天罡星もあと6名となりました。30番目の好漢は、
のちに神となって不思議な霊験をあらわす
浪里白条 張順です。
天罡・・天損星
職位・・水軍副都督 兼 水鬼営指揮
武器・・魚腸剣
必殺技・・鯊魚穿梭撃、飛魚割喉
水鬼(溺れ死んだ人の霊魂)とは、なかなか怖い名前です。
魚のはらわたの剣に、鯊魚(サメ)にトビウオと、
すべて水や魚にちなんだ名前です。
(人物略歴)
張横の弟である。全身くまなく雪のように白い肌で、
水底で七日七晩ひそむことができ、
水面を縦横無尽に泳ぐ、その速さにかなうものはなかった。
まるで一瞬で通りすぎる“はや”のように見えたので、
人々はかれを「浪里白条」(波の裏のはや)と呼んだ。
かれは梁山のなかで、もっとも泳ぎの技に優れ、
李逵とともに「黒白水陸ふたつの凶神」と称された。
かつて水鬼軍を率いて、
高俅の大型戦艦の底に穴をうがって沈没させ、
高俅を生け捕りにして、天下にその威勢を見せつけた。
方臘討伐戦のときに、涌金門外の濠で
乱れ打ちの矢を受けて亡くなった。
梁山では第三十番目の地位に就いた。
ウンディーネもかくやな美青年が、
水面に浮いて手を広げています。
やはり水軍メンバーはファンタスティックです。