天罡・天威星
職位・五虎大将の後詰め大将
武器・雌雄虎眼鞭、烏油七星鎧、踢雪烏騅馬
必殺技・呼延流~三十六路猛虎鞭法、連環甲馬陣
「後詰め」・・原文は「合后」。
意味は、(合わせる)と(後ろ)。熟語ではないようなので、
とりあえず「後詰め」と訳してみました。
「烏油」・・「烏油油」で(黒々と光っているさま)の意。
たしかにカラスの羽にオイルなら、ツヤツヤの黒です。
(人物略歴)
元は汝寧郡の都統制であり、
宋朝開国時の名将呼延賛の嫡流の子孫である。
左手は重さが十二斤、右手は重さが十三斤の
一対の水磨八棱鋼鞭をつかえば万夫不当の勇がある。
かつて、連環甲馬陣を用いて梁山好漢たちを打ち負かしたが、
その後、徐寧の鈎鎌槍によって破られることとなった。
梁山の大聚義で第八の地位に選ばれた。
(鞭について)
武器の説明では「虎眼鞭」(節くれだった鞭)になっており、
イラストでもそう描かれていますが、
略歴では「八棱」(八角形)になっています。
そもそも虎眼鞭は孫立の得物だし。
呼延灼と孫立のふたりが相まみえる場面(第五十五回)で、
両者の武器の詳しい解説があるため、
そのあたりを引用したときに間違えたのかも。