ウクライナ | 世の中をなんとなく考察

世の中をなんとなく考察

世の中のキャッチーな言葉に囚われてはならない。
いつも根本にあるのは、人間の本能からくる欲求、それを起こす心の動き。
世界は誰かが良いと思うことの集まりで出来ている。
が、誰にとっても良いわけではない

 

 

ウクライナ東部の人が親ロシア派だから酷い目にあってる。

救出するためだの、NATO入りを阻止するためとか、まあ色々あるんだけど、

ロシアがウクライナ東部を併合するように向かってるし、総力戦でウクライナを潰してしまうことは誰にとっても損だからそれはないなとは感じる。

 

ロシアが望んでるのは緩衝国家であるウクライナ。だからこそ、強引に併合して民主的とは到底言えない選挙まがいのことをして。

実質的に実効支配している。

 

ww2のドイツとソ連の間にポーランドを置いていたように時代が変わってもロシアはランドパワー国家だから、スキームなんかは変わらない。

 

イギリスや日本みたいなシーパワー国家とは違うところに危機感を感じてしまうんだろうなー。

 

素朴な疑問。

ロシアは西側と対立しているけど、争いを望んではいなかった。

ガスや石油を買ってくれるお得意様もいたから、イタズラに敵を増やすことをしてこなかった。

 

どの国ともある程度の距離感を保ち争いもせず仲良くもせず、

良好とは言えないまでも、国内を豊かにするために懸命に努力をしていた。

 

それでもこうなってしまった。

はっきりと言えばロシアの努力をロジカルに枠組みの中でいじめて踏み躙っている人間がいるからこそロシアは戦争を起こしてしまったと感じている。

 

今のニュースなんかを見ていると、どうしてもどう考えても自分の武器を売り込みたい。

ロシアのお下がりのオンボロではなくていい武器を買って、貰って自分の国を効率的に強くしたい。

 

その武器がその国にあることで喉元にナイフを突きつけたい。

新しいお得意様になって欲しい。

自分の近所の秩序を守るために目を光らせたい。

ある国とある国を天秤にかけて自分の国や自分の懐を豊かにしてくれる国家と組みたい。

 

コロナで国境が狭くなってしまった今。鬼の居ぬ間に洗濯と言わんばかりに、各々の思惑で世界が動いていく。

ロシアと仲良くしてても今の世界では豊かになれないウクライナ。

西側に揺れて動くのは当たり前だと思うし、コメディアンを大統領に据えた時点でロシアとの決別は決まっていたのかもしれない。

やっぱり、今の肌感で感じることは、貧しいより豊かになりたい。

不自由より自由が良い。

 

ただ他人の自由を正義の名の下に踏み躙ることも慎んで欲しい。

他人は自分が思っているより、他人のことは気にしちゃいない。

 

いつまで冷戦の枠組みで世界を縛り続けるんだろう。

それほど核が与える影響は大きいのか、その枠組みが平和にとって都合が良いのか。