9日ぶりの太陽撮影となりました。
季節は進み、秋らしい気温になってきたことに安堵しています。
今年の夏は、天候がすぐれなかった分、猛暑も比較的楽だったような感覚があります。
本日は朝から青空が広がり、雲に邪魔されることなく、太陽撮影を楽しむことができました。
以下に、撮影した画像を掲載します。
Hα光の画像では、太陽面全体としては大規模な爆発的現象こそ目立ちませんが、活動域ははっきり確認できました。
まず目に留まるのは、画面左上寄りの活動域です。
この付近には黒点群に対応する明るいプラージュが広がっており、Hα光の画像でも白く輝く領域としてよく分かります。
周囲にも細かな明暗の構造が見られ、今回の太陽面の中では最も活動的な領域に見えます。
プロミネンスについては、画面右側の縁に、淡く立ち上がるような姿が確認できます。
大規模なものではありませんが、右縁の中ほどからやや下側にかけて、太陽縁から外へ吹き出すような明るい構造が見られます。
また、画面左側の縁にも小さなプロミネンス状の明るさがあり、全体としては控えめながらも、太陽縁の活動が確認できました。
太陽面を見ると、ダークフィラメントも複数確認できます。
画面中央付近には、細く短いダークフィラメントが点在しています。
特に中央からやや下側にかけて、短い暗い筋状の構造がいくつか見られ、Hα光ならではの太陽面の表情を感じさせます。
また、画面左上寄りの活動域周辺にも、細かな暗部や濃淡が見られます。
プラージュの明るさと、周辺の暗いフィラメント状構造が重なり、太陽面が完全に静穏ではないことが分かります。
画像処理のバランスを変えた画像では、これらの濃淡がより分かりやすくなっています。
特に、画面左上寄りの明るいプラージュ、中央付近の短いダークフィラメント、そして太陽面全体に広がる細かな模様が、調整後の画像の方が確認しやすくなっています。
一方、「太陽黒点」の画像では、画面左上寄りにまとまった黒点群が確認できます。
中心となる黒点は比較的はっきりしており、その周囲にも小さな黒点が複数点在しています。
大黒点群というほどではありませんが、黒点群としては存在感があり、Hα光で見られた明るいプラージュの位置とも対応しているように見えます。
さらに、画面中央からやや下側には、単独の小さな黒点も確認できます。
可視光に近い画像では、全体としては穏やかな太陽面という印象ですが、左上寄りの黒点群と中央下寄りの小黒点により、太陽面が完全に静かというわけではないことが分かります。
Hα光ではプラージュやダークフィラメントが目立ち、可視光に近い画像では黒点群が確認できるため、同じ太陽面でも見え方が大きく異なることがよく分かる結果となりました。
全体としては、巨大なプロミネンスや派手なフレアのような大きなイベントは見られませんでした。
それでも、黒点群、プラージュ、ダークフィラメント、小規模なプロミネンスと、太陽面の基本的な活動をひと通り楽しむことができました。
9日ぶりに青空の下で、雲に邪魔されず太陽を記録できたことが、本日の収穫です。
太陽面(Hα光)
10月9日、10:25 露光:1/20秒👆
上画像の調整バランスを変えた太陽面
「太陽黒点」(エタロン調整・可視光に近い)
9日、10:26 露光:1/40秒 👆
●上掲画像 共通撮影データ
撮影日:2026年10月9日
望遠鏡:CORONADO Hα太陽望遠鏡 Solar Max II 60-BF10
口径60mm/焦点距離400mm/F6.6
接眼レンズ:Hyperion 8~24mm MARKIII(24mm)
カメラ:Panasonic LUMIX LX7 /ISO400/18mm(35㎜換算90mm)/f2.3
撮影方法:コリメート法/固定撮影(手動経緯台)
画像処理:Microsoft フォト(調整・トリミング)


