5月17日の太陽 | 星空の歳時記

星空の歳時記

ゆるく・緩くをモットーに、日々移ろう星空などを私流に楽しみたいと思います。

本日は、朝から青空が広がり早めの時間に太陽観望・撮影を楽しむことができました。

 

活動域が多数分布し、変動が激しい状態を観望するのはわくわくするものです。

 

地球に悪影響を与えるのは困りますが、巨大なプロミネンスやダークフィラメント、肉眼黒点、フレア爆発など、望遠鏡を設置し接眼鏡を覗きこむたびに、期待しながら確認するドキドキ感は心地よい楽しい瞬間です。

 

太陽観望の醍醐味でもあるので、太陽活動が極大期を迎えるここしばらくの間は、期待感も高まります。

 

 

5月17日の太陽(Hα光による拡大撮影)

2024年5月17日9:12 コロナドPST(口径40㎜:f10) Celestron8-24㎜(12㎜)zoomアイピースによるコリメート canon PowerShot S120 ISO800 1/13秒 11mm(35㎜換算50mm)f3.5 固定撮影(スコープテック・アトラス用経緯台) Microsoft フォトで調整・トリミング

 

 

同じ撮影画像の調整バランスを変えた5月17日の太陽

 

 

 

PSTの透過光幅を調整し撮影した「黒点」

2024年5月17日9:18 コロナドPST(口径40㎜:f10) Celestron8-24㎜(12㎜)zoomアイピースによるコリメート canon PowerShot S120 ISO800 1/25秒 10mm(35㎜換算46mm)f3.5 固定撮影(スコープテック・アトラス用経緯台)

 

太陽の赤道付近の自転周期は、25日強(地球の公転を加味した地球から見た太陽の自転周期は27日強)で、木星のように早くはないのですが、新たに東縁から3つのハッキリした黒点が、自転に伴って現れて来る様子が見られました。

 

宇宙空間における物理現象の変化を目の当たりに楽しむことができる太陽観望は素晴らしいと改めて思います。

一般人でも手軽に宇宙の神秘を楽しむことができる技術の進歩と時代に、改めて感謝です。