正義は価値観、、、世代を超えられない。
己が理想とする世界を築くことの難しさ、そしてそれを継いでいく事の大変さ。
自分の手から離れてしまった価値観が、時を経てどう変わっていくのか。
親が子を産み次の世代、価値観を創造し、親は子の手を延々ととり続ける事ができない事と同じように、
価値観も世界に出てしまった瞬間、
誰かに渡ってしまった瞬間に世代を超えてしまう。そこから先は、次の価値観に任せることしか出来ない。
人間誰しも最後の最後まで迷いながら決定して自分自身が作られていくもの。
そんな、迷いだらけの人間に絶対だの、正義だのを実現するのはおこがましく。
ただ単に理想を追い求め続けることしか出来はしない。
その規模が大きければ大きい程、たくさんの人を幸せにし、また、不幸にもする。
価値観が理想であるならば、不幸な人は居ないはず。
現実にそんなことは有りはしないと生きていく中で感じながらも、ひたむきに、愚直に自分が良いと思うことをし続けられる人間って、そんなに悪いもんではないのかもしれない。
そして、そんなものに感化され同一化したような気になっている人も、とても愚かなのかも、、、しれない。
崇高な理想の前にはそれを崇拝する人、それにぶら下がる人しか居ない、、、、、。