洞窟オジさんってただただ凄い! | 心にうつりゆくよしなし事を

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本日の読書感想文



洞窟オジさん〜荒野の43年

加村一馬:著


あらすじ 


昭和35年、当時13歳だった少年は

両親から逃げたくて、

愛犬シロと一緒に家出した


以来、彼はたった一人で

誰にも知られることなく


足尾鉱山の洞窟や富士の樹海などの

山野で暮らし、イノシシや蛇などを

食べて命を繋いできた


発見された時、少年は57歳になっていた


これは人生のほとんどを洞窟で過ごした

男の物語である


私の感想 


加村さんの洞窟生活が終わったのは

自販機の小銭を盗もうとして

警察に捕まったからです


警察で事情を聴かれ

これまでの生活を話したら


小野田さんよりすごいなぁ(^◇^;)

と感心されたそうです(笑)


ちなみに小野田さんというのは

戦争が終わったことを知らないで

フィリピンのルバング島の密林に

隠れ住んでいた元少尉です


私も読んでいる間、

大笑いしたり、へぇ〜と感心したり

時には胸が痛くなったり…


加村さんは洞窟生活をしている時も

時折、人里に降りてきては

みよう見真似で商売をしてみたり


稼いだお金で食べるものを買ったり

していましたが、


警察に捕まった時に初めて

エレベーターもシャワーも

病院の検査も経験しました


その時の様子がおかしくて

ずっと本を読みながら

クスクス笑ってしまいました笑い


特に病院の検査で、ドクターたちが

「頭を輪切りにして脳を調べ…」

と話しているのを聞いて


殺されるアセアセと思い込んで

病院中を逃げ回るところなんか

大笑いしてしまいました笑い


また、加村さんのサバイバル術

半端なくて驚きの連続でした!


8人きょうだいの4男坊として生まれ

両親に虐待に近い扱いをされた

みたいですが…


山菜を集めたり、ウサギやイノシシを

捕獲して捌いたりする技術は

父親の手伝いで身につけたそうです


少しでもそういう知識があったから

できた洞窟生活なのかな〜とも思います


巻末にサバイバル術がイラスト入りで

披露されてました


こんな感じで下矢印


他にも魚の生捕り方や

山菜きのこの採取法、

ヨモギを使っての止血法などが

披露されていました


面白くて思わずメモってしまいましたが

こういうスキルは使わなくて済むなら

使わないまま一生を終えたいものです


加村さんの人生、

本当にすごいものでした!


こんな人におすすめ 


どういう人におすすめなんだろう?

ちょっとわからないですけど…


究極のサバイバルとか好きな人には

おすすめなのかな〜?


とてもマネできるものでは

ないとは思いますが…(^◇^;)タラー