前代未聞!?元日早々の大惨事となった能登半島地震
元日早々、最大震度7もの大地震に苛まれた年ってありましたでしょうか?
去る1月1日夕方、石川県・能登半島周辺で最大震度7もの大地震が発生。新年早々、甚大な被害が生じました。
日本海側では珍しく甚大な津波や大火災も発生し、激しい揺れから倒壊した家屋の下敷きになった犠牲者も数多く、余震ですら震度5以上の激しい揺れが相次ぎ、'11年3月11日に発生した東日本大震災以来の大地震となったのではないでしょうか。当ブログ放送は公開1週間前にあらかじめ作成しておくのですが、この記事作成中もまだ被害の全容が明らかになっておらず、テレビ画面から伺えるのは被災地の凄惨な姿であることだけは、手に取る様に感じられます。
近年、地震活動が活発化していた地域だったとはいえ、日本海側の地震予知研究は太平洋側に比べて進んでおらず、近年、目立った大地震が発生していない青森県の日本海側から秋田県~山形県沖の地震空白域では地震のエネルギーが蓄積されている恐れも抱き不安に感じます。
せっかく新年の願いをした矢先に巨大地震で甚大な被害が生じたとあっては、何とも幸先の悪い新年の立ち上がりでしたが、今回は1月1日夜時点で可能な限りテレビの震災関連報道を振り返ります。
NHK総合、NHK Eテレ、NHK BSと旧・NHK BSプレミアム(~3月いっぱいで停波)では全局一斉に震災関連番組で統一されておりましたが、旧・NHK BSプレミアムの有効な活用策も考えなければならないと思います。事実上、NHKはBS1波を返上するとの事ですが、有事の際の対応を思うと無くさなくても良かったのでは?と感じました。
NHKでは、津波からの避難を促す女性アナウンサーの叫び声が大変印象的でした。宝塚系の低音ヴォイスと、わざと煽る様な大袈裟な呼び掛けは賛否両論でしょうか。
在京民放局では、地震発生直後から順次番組が報道体制へ切り替わっていきましたが、たまたま当局が録画視聴した「所&バナナマンのおしょうバズTV」(テレビ朝日系)も番組ラスト10数分で潰れてしまいました。裏番組の「笑点 お正月だよ!大喜利まつり」(日本テレビ系)、「さんタク」(フジテレビ系)等といった『毎年恒例のお正月特番』も相次いで放送途中で潰れたこととは思いますが、これらの『お正月以外での振替放送が難しい』特番の今後の対応が気になりますが、「所&バナナマンのおしょうバズTV」だと、ラスト数分についての視聴は困難かもしれませんね・・・。
ゴールデン帯のバラエティー番組も、テレビ東京を除いて全て放送休止!午後5~8時台に掛けて放送予定だった番組は全て潰れ、TBSに至っては午後9時から放送予定だった「ドリーム東西ネタ2024」も完全休止し、深夜まで震災関連ニュースを継続。『報道のTBS』の面目躍如でした。
NHKとTBSを除いて午後9時過ぎからは通常放送に戻るも、多くはL字画面で大変落ち着かない状態でしたね・・・。当局、視聴予定だった(午後5時から放送予定だった)「ドリフに大挑戦!ドリフ結成60周年 爆笑大新年会SP」(フジテレビ系)も休止となってしまいました。
在京民放キー局の元日ゴールデン帯の特番はどれも4時間の長尺で、こうなると通常時に振替放送するのは困難ではないでしょうか。近年、バラエティー番組の長尺化について懸念を抱いておりましたが、有事の際に振替編成が難しくなってしまうという脆さがあるのが改めて感じられました。
元日の大震災という前代未聞の事態で、曲りなりに『正月お年玉的広告出稿』を期待していた在京民放局では、大打撃を受けたことと思います。当然、広告出稿をしていたスポンサー企業も。
BS波では、ゴールデン帯に通常放送だったBS朝日やBSテレ東を除いて在京キー局系のBS波では地上波との同時放送に切り替えており、地元に在京民放系列局の無い地域では『普段めったに観れない』アナウンサーの顔が拝めたのは皮肉でした。
そのほか、当局が唸らせられたのがBS松竹東急で、リモコンのボタンを押すと津波注意報/警報告知の日本地図の表示・非表示が選べるという点!(通常は非表示)後発局ということでより最新の放送システムを導入しているが為の対応だったのかもしれませんが、かつて関口宏支配人が『どうしても、津波の警報を出すために日本地図をあそこへ出さなきゃならないんでしょうか。』と主張されて大炎上した津波告知地図の在り方について、新たなスタイルになると感心しました。
元日ということで、各局共アナウンサーや取材クルーが"お正月休み"だったというケースも多かったこととは思われますが、今回"も"日本テレビでは一瞬ではありましたがKTKテレビ金沢のID画面が流れる(放送事故)等、『緊急時の対応に弱い日本テレビ』という弱点をも痛感させられました・・・。
TBSではBS-TBSでも震災報道番組が同時放送だったことから、TBS系列局が無くめったに拝めない井上貴博・日比麻音子アナウンサーが秋田県でも拝めました。/Copyright(C) 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.
