ジンクス通りだと、今年のヤクルトは最下位!? | VBCテレビブログ放送

ジンクス通りだと、今年のヤクルトは最下位!?

1月1日付のプロ野球(セ・リーグ)の順位予想ブログでヤクルトの最下位を予想しましたが、その際にも触れた通り'07年の古田敦也・捕手兼任監督以降、ヤクルトは最下位になる展開が続いております。

古田敦也捕手は兼任監督として'06年から2年契約を結ぶも、契約2年目の'07年にドン底最下位で捕手兼任監督のまま現役引退→退団。

後任として就任した『チョロQ野球』を掲げた高田繁監督は、監督就任3年目のシーズン途中にあまりの成績不振を理由にシーズン途中で突如休養→退団。一軍ヘッドコーチを務めていた小川淳司氏が代行監督に就き最下位から最大19あった借金を完済し4位迄再浮上し『メークミルミル』等とも呼ばれ絶賛され、'10年から正式に監督就任も契約最終年の'13年、ドン底最下位。

それでも'14年も1年契約を結び監督続投も、やっぱり最下位で辞任。'15年からは一軍チーフ打撃コーチを務めていた真中満氏が監督就任も、3年契約最終年の'17年、球団史上ワースト1位のシーズン96敗も喫するヒドい負けっぷりのドン底最下位で退団。

SD(シニアディレクター)から監督として再登板した小川淳司氏は2年契約2年目の'19年、前年度の2位から一転して最下位に沈み監督からGM職へ転向。

・・・と、ここまでが"監督契約最終年"があらかじめ判明していたシーズンは、最下位に終わったというパターンでした。

高津監督契約最終年の今年はどうなるか?

昨季、2年連続リーグ優勝からの5位と低迷した最大元凶が長年の懸念でもある投手力の脆弱さでしたが、このオフの戦力補強はどちらかというと野手メインで投手は二の次。特に、左腕の補強がソフトバンクを戦力外となった嘉弥真と大卒ドラフト3位の石原程度。これだけでは弱過ぎる!

他球団からFA宣言した山崎福也(現・日本ハム)や石田(DeNA)といった『ノドから手が出る』程欲しかった先発型左腕投手の獲得交渉にことごとく失敗し、あとは現有戦力の底上げとドラフト指名した大卒~社会人出の即戦力系三羽烏(西舘・松本・石原)やトレードで西武から獲得した右腕・宮川、新・外国人投手(ヤフーレ・エスパーダ)といった"未知数"の投手が予想以上の活躍でもしてくれない限り、上位浮上は望み薄かと。

博打要素が高いですよね。評論家陣の間でも『予想し辛い』と言われるチームですが、ドラフトや外国人選手は『5人居て1人活躍出来るかどうか?』ですからねぇ・・・。'20年もドラフトで即戦力を見越して『大卒三羽烏』だった吉田大喜・杉山晃基・大西広樹ら3投手を獲得も、辛うじて大西が中継ぎで使える程度で他の2人は活躍出来ずにこのオフ、入団4年足らずで戦力外通告を受けて早々に退団の憂き目に遭いました。

野手は、塩見がフルシーズン出場出来るか否か?と、山田が本来の調子を取り戻せるか否か?でだいぶ評価が分かれますが、村上・サンタナ・オスナら一発長打力のある打者が揃っている上、パ・リーグで4度の盗塁王の実績のある西川(元・楽天)や、ソフトバンクを戦力外となるもイキのイイ打撃が高評価の増田、現役ドラフトで巨人から獲得した北村拓己の獲得で控え野手の層は厚くなっており、ある程度期待出来るのですが・・・。


悪しきジンクス打破なるか?






'10年、高田繁監督(写真左)がシーズン閉幕迄指揮を執っていたら、'10年も最下位で終わっていたかも?/(C) Bungeishunju Ltd.