君子に三変あり『論語』 | 日日是好日のブログ

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団塊世代、毎日が日曜日となり晴耕雨読の生活に入ったのを機に、学びは生涯現役でありたいと始めたもので、生活の一部を切り取っていきたい。

 君子に三変あり『論語』

 君子は三たび姿を変える、との意。どういうことかというと、遠くから見るときは、近づきがたい威厳がある。親しく接してみると、その人柄のあたたかさが伝わってくる。いわれたことをよくかみしめてみると、そのことばの厳しさがわかってくる。これが君子の三変なのだ、と説明されている。
 はじめは、冗談ひとつ迂闊にいえないとっつきにくい印象だったのが、毎日のように接しているうちに、やさしい人であることがわかる。だが、おだやかなことばのなかには、妥協を許さぬ鋭い指摘がなされている。こんなタイプの人物像が浮かび上がってくる。(丹羽 隼兵著「中国古典の名言」より)