去る1月1日夕方、石川県・能登半島周辺で最大震度7もの大地震が発生。新年早々、甚大な被害が生じました。
日本海側では珍しく甚大な津波や大火災も発生し、激しい揺れから倒壊した家屋の下敷きになった犠牲者も数多く、余震ですら震度5以上の激しい揺れが相次ぎ、'11年3月11日に発生した東日本大震災以来の大地震となったのではないでしょうか。当ブログ放送は公開1週間前にあらかじめ作成しておくのですが、この記事作成中もまだ被害の全容が明らかになっておらず、テレビ画面から伺えるのは被災地の凄惨な姿であることだけは、手に取る様に感じられます。
近年、地震活動が活発化していた地域だったとはいえ、日本海側の地震予知研究は太平洋側に比べて進んでおらず、近年、目立った大地震が発生していない青森県の日本海側から秋田県~山形県沖の地震空白域では地震のエネルギーが蓄積されている恐れも抱き不安に感じます。
せっかく新年の願いをした矢先に巨大地震で甚大な被害が生じたとあっては、何とも幸先の悪い新年の立ち上がりでしたが、今回は1月1日夜時点で可能な限りテレビの震災関連報道を振り返ります。
NHK総合、NHK Eテレ、NHK BSと旧・NHK BSプレミアム(~3月いっぱいで停波)では全局一斉に震災関連番組で統一されておりましたが、旧・NHK BSプレミアムの有効な活用策も考えなければならないと思います。事実上、NHKはBS1波を返上するとの事ですが、有事の際の対応を思うと無くさなくても良かったのでは?と感じました。
NHKでは、津波からの避難を促す女性アナウンサーの叫び声が大変印象的でした。宝塚系の低音ヴォイスと、わざと煽る様な大袈裟な呼び掛けは賛否両論でしょうか。
在京民放局では、地震発生直後から順次番組が報道体制へ切り替わっていきましたが、たまたま当局が録画視聴した「所&バナナマンのおしょうバズTV」(テレビ朝日系)も番組ラスト10数分で潰れてしまいました。裏番組の「笑点 お正月だよ!大喜利まつり」(日本テレビ系)、「さんタク」(フジテレビ系)等といった『毎年恒例のお正月特番』も相次いで放送途中で潰れたこととは思いますが、これらの『お正月以外での振替放送が難しい』特番の今後の対応が気になりますが、「所&バナナマンのおしょうバズTV」だと、ラスト数分についての視聴は困難かもしれませんね・・・。
ゴールデン帯のバラエティー番組も、テレビ東京を除いて全て放送休止!午後5~8時台に掛けて放送予定だった番組は全て潰れ、TBSに至っては午後9時から放送予定だった「ドリーム東西ネタ2024」も完全休止し、深夜まで震災関連ニュースを継続。『報道のTBS』の面目躍如でした。
NHKとTBSを除いて午後9時過ぎからは通常放送に戻るも、多くはL字画面で大変落ち着かない状態でしたね・・・。当局、視聴予定だった(午後5時から放送予定だった)「ドリフに大挑戦!ドリフ結成60周年 爆笑大新年会SP」(フジテレビ系)も休止となってしまいました。
在京民放キー局の元日ゴールデン帯の特番はどれも4時間の長尺で、こうなると通常時に振替放送するのは困難ではないでしょうか。近年、バラエティー番組の長尺化について懸念を抱いておりましたが、有事の際に振替編成が難しくなってしまうという脆さがあるのが改めて感じられました。
元日の大震災という前代未聞の事態で、曲りなりに『正月お年玉的広告出稿』を期待していた在京民放局では、大打撃を受けたことと思います。当然、広告出稿をしていたスポンサー企業も。
BS波では、ゴールデン帯に通常放送だったBS朝日やBSテレ東を除いて在京キー局系のBS波では地上波との同時放送に切り替えており、地元に在京民放系列局の無い地域では『普段めったに観れない』アナウンサーの顔が拝めたのは皮肉でした。
そのほか、当局が唸らせられたのがBS松竹東急で、リモコンのボタンを押すと津波注意報/警報告知の日本地図の表示・非表示が選べるという点!(通常は非表示)後発局ということでより最新の放送システムを導入しているが為の対応だったのかもしれませんが、かつて関口宏支配人が『どうしても、津波の警報を出すために日本地図をあそこへ出さなきゃならないんでしょうか。』と主張されて大炎上した津波告知地図の在り方について、新たなスタイルになると感心しました。
元日ということで、各局共アナウンサーや取材クルーが"お正月休み"だったというケースも多かったこととは思われますが、今回"も"日本テレビでは一瞬ではありましたがKTKテレビ金沢のID画面が流れる(放送事故)等、『緊急時の対応に弱い日本テレビ』という弱点をも痛感させられました・・・。
TBSではBS-TBSでも震災報道番組が同時放送だったことから、TBS系列局が無くめったに拝めない井上貴博・日比麻音子アナウンサーが秋田県でも拝めました。/Copyright(C) 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.