『やさしいブログの作り方』の松田です。
先日、私のアメブロのメッセージに見知らぬ人からメッセージが届きました。
内容を見ると、出版のお誘いでした。
こういう類のメッセージって
出版すると、著者としての肩書が手に入ります、とか、信用度が上がります、とか、今後のお仕事の幅が広がります、とか、
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あなたの出版したい夢を叶えるべくお手伝いしましょうか?
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というスタンスで案内してきます。
ですが、よくよく見ると
なお、この書籍は、執筆者が制作費を負担することで一冊に仕上げる執筆本の企画になります。
というくだりが小さく書かれていたりします。
要するに、出版にかかる費用は著者持ちで、売れた分の利益は決められたパーセンテージで山分け、というパターンですね。
提案してきた側には、
コンテンツ(商品)を生み出す開発の時間やかかるコストの負担なく、売上を上げられる可能性がある
という大きなメリットがあるわけです。
簡単に言うと「人のふんどしで相撲を取るビジネス」です。
他にも、あなたが売れるためにプロデュースしますよ、というお誘いなんかも同じことが言えます。
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こんな素敵な商品やサービスをもっと必要な人に届けませんか?
私達がお手伝いしますよ!
\
と誘ってくるパターン。
確かに実際には、自分の力では魅力を伝えきれない、売る力がない起業家さんもたくさんいます。
そういった方を狙って、声をかけてきて、協力する体裁を取りながら、売り上げた金額を決められたパーセンテージで按分するわけです。
一般的に高額な講座やコンサルの販売によく使われる「ローンチ」と呼ばれる手法です。
仮にその取り分がフィフティ・フィフティだったとしても、その後のお客様のサポートやフォローはすべてプロデュースされた側が受け持ち、プロデュースした側はセールス後の手間や時間的な負担はありません。
もし、何らかの不手際でクレームが来た場合も、プロデュースされた側の責任になる可能性が高いです。
プロデュースする側は、
実際の購入者への責任をもつリスクもなく、
コンテンツを開発する労力もなく、
コンテンツ開発者にこれでもか!と付加価値をつけさせまくって、
できる限り高額で販売させることで、プロデュース料を吊り上げることができるわけです。
これはあくまで、そういう考え方もできる、という私の勝手な見解です。
実際に話を持ちかけてくる人がみな、下心を持って近づいてくるわけではないかもしれません。
ですが、本当に善意でやっている人なら、取り分なくてもやるはずですが、取り分の話は100%出てきますので、下心は間違いなく持ってます(笑)
「私のことを知っていてくれていたんだ!」
「私の活動に理解を示してくれたんだ!」
「私の商品の良さが伝わったんだ!」
そんな風に思わせるように近づいてきますので、お誘いの文言を文言通りに受け取らないでくださいね。
あなたのお力になれるかもしれません!と近寄ってくる人ほど、あなたを利用しようとしている…悲しいかな、これが現実です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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