『絵日記ブログ』の“描き手”にフォーカスして掘り下げるインタビュー第2弾。
前回は『お絵かき初心者ブロガー』2人による「絵日記ブログのすすめ」を紹介しましたが、今回は普通の『主婦』がブログを通して出会った変化について聞いてみたいと思います。
お話を聞いたのはこのふたり
<urashima(写真左)>
絵日記ブログ「なんでもいい」を運営するAmeba公式トップブロガー。高3長男、中1次男の現在や小さいころのエピソードをゆるさあふれるイラストでつづっている。
<赤井トマト(写真中央)>
Ameba公式トップブロガー。1人娘にパパとアラフォーママ。 よくある核家族の絵日記ブログ「意識の高いママになりたかった」を更新中。
■出会いのきっかけは「しまじろうと海原雄山」
ーーお2人はプライベートでも連絡しあうほど親しいですよね。出会いのきっかけを教えてください。
赤井トマト(以下トマト):私がブログを始めた頃、Amebaアプリのトップに掲載されていたurashimaさんの記事が目に入ったのです。その記事は、娘が大好きな『こどもちゃれんじ』のしまじろうの話で、思わずコメントしたのが最初でした。
urashimaさん(以下urashima):頂いたコメントにはコメントくれた人のアイコンが表示されます。トマトさんのアイコンがイラストだったので、この人もイラストブロガーなのかなと気になってブログを読みに行きました。やっぱり私も絵日記ブロガーなので、イラストアイコンのブロガーさんは気になりますね。小さなアイコンですが、そこでその人の興味を引くことが多いので、ブログをやる上でアイコンは大切だと思います。
—urashimaさんもトマトさんの記事にコメントされたのですか?
urashima:初めて読んだトマトさんの記事は『美味しんぼ』の海原雄山のパロディでし
た。
ほのぼのした子育てブログで、子供のワガママを海原雄山に例えるインパクトがすごすぎて、思わずどんな人だろうと気になってコメントしたのを覚えています。
トマトさんがurashimaさんに初めてコメントした記事。久々にテレビで観たアニメ「しまじろう」で感じた違和感とは…?(画像をクリックするとブログへ飛びます)
野菜を食べてくれない娘さんを、海原雄山に例えた当時の記事。いつものほのぼのテイストからはかけ離れた印象です。
—読み手としても、かなりブログは見られてるんですか?
urashima:毎日チェックしてますね。アメブロのトップでは話題のブログがまとめられているのでついつい読んじゃいますね。たまに読みすぎて夕飯の支度が遅くなることもあります(笑)。
Amebaブログは子育て中のママさんの記事が多いので、読んでいて同じ悩みで無くても、「この人も子育て頑張っているんだ。」とそれだけで元気をもらえるんです。
トマト:同じ事で悩んでいたり、子供が同じものにハマっていたりすると、「同じだ!」と嬉しくなり、勢いでコメントしてしまいます。子供が寝ている時とか、ちょっとした時間ができた時。ドラマを見るのは難しいけど、ブログなら手軽に読めるのも良いですよね。
絵と文章で読むブログは、Instagramのような絵だけを見るコンテンツとは違い、強く共感することが多いです。それもブログならでは魅力だと思いますね。
◾︎人見知りでもブログで交流できた理由
urashima:私は人見知りで、なかなかリアルでは心が開けないタイプなのですが、Amebaブログではコメントを介して他のママブロガーさんたちと交流できました。
ーーコメントし辛いということはなかったんですか?
urashima:それが意外なのですが、コメントをするのはとても気軽に楽しくできました。私のブログでもらえるコメントはお子さんがいる方が多くて、暖かい内容ばかりだからか、コメントはすんなりと書くことができました。
TwitterやInstagramほど広くないコミュニティなので、「ここにくる人はみんな自分と似てる人」という安心感があるのかもしれません。
◾︎ママ友とは違う、ブログ仲間という存在
ーーそうやってコメント経由でブロガー仲間が増えてきたんですね。やっぱりブロガー同士の交流は、普通のママ友さんのそれとは違いますか?
