ワザ』という当時物の非公式の攻略本に、「おなかへったよーアラームの仕組」としてベビっちのメーター減少に関する記載があった。そこで「我慢タイム」と称された現象について言及されている。

 

 

 これによると、ごはんを1つ与えてメーターがアップした後に消化(つまり時間経過)してメーターがダウンした後に「我慢タイム」なるものが存在するという。すぐに呼び出しが発生するわけではないことを示唆しているようだが、初めは今ひとつピンとこなかった。

 しかし思い当たる節があった。呼び出し音が鳴った記憶がないのにチェックメーターを開いたらメーターが空っぽになっていたことが今まで何度かあり、疑問に思っていたのだ。

 そこで今回初心に返ってきちんと観察してみることにした。

 

 調査対象は当時物の元祖たまごっち・新種発見!!たまごっち。まるっち・とんまるっち以降はメーター減少間隔が長くなるため、主にベビっち・しろベビっちを用いた。

 

 

 観察・検証結果から分かったことを以下に報告する。

 

【 我慢タイム 】

 呼び出し発生の有無に関わらず、メーターが空っぽになったタイミングから次にメーター減少タイミングが訪れて呼び出しが発生するまでの時間。Xのポストでは呼び出し発生のないものだけを指すような書き方をしてしまったが、『たまごの裏ワザ』の定義に従いたい。つまり呼び出し発生後に無視して(お世話ミスをして)我慢タイムに入る場合と、呼び出し発生なしで我慢タイムに入る場合とがある。今回着目しているのは後者の方だ。

 

☆ 呼び出し発生の有無

 結論から言うと、おなか・ごきげんのメーターいずれについても完全に空っぽになったタイミングに必ずしも呼び出しが発生するわけではない。条件により発生する場合と発生せずにそのまま我慢タイムに入る場合とがあるようだ。

 

・発生する場合

 当該メーターについて、それ以前の(ただしそれ以前に呼び出し発生があった場合は呼び出し発生以降の)いずれかのタイミングでメーターを満タンにしている場合、次にメーターが空っぽになったタイミングで呼び出しが発生する。(下の図参照)

 

 

 また呼び出し発生の有無に関わらずその一つ前にすでにメーターが空になっており、お世話による補給をせずそのまま空になっている状態で再びメーター減少タイミングが訪れた時にも呼び出しが発生する。(下の図参照)

 

 

 簡単に言うとメーターを満タンにしたり空っぽにしたりすることがポイントと言える。

 

・発生しない場合

 当該メーターについて、それ以前の(ただしそれ以前に呼び出し発生があった場合は呼び出し発生以降の)いずれかのタイミングでメーターを満タンにせずハートの補給を1~3個分に抑えた場合、次にメーターが空っぽになったタイミングには呼び出しが発生せず、我慢タイムに入る。(下の図参照)

 

 

 ちなみに途中でハートを追加補給して(ただし3個分までに抑えて)トータルでハート4個分以上のメーター減少があっても、メーターを満タンにしない限りは最初に空っぽになったタイミングに呼び出しは発生しない。(放置して次のメーター減少タイミングが訪れた時には呼び出しが発生する。)

 また呼び出し発生なしの我慢タイム中にハート1個ぶんの補給をした場合、次のメーター減少タイミングが訪れて再び空っぽになっても同じく呼び出し発生なしの我慢タイムに入ることになる。これは何度やっても繰り返される。(下の図参照)

 

 

 ただしその後空のまま次のメーター減少タイミングが訪れると呼び出しが発生する。

 

☆ 呼び出し発生誘発現象

 実は前述の我慢タイム中、当該メーターの減少タイミングでもないのに突然呼び出し発生状態になることがある。一方のメーターが我慢タイム中の時にもう一方のメーターで呼び出しが発生した場合、我慢タイム中のメーターの呼び出しも誘発するという現象が起こるようなのだ。

 例えばおなかメーターが空っぽになって我慢タイムに入っている最中にごきげんメーターで呼び出しが発生した時、ごきげんメーターを補給してもよひだしサインの点灯が消えないことがある。この時、メーター減少タイミングに当たらないおなかメーターの方でも呼び出し発生状態となっているのだ。(下の図参照)

 

 

 まれにこれが起こらないこともある。メカニズムについてはよく分からない。

 

☆ 我慢タイムとお世話ミス判定

 メーターが空っぽになってはいるが、呼び出しが発生していないので15分以内にお世話をできなくてもお世話ミスにはカウントされない。ただし次にメーターが空っぽになった時には呼び出しが発生するため気を付ける必要がある。

 

 

 報告は以上となるか、新たに分かったことがあれば加筆する。