日本の"端"は日本人が自由に行かれない説 | VBCテレビブログ放送

日本の"端"は日本人が自由に行かれない説

説というよりも、コレは事実か。

本来、自国の領土内であれば自由に行き来出来る筈なのですが、それがまかりならん地が多々あるものです。これは日本だけに限った話ではありませんが、国防上の重要な拠点となっている場合もあることから、『どうしても』訪れたければおカミの許可を得てからでないとダメなケースがあります。

もっとも、そこまでしてまで訪れたいと思うのはよっぽど奇特なマニアか取材目的の人ぐらいでしょうが・・・。

日本の場合だと、最北端・最東端・最南端が何れも『簡単に訪れられない』地となっております。中には地名すらスラスラと言えない方も多いでしょうが・・・日本だと、観光目的でないと地名すら満足に覚えられないという国民も多いですからね・・・。

まず、最北端の択捉島は戦後、ロシアが不法占拠し続けているのでそもそも日本人は上陸すら出来ません。先祖代々のお墓を訪れる事すらままならない状況が続いているのは、誠に遺憾に思います。

最東端の南鳥島は、自衛隊及び気象庁関係者等が常駐しております。戦前は工業・漁業関係で数十人の一般住民も住んでおりましたが、戦争手前に撤退。何せ、本州から1,800キロも離れた"絶海の孤島"でありまともに住むには不便過ぎます。

島内を一周するのに1時間も掛からない孤島で、医師もおらず食中毒の危険があることから釣った魚の摂取はNG!周囲を太平洋に囲まれているとはいえ、潮の流れがかなり早く、島の周囲は一気に水深1,000メートル以上の断崖となることから、泳ぐのも禁じられているという。人体に有害な寄生虫を持つ外来種・アフリカマイマイが多数生息しており、一般人が住むにはハードルが高過ぎますが、作家の池澤夏樹先生が『どうしても訪れたい』として関係者に頼み込んで島を訪れた事があったという。

最南端の沖ノ鳥島は海面に僅かに突き出た岩の島で、島の周囲は消波ブロックを設置してコンクリートで塗り固めて防御しております。これまた東京都心から1,740キロも離れた絶海の孤島である上、辛うじて人が常駐している南鳥島と違いこちらは島の周囲の珊瑚礁内に観測所がある程度で、一般人が訪れても面白味は無いでしょう。事実、訪れるのはごく一部の関係者のみということになります。


日本の最西端の与那国島は一般人も住んでおり容易に訪れられますが、他の"日本の端"はそう簡単に訪れられない本州から遠く離れた地というのも、日本人が国境・領土問題に疎いという部分にも結び付いてくるのではないでしょうか。






日本の最北端、最東端、最南端は何れも"一般人が容易に訪れられない地"となっております・・・。/COPYRIGHT (C) 2024 TOKYO METROPOLITAN GOVERNMENT. ALL RIGHTS RESERVED.