トマト:違いますね。「〇〇ちゃんのママ」や「職場」という出会いでは無く、ブログで出会った『私の友人』ができたことは、この年になると新鮮でした。
urashima:あと、子どもの年齢や生活環境が全然違う所も、ブロガー同士ならではの関係だと思います。
例えば、私には高校生と中学生の息子がいますが、トマトさんのご家庭は4歳の娘さん。
良い意味で、比較しなくていいんですよね。
同い年、同じ学校のお子さんがいるお家だと、共通点が多い分、学校の成績や成長具合などをどうしても比べてしまうことがあります。でも、トマトさんと私みたいのように全然違う環境同士だと、違うからこそ話しやすいことがたくさんあるんです。
トマト:ブログ仲間のLINEグループがあるのですが、ちょっとした辛いことがあって報告すると、すぐに「それブログで描きなよ!」って独特の励まし方をし合うのです(笑)。
先日トマトさんが体調を崩した際のブロガー仲間とのLINEのやりとり(緑のふきだしはurashimaさん)。励ましだけでなくブログでどんなことを知りたいかなどブロガーならではの意見が飛び交います。
urashima:辛い出来事こそ、最高のブログネタだと思ってます!
トマト:そうすると、辛い気持ちが「じゃあブログに描こう!」って前向きになるんです。
urashima:辛い気持ちを誰かにぶつけるわけでも、悲しむのでも無く、記事にぶつけられるブログって良いストレス発散法だなって思ってます。
◾︎ブログを始めて変わった毎日
ーーブログを描き続けた結果として、何か変わったことはありますか?
トマト:何かあっても「ネタにできる!」と思うので、夫や娘に優しくなりました(笑)。あと、子育てや家事とは違う『自分の趣味』ができたことは嬉しいです。
urashima:私は自分を平凡な人間だと思ってるんです。ブログを始めた頃は、面白い出来事、特別な出来事を描かなければ!と思っていたんです。でも、我が家の特別でもなんでもない日常の話でも、皆さん楽しんでくれているみたいで。
我が家は子供も中高生なので、小さいお子さんがいるお家とは違って、ネタは常に転がってはいません。毎日必死にネタを見つけ出して描いてます。ブログを描くために、常に「ブログ脳」が作動していますね。周囲のいろんなことににアンテナをめぐらせるようになったのも、ブログを始めてからです。
—最後に、これから子育てブログをはじめてみよう!と思っている方にメッセージを。
トマト:Amebaブログは子育てママの記事がいっぱいあります。読んでいるだけでも楽しいですし、描いてみるともっと楽しいです!イラストがあると分かりやすさがアップするので、ぜひ『絵日記ブログ』を始めてみてください!
urashima:ブログを始めたくても、今は余裕がないという方も、メモに残しておくだけでもやってみてください。余裕ができてブログを始めようかなと思った時に役立ちます。
誰でも簡単に今すぐ始められて、毎日が楽しくなる。それがブログです。みなさんの「ブログ始めました!」というご報告をお待ちしています!
【まずはこれ読んで!オススメ記事】赤井トマトさん編
①アラフォー無職、不妊でバツイチな時代の話を更新中!
今では可愛いお嬢さんと素敵な旦那さんと暮らすトマトさんですが、過去には辛い経験が。コメント欄でも大きな反響が寄せられたシリーズです。
②ブログを始めて良かった!そんな想いが詰まった記事
インタビューで話に上がった「子育ての辛さをブログに書いたら、心が良い方向に行った!」話が描かれています。ブログを描いてみたくなった子育てママにオススメの記事です。
③ブログ仲間とのLINEで生まれた熱中症対策記事
ブログ仲間とのLINEがきっかけで生まれた記事。無理してしまいがちなお母さんのための対策がたくさん書かれています。
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