ピアノを弾くとき
薬指だけ非常に動かしにくいと感じたことはありませんか
それは
体の構造によるものなんです
子どもに向けた分かりやすい説明と
大人のための専門的な説明をしていきますね
まずは子どもに向けて
人間の手は
指を動かすための「ひも(けん)」が中に入っていて
そのひもを引っ張ることで指を動かしています
この「ひも」は
全部の指に1本ずつあるわけじゃなくて
薬指だけはとなりの指と「ひも」を分け合っている。
だから
薬指だけを「うごけー」ってやっても
となりの指とつながっているから一緒に動いてしまうことがあるだよ
これは体のしくみだから
薬指が悪いわけでも
体が変ってわけでもないよ
むしろ、人間の手はみんなそうなってる
つまり
薬指は「となりの指と仲良しで一緒に動いちゃう性格」
なんです
でも
ピアノをがんばると
だんだん薬指もうまく動かせるようになるよ
次にここからは
より詳しく説明していきます。
ちょっと専門的な話になります
腱の共有による制限
薬指の動きが制限される主な理由は、手の腱の配置とその働きにあります。
具体的には、薬指と隣の中指や小指の腱が一部で共有されているため、独立して動かすのが難しいのです。
腱の仕組み
屈筋腱と伸筋腱
指を動かす腱には「屈筋腱(指を曲げる)」「伸筋腱(指を伸ばす)」があり、これらが手首から指先まで伸びています。
腱の共有
薬指の屈筋腱(深指屈筋腱)が中指や小指と繋がっているため、独立した動きが制限されます。
筋肉の配置
指を動かす筋肉は、ほとんどが前腕にあり、腱を介して指に力を伝えています。
しかし、筋肉が共有されることで特定の指だけを完全に独立して動かすのが難しくなります。
薬指は特に他の指と筋肉や腱を共有する割合が高いです。
神経の支配と相互作用
指を動かす神経も、複数の指にまたがって支配されています。
正中神経と尺骨神経が関与しており、特に薬指は小指と共通の尺骨神経の影響を受けやすいです。
このため、薬指を単独で動かそうとしても、神経信号が他の指にも影響を与えることがあります。
腱の結合(腱交叉)
手の甲の腱には「腱交叉」と呼ばれる現象があります。
これは、隣接する指の腱が交差して結びついている部分で、薬指と中指、小指の独立した動きを制限する要因です。
進化の影響
人間の手は進化の過程で精密な動作を可能にするために適応しましたが、薬指は特に「力を入れる指」としての役割を持ち、握る動作で他の指と連動する設計になっています。
このため、独立した動きはやや制限されています。
このように
ピアノを弾くときに
薬指が動かしにくいのは
体の構造によるものなんです
こういうことも知っておくと
不安やストレスを感じることなく
自分の薬指とも向き合えますね
ピアノを長く続けることで
薬指も自分の思うように動かせるようになります
ピアノが弾けることだけじゃなく
ちょっと地味かもしれませんが
薬指も自由自在に動かせる
ということも
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