

初めての方は
途中からだと話が分からないかもしれないので
第1話から読んでいただけるとうれしいです
(第1話から第11話までは
ブラック企業からどうやって脱出したかを
書きました)
第1話はこちら
1つ前のお話はこちら


iDeCoには税金のメリットが3つ
あります
- 掛金が全額所得控除になる
- 利息や運用益が非課税
- 受取時も税制が優遇される
3つのメリットそれぞれで
どのぐらい税金が安くなるのか
試算してみました
1.掛金が全額所得控除になる
所得控除とは確定申告や年末調整で
税金を計算する際に
1年間の収入から経費として引くことが
できる金額です
(所得控除にはいくつかの種類があります
扶養控除とか生命保険控除とかが
よく知られている所得控除です)
例えば年間の給与所得が500万円だったとして
扶養が誰もいない一人ぐらしだったとします
(計算を簡単にするため
シンプルな設定にしました)
①iDeCoに加入していない場合
税金を計算するための所得金額
(収入-経費)は
500万円-48万円(基礎控除)=452万円
となって
税金は
452万円×20%-427,500円=476,500円
になります
②iDeCoに加入した場合
(毎月の掛金が3万円だったと仮定します)
税金を計算するための所得金額は
500万円-48万円(基礎控除)-36万円(iDeCo掛金年額)
=416万円
税金は
416万円×20%-427,500円=404,500円です
①476,500円-②404,500円で
72,000円税金が安くなりました
2.利息や運用益が非課税
投資信託などで運用して利益が出ると
20.315%の税金がかかります
でもiDeCoで運用して利益が出ても
税金はかかりません
例えば運用して20万円の利益が出たとします
①iDeCo以外の運用だった場合
20万円×20.315%=40,630円の税金が
かかります
20万円から税金40,630円が引かれて
159,370円に減ってしまいます
②iDeCoで運用した場合
税金がかからないので
20万円のままもらえます
3.受取時も税制が優遇される
65歳を過ぎて
iDeCoで貯めた金額と運用で増えた金額を
まとめて一括で受け取る場合は
退職所得控除の対象になります
退職金にも税金はかかります
でも長い間働いてきたことに対しての
退職金なので
所得控除額(経費)が給与に比べると
大きく認められています
iDeCo以外で貯めた場合は
退職金の扱いにはならないので
税金はもっと増えてしまいます
こうやって見てみると
税金のメリットがかなり大きいですね

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iDeCoの節税メリットは
わかりました
実際にどのように
iDeCoを申し込むかについては
次回でお話しします